1月にラスベガスで開催されたCES 2020で技術参考提示された視線認識型ライトフィールドディスプレイと同じ技術となります。
本体上部にある独自の高速ビジョンセンサーで視聴者の顔(両目)の位置を感知し、その情報をもとにリアルタイムレンダリングアルゴリズムによって、立体視に最適な映像をリアルタイム生成して表示します。
↑リアルタイム映像生成アルゴリズムを開発
瞳を検知する高速ビジョンセンサーは、上下左右の動きだけで無く、奥行き方向の動きも検知し、上下左右から覗き込む様な動作にも対応した3D映像を楽しめます。高速ビジョンセンサーは、デジタル一眼カメラ「α」シリーズでの経験やノウハウを活かしつつ、独自にアルゴリズムやセンサーを開発したとの事です。
但し、センサーが一度に認識できるのはひとり迄。複数人での裸眼立体視は出来ません。
ディスプレイは三角型の土台に斜め45度で固定されており、チルトなどは出来ず、机などに置いて正対する形での利用が推奨されています。
↑本体は三角形の土台に固定される
パネルサイズは15.6インチ。明るさは500nit。色域はAdobe RGB約100%。出力5.5Wの2.1chスピーカーも備えています。
本体背面にはHDMIポート、USB 3.2 Gen1 Type-Cポート、電源ポートを装備。イヤホンジャックは備えていません。本体に取り付ける事で没入感を高めるトップバーとサイドパネル、ボトムステージといったオプションパーツが同梱されます。
↑本体背面にHDMI、USB Type-C、電源端子を備える
↑同梱のオプションパーツを装着したところ
ディスプレイの解像度は4K/3,840×2,160pix。パネル表面には「マイクロオプティカルレンズ」が高精度で配置されており、このレンズが映像を左右の目に分割して届ける事で、3Dメガネなどの要らない裸眼立体視を実現しています。ディスプレイ1台1台に精密な調整が必要だといい、その工程にはBRAVIAの製造で培われた技術も活用されているとしています。
↑マイクロオプティカルレンズを高精度で配置
他社の裸眼立体視ディスプレイでは、1枚のパネル内で複数視点分の映像を分割して表示するものが多く、解像度や明るさ、コントラストが不足しやすいとしています。一方、この空間再現ディスプレイでは、高速ビジョンセンサーで視線位置を認識し、4Kディスプレイの全画素を使って映像を描写できる為、解像度や明るさ、コントラスト等も「鑑賞画質を実現」したとしています。
裸眼立体視の利用には、ディスプレイの他に、VRアプリの開発環境と同等スペックを持つPCと3DCGデータ、ゲームエンジンの「Unity」もしくは「UNREAL ENGINE4」が必要。用意した3DCGをゲームエンジンを使って読み込み、ディスプレイとセットでSONYから提供されるSDKを使ってアプリ化する事で、立体表示が可能になります。
↑Unityの開発画面
↑Unity、UNREAL ENGINE 4に対応した専用SDKを提供、アプリ化する事で利用可能に
連携させるPCの推奨動作環境は、CPUがIntel Core i7-9700以上(8コア以上)、GPUがGeForce RTX2070 Super以上、メモリが16GB以上、ストレージはSSDが推奨されています。その他、4K/60Pに対応したHDMI出力とUSB 3.2に対応したポートが必要となります。
コンテンツクリエイターや映画・アニメ・ゲームのCGデザイナー、建築・自動車などのデザイナー、VR/ARデベロッパー向けのデザインデータ確認用途の他、ショールームやイベント会場での展示用途、カーディーラーなどでの販促用途での利用が想定されています。
実際に、既に新作映画のアクションシーン再現や、VFXの事前確認等で使われている他、空飛ぶ車「SD-03」を手掛けるSkyDrive社に、バーチャルで飛行体験できるモニターとして採用されているとの事です。
外形寸法は383×231×232(幅×奥行き×高さ)mm、重さは4.6kg。
発売に先駆けて16日からはソニー銀座で、23日からはソニーストア札幌・大阪・福岡で、11月6日からはソニーストア名古屋で先行展示が行なわれます。
久しぶりにSONYらしい面白い製品が出て来ましたね。ARやVRに限らず3DCGのモデリングデータは平面で見るより立体視で見れた方が良いに決まってるのですが、ゴーグルはなかなか辛く、体感するだけならまだしも、長時間ディスプレイを見続ける必要がある開発環境では、ゴーグルをつけっぱなしというのは厳しいので、こうしたディスプレイが出て来る事はありがたいですね。
ソニーストアに展示見に行こうと思っています。
■プレスリリース
高精細な3DCG映像を裸眼で楽しむ
圧倒的な実在感を創り出す空間再現ディスプレイ『ELF-SR1』発売
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/202010/20-1016/
