- テクノロジー
SONYの最新技術やプロトタイプを活用した研究開発段階のプロジェクトの展示や、様々な分野のゲストやSONYの研究開発段階のプロジェクトに携わるメンバーとのトークセッションを開催しました。
展示では AIアシスト作曲技術によってアーティストとともに新しい音楽を生成し、アーティストのクリエイティビティを拡張する事を目指す研究開発及び社会実装プロジェクト「Flow Machines」や、暗闇の洞窟を再現し、SONYの音響・触覚技術を用いて音楽を協奏する体験ができる「CAVE without a LIGHT」などを披露しました。
●Flow Machines(フローマシーンズ)
SMEとSony CSLが共同でAIアシスト作曲技術を搭載した「Flow Machines」とその取り組みを展示。「Flow Machines」はアーティストのクリエイティビティを拡張する事を目指す研究開発及び社会実装プロジェクト。
最先端の機械学習や信号処理技術により、アーティストと共に様々なスタイルの新しい音楽を生成する事に取り組んでいます。
●CAVE without a LIGHT(ケイブ・ウィズアウト・ア・ライト)
SONY品質・環境部、クリエイティブセンター、R&Dセンターによる、視覚に頼らず楽しめるインクルーシブデザインの体験型展示となります。暗闇の洞窟を再現し、SONYの音響・触覚技術を用いて音楽を協奏する体験が可能。
本取り組みを通して、障碍の有無に関わらず多様な人が自分らしく楽しめるテクノロジーの可能性を提示。尚、インクルーシブデザインとは、多様なユーザーを包含・理解する事で新たな気づきを得て、一緒にデザインする手法となります。
●Superception(スーパーセプション)
コンピュータ技術を用いて人間の感覚に介入したり、人間の知覚を接続する事で、工学的に知覚や認知を拡張、変容させるSony CSLの研究の枠組み。
一昨年・昨年に続き、この研究の一つとして、自らの影に起きる視覚変化により、自分の身体感覚の変化を体験できるシステム「Fragment Shadow」を展示しました。
●Das Fremde(ダス・フレムデ)
言語がどの様に生まれ、どの様に発達・変化して行くか。その研究をロボットと自律型エージェントプログラムを使って表現したSony CSLによるインスタレーション。
異なる個性や知識を持つ複数のロボットが互いに語り合う事や、鑑賞者・周囲の環境から影響を受ける事によって、新しい言葉を創り出し、新しいコミュ二ケーションを始める。まったく違う言語や見た目を持つもの同士の交流は可能かといった、人間と人工知能・機械との関係性を問いかけるインスタレーションとなります。
また、SXSW来場者とSONYのエンジニア、商品企画担当者が直接交流する場として、Meet-upラウンジを用意。SONYの最新技術を活用したプロジェクト「Flash Darts」や「Triporous(トリポーラス)」の展示を行なっています。
Flash Dartsは、Sony PCLとアカツキライブエンターテインメントが共同で展示、ダーツゲーム型のインタラクティブコンテンツ。プロジェクションマッピングと最新式の赤外線センサーデバイスを組み合わせる事で、的に可変性や可動性を持たせ、従来のダーツソフトとは異なる新しい遊び方を提案。
プレイヤーの足元には、SONYのハプティクス技術(触覚提示技術)を搭載した「Haptic Floor」(ハプティックフロア)が設置され、全身で楽しめる臨場感と没入感のあるダーツを楽しむ事が可能。
Triporousは、お米の籾殻から生まれた 天然由来の多孔質カーボン素材で、SONYが特許を取得した独自の製法により実現した独特の微細構造により従来技術では吸着しづらかった物質の吸着を容易にするなど多彩な特徴を持ちます。
水や空気の環境浄化、化粧品や薬剤まで幅広い応用が期待されるとの事。籾殻という余剰資源を再生活用している事から、循環型社会、地球環境負荷の低減にも貢献しながら新たな製品や産業の創出につながるとしています。
3月9日に行なったトークセッションでは、ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)代表取締役社長の北野宏明氏が登壇し、AIの父とも呼ばれているユルゲン・シュミットフーバー氏や、ロボット学者で人間酷似型ロボット研究の第一人者でもある石黒浩氏、マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボの研究者ケイト・ダーリン氏と共に、テクノロジーの進化によって追求される「人間らしさ」とは何か、テクノロジーが人間の創造性にどの様な影響を与えるか等について議論を交わしました。
また、北野氏とSMEJ 取締役 CFO兼コーポレートEVPの今野敏博氏が、SMEJ とSony CSLによる、AI アシスト作曲技術「Flow Machines」を活用した新たな音楽プロジェクトの構想についてトークとデモンストレーションを行なっています。
昨今のNABやIBC等の機材展は、ハードウェアというよりは通信技術の展示等が多くなりあまり面白く無くなって来ましたが、こうした基礎技術の研究発表会はまだまだ面白そうですね。
Sony CSLの開発内容は、アイディア次第で色んな商品やサービスに転用出来そうで、妄想が膨らみます。
■SONY>ブランド>イベント>SXSW2019
