また『SEL24105G』が付属するレンズキットモデル『ILME-FX6KV』も、実売87万円前後で用意されます。
SONYは、フルサイズセンサーを搭載したCineAltaカメラVENICE等、デジタルシネマ映像制作向けのカメラを手掛けていますが、そこで培ったルックと、クリエーターの高い要望に応える信頼性と操作性を兼ね備えた商品群をシネマカメラ、プロフェショナルカムコーダー等の形態を問わず「Cinema Line」と名付け、商品群として拡充する事を発表しています。
前述のシネマ制作向けCineAlta VENICE、ドキュメンタリーやドラマ向けのXDCAM『PXW-FX9』、そしてドローンへの搭載等も含めた幅広い制作領域に向けた今回の新製品「FX6」がCinema Lineに属しています。
また、FX6は「プロカム領域とILC領域の融合を意味する新しいチャレンジ」として、「α」名を冠しています。
価格的な位置づけとしては「FS5」や「FS5II」の後継モデルとなる「FX6」ですが、仕様は大幅に強化・変更されています。
センサーは35mmのフルサイズとなり、Eマウントを採用。シネマ用のレンズだけで無く、デジタルカメラのα向けのEマウントレンズも使用加納。更に、VENICEやXDCAM「FX9」などと比べ、小型である為、手持ちによる自由な撮影や機動力の高さが特徴となります。また、ドローンに搭載する事も可能。
価格的な位置づけとしては「FS5」や「FS5II」の後継モデルとなる「FX6」だが、仕様は大幅に強化・変更されている。センサーは35mmのフルサイズとなり、Eマウントを採用。シネマ用のレンズだけでなく、デジタルカメラのα向けのEマウントレンズも使用できる。さらに、VENICEやXDCAM「FX9」などと比べ、小型であるため、手持ちによる自由な撮影や機動力の高さが特徴となる。ドローンに搭載する事も可能。
↑センサーは35mmサイズ
外形寸法は114×153×116(幅×奥行き×高さ)mmで、重量は890g。取り外しできるスマートハンドル、スマートグリップを備えたモジュラーデザインになっています。
↑取り外しできるスマートハンドル、スマートグリップを備えたモジュラーデザイン
センサーは1,020万画素のフルサイズで、裏面照射構造。627点の像面位相差検出AFポイントを備える。映像処理回路はBIONZ XR。FS5IIと比べ、最大4倍の高速処理を可能にしています。AFも、従来のコントラストAFから、ファストハイブリッドAFへと進化しています。
αのデジタルカメラで培われた、顔検出、リアルタイム瞳AF、タッチフォーカス機能も搭載。
センサーは高感度仕様で、S-Log3時のベース感度はISO 800/12800。ノイズの気になるナイトシーンも、ISO 12800を使用する事で、ノイズを抑えたクリアな映像表現が可能となっています。
ダイナミックレンジも15+stop(S-Log3時)と広く、シネマカメラで培った技術を活用した「S-Cinetone」では、人の肌を描写する際に使われる中間色の表現力をアップ。色あいはよりソフトに、ハイライトの描写は被写体を美しく際立たせる自然なトーンで撮影できるとしています。
XAVC-I 422 10bit クラス300で撮影が可能。コンパクトフルサイズ業務用カメラで初めてXAVC-I 4K/QFHD 422に対応。
DCI 4K/QFHDの内部記録に対応する他、10bit 4:2:2のカラーサンプリングもサポート。ポストプロダクションの柔軟性を向上させるとしています。ガンマはS-Log3、色域はS-Gamut3、S-Gamut3.Cineをサポートしています。
フレームレートは、最高で4K/120Pでの撮影が可能。5倍のHS撮影ができる他、フルHD撮影時は最大240Pでの撮影にも対応します。
1/4～1/128まで滑らかに濃度を変更できる、電子式可変NDフィルターをカメラ本体に内蔵。絞りを変えること無く、露出をシームレスに動かす事が加納。被写界深度を変えずに明度を調整可能で、オートに設定する事でオートで適正露出を保つことが可能となっています。
3.5型、1,280×720pixの液晶ディスプレイを備え、様々なポジションに移動も可能。タッチ操作が可能で、メニューのコントロールだけで無く、タッチでのフォーカスなども可能となっています。
コンパクトな筐体で、長時間収録を実現する為、効率的な放熱機構を採用。本体のメインフレームとトップ、フロント、リアパネルは軽量かつ耐久性の高いマグネシウム合金で作られています。また、防塵・耐湿設計も採用しており、FS5IIから大幅に改善されたとしています。メモリーカードスロットは、CFexpress Type AとSDカードの兼用スロットをデュアルで搭載。
