ソニービジネスソリューションは、神奈川県横浜市にオープンする「資生堂グローバルイノベーションセンター“S/PARK”」に、16K解像度を誇る世界最大サイズの
Crystal LEDディスプレイシステムを納入したと発表しました。
Crystal LEDディスプレイシステムは、0.003mm2という極めて微細なLEDを使ったモジュール型のディスプレイシステム。
100万:1以上の高コントラストと広色域、広視野角といった性能を備え、HDRや120Hzなどもサポート。モジュールを組み合わせる事で、フレキシブルな画面サイズが構築できるのも特徴としています。
S/PARKに納品されたCrystal LEDディスプレイシステムは、横幅19.2m×高さ5.4m(16K×4K)で、同システムとしては世界最大サイズ。またディスプレイと併せて納入した16K解像度の映像コンテンツは、ソニーPCLが企画・制作したもので「Crystal LEDディスプレイシステムならではの画質と、壁一面に広がるスケールを最大限に活かした臨場感あふれる映像表現を目指し、多様な動物を実物大で表現した」としています。
S/PARKは、化粧品大手の資生堂が4月13日に横浜・みなとみらい21地区にオープンする新たな研究施設。
1階と2階を「都市型オープンラボ」とし、「美のひらめきと出会う場所」をコンセプトに美の複合体験施設を用意。食と美の研究から生まれたメニューを楽しめる「S/PARK Cafe」、資生堂ランニングクラブの知見などに基づき美しくなるプログラムが体験できるスポーツ施設「S/PARK Studio」、オリジナル化粧品をつくることができる「S/PARK Beauty Bar」、最先端技術が感じられる体験型ミュージアム「S/PARK Museum」などの4コンテンツを構えています。
イメージ画像を見る限り、コンテンツも明るい画を多用するみたいですね。Crystal LEDディスプレイは表面が光沢の有る黒色の為、暗い画を表示すると、周囲の光源を反射しまくって見づらいという欠点がありますが、イメージの様な映像であれば問題無いと思います。
今まで、カーディーラーやショールーム向けなど、シックで暗い画のコンテンツが多く、コンテンツ的に不向きなものが多かったので、今回は資生堂ラボのコンセプトに沿って企画段階からCrystal LED向きのコンテンツを制作したんじゃないでしょうかね？
■プレスリリース
資生堂の新研究所「資生堂グローバルイノベーションセンター（呼称「S/PARK」）」に世界最大16K×4K 構成の「Crystal LED ディスプレイシステム」を納入
ディスプレイの性能を最大限に引き出す映像コンテンツも併せて提供
http://www.sonybsc.com/sbsc/press/2019/20190402.html