https://www.sony.co.jp/brand/event/sxsw/
展示では AIアシスト作曲技術によってアーティストとともに新しい音楽を生成し、アーティストのクリエイティビティを拡張する事を目指す研究開発及び社会実装プロジェクト「Flow Machines」や、暗闇の洞窟を再現し、SONYの音響・触覚技術を用いて音楽を協奏する体験ができる「CAVE without a LIGHT」などを披露しました。
●Flow Machines(フローマシーンズ)
SMEとSony CSLが共同でAIアシスト作曲技術を搭載した「Flow Machines」とその取り組みを展示。「Flow Machines」はアーティストのクリエイティビティを拡張する事を目指す研究開発及び社会実装プロジェクト。
最先端の機械学習や信号処理技術により、アーティストと共に様々なスタイルの新しい音楽を生成する事に取り組んでいます。
●CAVE without a LIGHT(ケイブ・ウィズアウト・ア・ライト)
SONY品質・環境部、クリエイティブセンター、R&Dセンターによる、視覚に頼らず楽しめるインクルーシブデザインの体験型展示となります。暗闇の洞窟を再現し、SONYの音響・触覚技術を用いて音楽を協奏する体験が可能。
本取り組みを通して、障碍の有無に関わらず多様な人が自分らしく楽しめるテクノロジーの可能性を提示。尚、インクルーシブデザインとは、多様なユーザーを包含・理解する事で新たな気づきを得て、一緒にデザインする手法となります。
●Superception(スーパーセプション)
コンピュータ技術を用いて人間の感覚に介入したり、人間の知覚を接続する事で、工学的に知覚や認知を拡張、変容させるSony CSLの研究の枠組み。
一昨年・昨年に続き、この研究の一つとして、自らの影に起きる視覚変化により、自分の身体感覚の変化を体験できるシステム「Fragment Shadow」を展示しました。
●Das Fremde(ダス・フレムデ)
言語がどの様に生まれ、どの様に発達・変化して行くか。その研究をロボットと自律型エージェントプログラムを使って表現したSony CSLによるインスタレーション。
異なる個性や知識を持つ複数のロボットが互いに語り合う事や、鑑賞者・周囲の環境から影響を受ける事によって、新しい言葉を創り出し、新しいコミュ二ケーションを始める。まったく違う言語や見た目を持つもの同士の交流は可能かといった、人間と人工知能・機械との関係性を問いかけるインスタレーションとなります。
また、SXSW来場者とSONYのエンジニア、商品企画担当者が直接交流する場として、Meet-upラウンジを用意。SONYの最新技術を活用したプロジェクト「Flash Darts」や「Triporous(トリポーラス)」の展示を行なっています。
Flash Dartsは、Sony PCLとアカツキライブエンターテインメントが共同で展示、ダーツゲーム型のインタラクティブコンテンツ。プロジェクションマッピングと最新式の赤外線センサーデバイスを組み合わせる事で、的に可変性や可動性を持たせ、従来のダーツソフトとは異なる新しい遊び方を提案。
プレイヤーの足元には、SONYのハプティクス技術(触覚提示技術)を搭載した「Haptic Floor」(ハプティックフロア)が設置され、全身で楽しめる臨場感と没入感のあるダーツを楽しむ事が可能。
Triporousは、お米の籾殻から生まれた 天然由来の多孔質カーボン素材で、SONYが特許を取得した独自の製法により実現した独特の微細構造により従来技術では吸着しづらかった物質の吸着を容易にするなど多彩な特徴を持ちます。
水や空気の環境浄化、化粧品や薬剤まで幅広い応用が期待されるとの事。籾殻という余剰資源を再生活用している事から、循環型社会、地球環境負荷の低減にも貢献しながら新たな製品や産業の創出につながるとしています。
3月9日に行なったトークセッションでは、ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)代表取締役社長の北野宏明氏が登壇し、AIの父とも呼ばれているユルゲン・シュミットフーバー氏や、ロボット学者で人間酷似型ロボット研究の第一人者でもある石黒浩氏、マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボの研究者ケイト・ダーリン氏と共に、テクノロジーの進化によって追求される「人間らしさ」とは何か、テクノロジーが人間の創造性にどの様な影響を与えるか等について議論を交わしました。
また、北野氏とSMEJ 取締役 CFO兼コーポレートEVPの今野敏博氏が、SMEJ とSony CSLによる、AI アシスト作曲技術「Flow Machines」を活用した新たな音楽プロジェクトの構想についてトークとデモンストレーションを行なっています。
昨今のNABやIBC等の機材展は、ハードウェアというよりは通信技術の展示等が多くなりあまり面白く無くなって来ましたが、こうした基礎技術の研究発表会はまだまだ面白そうですね。
Sony CSLの開発内容は、アイディア次第で色んな商品やサービスに転用出来そうで、妄想が膨らみます。
■SONY>ブランド>イベント>SXSW2019
https://www.sony.co.jp/brand/event/sxsw/