動体や顔の検知、色や形状の認識等、複数の技術を機械学習させたAIエンジンを搭載した、小さなボックス型の映像制作支援マシン。NAB2019等にも展示され、注目を集めていました。
ユニットとHDMI接続したカメラの映像を自動的に解析し、GPU上で処理を行なう事で、映像内の特定の被写体の抜き出しや、それを他の映像と組み合わせてリアルタイムに表示する事が可能。専門知識や特別な機材を必要としない為、教育の現場や企業、放送局等で、クリエイティブで魅力的な映像コンテンツが効率的に制作できるとしています。カメラに加え、設定用のPCやモニターの接続が必要となります。
内部のAIエンジンには、SONYが長年にわたるカメラ開発で培かった画質パラメーターやPTZ(パン・チルト・ズーム)駆動に関するノウハウが生かされており、旋回型リモートカメラシステムやXDCAMカムコーダーと組み合わせる事で、より高度な機器連携を実現。HDに加えて4K(最大4K/30P)の入出力に対応しており、将来の4K制作への移行にも対応。また2019年秋のアップデートにより、IPを活用したストリーミング運用も可能となります。
HDMIは入力・出力共に2系統を用意。1000BASE-T対応のLAN端子も備えています。設定用PCの対応OSは、Windows 10 Pro(64/32bit版)。外形寸法は約141×91×97(幅×奥行き×高さ)mmで、重量は約860g。
ユニットに加え、各種アプリケーションのライセンス(別売)をインストールする事で、板書抽出や自動追尾、クロマキーレスCGオーバーレイ等の機能が使用が出来ます。複数ライセンスのインストールは可能ですが、各機能を組み合わせての使用は出来ません。ライセンスは順次追加を予定しているとの事です。
●板書抽出オーバーレイ『REA-L0100』
独自の動体・非動体検知技術を用いて、ホワイトボードや黒板に書かれた文字や図形をリアルタイムに判別・抽出し、登壇者の前面に浮き上がらせる事ができるアプリケーション。人物透過率はリアルタイムに調整する事が出来、板書のみの映像を生成する事も可能。本ライセンスは、ユニットと同じ6月10日発売。販売予想価格80万円前後となっています。
●リモートカメラ自動追尾『REA-L0200』
ユニットに接続されたSONY製リモートカメラが登壇者を自動的に追尾・撮影。被写体の動きに合わせ、リモートカメラを自動で旋回させる為、カメラを操作するオペレーターがいなくても、最適な構図で撮影し続ける事が可能。
左右に動く人物を追尾する他に、板書やスクリーンを画角内に収める事を優先する撮影モードも選択できるとの事。6月10日発売で、販売予想価格は20万円前後。
●起立者ズームアップ『REA-L0300』
ジェスチャー認識技術により、ユニットに接続されたカメラが、発言のために起立した人物の動きを検知。電子的に自動ズームして撮影を行ないます。人物のクローズアップ映像と周辺の俯瞰映像を1台で同時に出力する事が可能。6月10日発売で、販売予想価格は80万円前後。
●クロマキーレスCGオーバーレイ『REA-L0400』
独自の動体検知技術により、プレゼンターのみを自動的に抽出。HDMI端子より入力した任意の背景画像・動画にリアルタイムに重ね合わせる事が可能。専用のスクリーンやスタジオ、専任のスタッフがいなくても、簡単かつリアルタイムに、シーンに適した動画やコンテンツに登壇者をCG合成が可能。2019年秋頃の発売予定し、販売予測価格は112万円前後。
●注目エリアクロッピング『REA-L0500』
1台のカメラで、全体俯瞰とフォーカスしたい領域の2つの異なる映像を同時に出力する。4Kで広角の映像を表示しながら、登壇者の表情にフォーカスしたHD映像を同時に映し出す事が可能。フォーカス領域は固定の他、人物の動きに合わせてリアルタイムに自動追従も可能。2019年秋頃の発売を予定し、販売予想価格は50万円前後。
なかなか面白いアイディアの撮影支援ユニットですね。あとはどれだけの精度か…。自動追尾等は問題無いでしょうが、クロマキーレスCGオーバーレイはどれだけ人物がキレイに抜けるかちょっと心配えすが…。
製品情報サイトには、サンプルムービーが掲載されていますが、白い壁にホワイトボード、その前に全身黒い服を来た女性を立たせていますが、そりゃ、背景と人物のコントラストがそれだけ違えばグリーンバックじゃなくても抜けるだろう!と思わずツッコミたくなるものでした。
■プレスリリース
独自のAIを活用した映像解析技術により、リアルタイムにクリエイティブな映像制作を支援する『Edge Analytics Appliance(エッジ・アナリティクス・アプライアンス)』発売
教育現場や企業、放送局など多彩な世界で活用が可能
