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Sony CSL、AIが作曲アシストする無料アプリ「Flow Machines Mobile」リリース [アプリケーションソフト]

ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)は、AIで作曲をアシストするアプリ「Flow Machines Mobile」をApp Storeで提供開始しました。

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価格は無料。

動作対象はiPadOS 13.2以降で、macOS 11以降とApple M1チップ搭載Macが必要。

Flow Machines Mobileは、各種DAWプラグインとも連携して機能するクラウド型の楽曲制作用AIツール。AI技術を活用し、クリエイターの望むスタイルに合わせたメロディーやコード、ベースラインを提案してくれます。

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曲のスタイルを表現する為「スタイルパレット」という独自の概念を採用。スタイルパレットは音楽データを解析した機械学習モデルで、Sony CSLが開発した各種プリセットの他、アプリ内で作曲者自身が新たにオリジナルのスタイルパレットを作成することも可能。

自分の音楽スタイルを残しながらも、新たな発想につながるメロディーをAIに生成させる事ができるのが特徴となります。

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↑スタイルパレットの選択画面

作りたい曲のジャンルとコードに合わせてスタイルパレットを選択。「compose」ボタンを押すと、選択したコード進行に合わせてAIにより8小節ごとにメロディーが生成されます。音符の長さやメロディーの複雑さを調整するパラメータを変更する事でより意図に沿った提案をAIから受けることが可能。

気に入ったメロディーを保存し、Flow Machines Professionalを使ってDAWに取り込む事が出来ます。Flow Machines MobileのデータはMIDIデータとなっており、iPad上で気に入ったメロディーをAppleの楽曲制作ソフトウェア「GarageBand」に取り込み、素材としてそのまま使う事も出来ます。

Sony CSLではAIを主軸にした研究テーマの一つとして、2012年よりアーティストのクリエイティビティを拡張する「Flow Machinesプロジェクト」を展開。2019年にはDAW上で機能するプラグイン型ツール・Flow Machines Professionalを開発し、ソニーグループ内で活用して来ました。同ツールを活用し、国内外で数多くの楽曲が制作されているとしています。

アプリのリリースに合わせて公開されたブランディングムービーでは、音楽家の江﨑文武がFlow Machinesを使って書き下ろした楽曲「Obscura (feat. HANA)」を使用。チュートリアルムービーでは江﨑氏による楽曲の制作過程が公開されています。

早速iPadにインストールしてちょっとだけ使ってみましたが、なかなかおもしろいアプリですね。ジャンルによってデフォルトの楽曲数が違うんですが、数が少ないながらも「Jpop」や「アニメ」も用意されているのは良いですね。

■プレスリリース(Sony CSL)
https://www.sonycsl.co.jp/press/prs20210909/




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