業務用インターフェイスも完備。SDI経由の16bit RAW出力が可能で、SDIは12G/6G/3G-SDIから選択可能。HDMI、TC In/Out、オーディオXLR入力端子、Wi-Fiモジュールも内蔵します。
↑業務用インターフェイスも完備
Catalystでの編集向けに、手振れ情報をメタデータとして保存し、撮影クリップに付加加納。これにより、Catalystで手振れ情報を活用して補正映像を生成したり、撮影しながら押したOKフラグボタンの情報を、編集時に活用するといった事も可能となっています。
FX6を回転させると、その情報がメタデータとして保存され、Catalystで読み込むと、自動的に変換が可能。都度修正する作業が不要になります。
ContentBrowser Mobileアプリを使い、スマホからのズーム/アイリス/フォーカスコントロールもサポート。
また、2019年に発表されていた「FEC16-35mmT3.1G」『SELC1635G』が、2020年内に発売されます。価格は70万円。Eマウントで、VENICEやαシリーズ、フルサイズ対応カメラから、スーパー35mm対応モデルまで幅広く対応出来ます。
↑「FEC16-35mmT3.1G」『SELC1635G』
16～35mm(スーパー35mm仕様時は24～52.5mm)は、動画撮影でよく使われるズーム域。G Masterの優れた光学性能を継承し、ズーム全域で開放絞りT3.1(F2.8)を実現、高い解像度と美しいぼけ表現を実現したとしています。
コンパクトなボデイながら、XAVC Intra記録が加納だったり、12G SDI搭載により16bit RAW出力が加納だったりとCinema Lineのカムコーダーにふさわしいとは思いますが、「プロカム領域とILC領域の融合を意味する新しいチャレンジ」としているのに何も民生カメラのブランド「α」を名乗るのはどうかと思いますが…。
邦画や国内ドラマでは、結構な大作でもサブカメとしてデジイチが使用されますから、人気出ちゃいそうではありますが…。
■プレスリリース
フルサイズイメージセンサー搭載でシネマの印象的な映像表現を実現する
Cinema Line新商品 コンパクトな映像制作用カメラ『FX6』発売
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/202011/20-1118/
SONYは、フルサイズセンサーを搭載したCineAltaカメラVENICE等、デジタルシネマ映像制作向けのカメラを手掛けていますが、そこで培ったルックと、クリエーターの高い要望に応える信頼性と操作性を兼ね備えた商品群をシネマカメラ、プロフェショナルカムコーダー等の形態を問わず「Cinema Line」と名付け、商品群として拡充する事を発表しています。
前述のシネマ制作向けCineAlta VENICE、ドキュメンタリーやドラマ向けのXDCAM『PXW-FX9』、そしてドローンへの搭載等も含めた幅広い制作領域に向けた今回の新製品「FX6」がCinema Lineに属しています。
また、FX6は「プロカム領域とILC領域の融合を意味する新しいチャレンジ」として、「α」名を冠しています。
価格的な位置づけとしては「FS5」や「FS5II」の後継モデルとなる「FX6」ですが、仕様は大幅に強化・変更されています。
センサーは35mmのフルサイズとなり、Eマウントを採用。シネマ用のレンズだけで無く、デジタルカメラのα向けのEマウントレンズも使用加納。更に、VENICEやXDCAM「FX9」などと比べ、小型である為、手持ちによる自由な撮影や機動力の高さが特徴となります。また、ドローンに搭載する事も可能。
価格的な位置づけとしては「FS5」や「FS5II」の後継モデルとなる「FX6」だが、仕様は大幅に強化・変更されている。センサーは35mmのフルサイズとなり、Eマウントを採用。シネマ用のレンズだけでなく、デジタルカメラのα向けのEマウントレンズも使用できる。さらに、VENICEやXDCAM「FX9」などと比べ、小型であるため、手持ちによる自由な撮影や機動力の高さが特徴となる。ドローンに搭載する事も可能。
↑センサーは35mmサイズ
外形寸法は114×153×116(幅×奥行き×高さ)mmで、重量は890g。取り外しできるスマートハンドル、スマートグリップを備えたモジュラーデザインになっています。
↑取り外しできるスマートハンドル、スマートグリップを備えたモジュラーデザイン