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201905/19-041/index.html
ユニットとHDMI接続したカメラの映像を自動的に解析し、GPU上で処理を行なう事で、映像内の特定の被写体の抜き出しや、それを他の映像と組み合わせてリアルタイムに表示する事が可能。専門知識や特別な機材を必要としない為、教育の現場や企業、放送局等で、クリエイティブで魅力的な映像コンテンツが効率的に制作できるとしています。カメラに加え、設定用のPCやモニターの接続が必要となります。
内部のAIエンジンには、SONYが長年にわたるカメラ開発で培かった画質パラメーターやPTZ(パン・チルト・ズーム)駆動に関するノウハウが生かされており、旋回型リモートカメラシステムやXDCAMカムコーダーと組み合わせる事で、より高度な機器連携を実現。HDに加えて4K(最大4K/30P)の入出力に対応しており、将来の4K制作への移行にも対応。また2019年秋のアップデートにより、IPを活用したストリーミング運用も可能となります。
HDMIは入力・出力共に2系統を用意。1000BASE-T対応のLAN端子も備えています。設定用PCの対応OSは、Windows 10 Pro(64/32bit版)。外形寸法は約141×91×97(幅×奥行き×高さ)mmで、重量は約860g。
ユニットに加え、各種アプリケーションのライセンス(別売)をインストールする事で、板書抽出や自動追尾、クロマキーレスCGオーバーレイ等の機能が使用が出来ます。複数ライセンスのインストールは可能ですが、各機能を組み合わせての使用は出来ません。ライセンスは順次追加を予定しているとの事です。
●板書抽出オーバーレイ『REA-L0100』
独自の動体・非動体検知技術を用いて、ホワイトボードや黒板に書かれた文字や図形をリアルタイムに判別・抽出し、登壇者の前面に浮き上がらせる事ができるアプリケーション。人物透過率はリアルタイムに調整する事が出来、板書のみの映像を生成する事も可能。本ライセンスは、ユニットと同じ6月10日発売。販売予想価格80万円前後となっています。
●リモートカメラ自動追尾『REA-L0200』
ユニットに接続されたSONY製リモートカメラが登壇者を自動的に追尾・撮影。被写体の動きに合わせ、リモートカメラを自動で旋回させる為、カメラを操作するオペレーターがいなくても、最適な構図で撮影し続ける事が可能。
左右に動く人物を追尾する他に、板書やスクリーンを画角内に収める事を優先する撮影モードも選択できるとの事。6月10日発売で、販売予想価格は20万円前後。
●起立者ズームアップ『REA-L0300』
ジェスチャー認識技術により、ユニットに接続されたカメラが、発言のために起立した人物の動きを検知。電子的に自動ズームして撮影を行ないます。人物のクローズアップ映像と周辺の俯瞰映像を1台で同時に出力する事が可能。6月10日発売で、販売予想価格は80万円前後。
●クロマキーレスCGオーバーレイ『REA-L0400』
独自の動体検知技術により、プレゼンターのみを自動的に抽出。HDMI端子より入力した任意の背景画像・動画にリアルタイムに重ね合わせる事が可能。専用のスクリーンやスタジオ、専任のスタッフがいなくても、簡単かつリアルタイムに、シーンに適した動画やコンテンツに登壇者をCG合成が可能。2019年秋頃の発売予定し、販売予測価格は112万円前後。
●注目エリアクロッピング『REA-L0500』
1台のカメラで、全体俯瞰とフォーカスしたい領域の2つの異なる映像を同時に出力する。4Kで広角の映像を表示しながら、登壇者の表情にフォーカスしたHD映像を同時に映し出す事が可能。フォーカス領域は固定の他、人物の動きに合わせてリアルタイムに自動追従も可能。2019年秋頃の発売を予定し、販売予想価格は50万円前後。
なかなか面白いアイディアの撮影支援ユニットですね。あとはどれだけの精度か…。自動追尾等は問題無いでしょうが、クロマキーレスCGオーバーレイはどれだけ人物がキレイに抜けるかちょっと心配えすが…。
製品情報サイトには、サンプルムービーが掲載されていますが、白い壁にホワイトボード、その前に全身黒い服を来た女性を立たせていますが、そりゃ、背景と人物のコントラストがそれだけ違えばグリーンバックじゃなくても抜けるだろう!と思わずツッコミたくなるものでした。
■プレスリリース
独自のAIを活用した映像解析技術により、リアルタイムにクリエイティブな映像制作を支援する『Edge Analytics Appliance(エッジ・アナリティクス・アプライアンス)』発売
教育現場や企業、放送局など多彩な世界で活用が可能
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201905/19-041/index.html