本体上部にある独自の高速ビジョンセンサーで視聴者の顔(両目)の位置を感知し、その情報をもとにリアルタイムレンダリングアルゴリズムによって、立体視に最適な映像をリアルタイム生成して表示します。
↑リアルタイム映像生成アルゴリズムを開発
瞳を検知する高速ビジョンセンサーは、上下左右の動きだけで無く、奥行き方向の動きも検知し、上下左右から覗き込む様な動作にも対応した3D映像を楽しめます。高速ビジョンセンサーは、デジタル一眼カメラ「α」シリーズでの経験やノウハウを活かしつつ、独自にアルゴリズムやセンサーを開発したとの事です。
但し、センサーが一度に認識できるのはひとり迄。複数人での裸眼立体視は出来ません。
ディスプレイは三角型の土台に斜め45度で固定されており、チルトなどは出来ず、机などに置いて正対する形での利用が推奨されています。
↑本体は三角形の土台に固定される
パネルサイズは15.6インチ。明るさは500nit。色域はAdobe RGB約100%。出力5.5Wの2.1chスピーカーも備えています。
本体背面にはHDMIポート、USB 3.2 Gen1 Type-Cポート、電源ポートを装備。イヤホンジャックは備えていません。本体に取り付ける事で没入感を高めるトップバーとサイドパネル、ボトムステージといったオプションパーツが同梱されます。
↑本体背面にHDMI、USB Type-C、電源端子を備える
↑同梱のオプションパーツを装着したところ
ディスプレイの解像度は4K/3,840×2,160pix。パネル表面には「マイクロオプティカルレンズ」が高精度で配置されており、このレンズが映像を左右の目に分割して届ける事で、3Dメガネなどの要らない裸眼立体視を実現しています。ディスプレイ1台1台に精密な調整が必要だといい、その工程にはBRAVIAの製造で培われた技術も活用されているとしています。
↑マイクロオプティカルレンズを高精度で配置
他社の裸眼立体視ディスプレイでは、1枚のパネル内で複数視点分の映像を分割して表示するものが多く、解像度や明るさ、コントラストが不足しやすいとしています。一方、この空間再現ディスプレイでは、高速ビジョンセンサーで視線位置を認識し、4Kディスプレイの全画素を使って映像を描写できる為、解像度や明るさ、コントラスト等も「鑑賞画質を実現」したとしています。
裸眼立体視の利用には、ディスプレイの他に、VRアプリの開発環境と同等スペックを持つPCと3DCGデータ、ゲームエンジンの「Unity」もしくは「UNREAL ENGINE4」が必要。用意した3DCGをゲームエンジンを使って読み込み、ディスプレイとセットでSONYから提供されるSDKを使ってアプリ化する事で、立体表示が可能になります。
↑Unityの開発画面
↑Unity、UNREAL ENGINE 4に対応した専用SDKを提供、アプリ化する事で利用可能に
連携させるPCの推奨動作環境は、CPUがIntel Core i7-9700以上(8コア以上)、GPUがGeForce RTX2070 Super以上、メモリが16GB以上、ストレージはSSDが推奨されています。その他、4K/60Pに対応したHDMI出力とUSB 3.2に対応したポートが必要となります。
コンテンツクリエイターや映画・アニメ・ゲームのCGデザイナー、建築・自動車などのデザイナー、VR/ARデベロッパー向けのデザインデータ確認用途の他、ショールームやイベント会場での展示用途、カーディーラーなどでの販促用途での利用が想定されています。
実際に、既に新作映画のアクションシーン再現や、VFXの事前確認等で使われている他、空飛ぶ車「SD-03」を手掛けるSkyDrive社に、バーチャルで飛行体験できるモニターとして採用されているとの事です。
外形寸法は383×231×232(幅×奥行き×高さ)mm、重さは4.6kg。
発売に先駆けて16日からはソニー銀座で、23日からはソニーストア札幌・大阪・福岡で、11月6日からはソニーストア名古屋で先行展示が行なわれます。
久しぶりにSONYらしい面白い製品が出て来ましたね。ARやVRに限らず3DCGのモデリングデータは平面で見るより立体視で見れた方が良いに決まってるのですが、ゴーグルはなかなか辛く、体感するだけならまだしも、長時間ディスプレイを見続ける必要がある開発環境では、ゴーグルをつけっぱなしというのは厳しいので、こうしたディスプレイが出て来る事はありがたいですね。
ソニーストアに展示見に行こうと思っています。
■プレスリリース
高精細な3DCG映像を裸眼で楽しむ
圧倒的な実在感を創り出す空間再現ディスプレイ『ELF-SR1』発売
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/202010/20-1016/