センサーは1,020万画素のフルサイズで、裏面照射構造。627点の像面位相差検出AFポイントを備える。映像処理回路はBIONZ XR。FS5IIと比べ、最大4倍の高速処理を可能にしています。AFも、従来のコントラストAFから、ファストハイブリッドAFへと進化しています。
αのデジタルカメラで培われた、顔検出、リアルタイム瞳AF、タッチフォーカス機能も搭載。
センサーは高感度仕様で、S-Log3時のベース感度はISO 800/12800。ノイズの気になるナイトシーンも、ISO 12800を使用する事で、ノイズを抑えたクリアな映像表現が可能となっています。
ダイナミックレンジも15+stop(S-Log3時)と広く、シネマカメラで培った技術を活用した「S-Cinetone」では、人の肌を描写する際に使われる中間色の表現力をアップ。色あいはよりソフトに、ハイライトの描写は被写体を美しく際立たせる自然なトーンで撮影できるとしています。
XAVC-I 422 10bit クラス300で撮影が可能。コンパクトフルサイズ業務用カメラで初めてXAVC-I 4K/QFHD 422に対応。
DCI 4K/QFHDの内部記録に対応する他、10bit 4:2:2のカラーサンプリングもサポート。ポストプロダクションの柔軟性を向上させるとしています。ガンマはS-Log3、色域はS-Gamut3、S-Gamut3.Cineをサポートしています。
フレームレートは、最高で4K/120Pでの撮影が可能。5倍のHS撮影ができる他、フルHD撮影時は最大240Pでの撮影にも対応します。
1/4～1/128まで滑らかに濃度を変更できる、電子式可変NDフィルターをカメラ本体に内蔵。絞りを変えること無く、露出をシームレスに動かす事が加納。被写界深度を変えずに明度を調整可能で、オートに設定する事でオートで適正露出を保つことが可能となっています。
3.5型、1,280×720pixの液晶ディスプレイを備え、様々なポジションに移動も可能。タッチ操作が可能で、メニューのコントロールだけで無く、タッチでのフォーカスなども可能となっています。
コンパクトな筐体で、長時間収録を実現する為、効率的な放熱機構を採用。本体のメインフレームとトップ、フロント、リアパネルは軽量かつ耐久性の高いマグネシウム合金で作られています。また、防塵・耐湿設計も採用しており、FS5IIから大幅に改善されたとしています。メモリーカードスロットは、CFexpress Type AとSDカードの兼用スロットをデュアルで搭載。
業務用インターフェイスも完備。SDI経由の16bit RAW出力が可能で、SDIは12G/6G/3G-SDIから選択可能。HDMI、TC In/Out、オーディオXLR入力端子、Wi-Fiモジュールも内蔵します。
↑業務用インターフェイスも完備
Catalystでの編集向けに、手振れ情報をメタデータとして保存し、撮影クリップに付加加納。これにより、Catalystで手振れ情報を活用して補正映像を生成したり、撮影しながら押したOKフラグボタンの情報を、編集時に活用するといった事も可能となっています。
FX6を回転させると、その情報がメタデータとして保存され、Catalystで読み込むと、自動的に変換が可能。都度修正する作業が不要になります。
ContentBrowser Mobileアプリを使い、スマホからのズーム/アイリス/フォーカスコントロールもサポート。
また、2019年に発表されていた「FEC16-35mmT3.1G」『SELC1635G』が、2020年内に発売されます。価格は70万円。Eマウントで、VENICEやαシリーズ、フルサイズ対応カメラから、スーパー35mm対応モデルまで幅広く対応出来ます。
↑「FEC16-35mmT3.1G」『SELC1635G』
16～35mm(スーパー35mm仕様時は24～52.5mm)は、動画撮影でよく使われるズーム域。G Masterの優れた光学性能を継承し、ズーム全域で開放絞りT3.1(F2.8)を実現、高い解像度と美しいぼけ表現を実現したとしています。
コンパクトなボデイながら、XAVC Intra記録が加納だったり、12G SDI搭載により16bit RAW出力が加納だったりとCinema Lineのカムコーダーにふさわしいとは思いますが、「プロカム領域とILC領域の融合を意味する新しいチャレンジ」としているのに何も民生カメラのブランド「α」を名乗るのはどうかと思いますが…。
邦画や国内ドラマでは、結構な大作でもサブカメとしてデジイチが使用されますから、人気出ちゃいそうではありますが…。
■プレスリリース
フルサイズイメージセンサー搭載でシネマの印象的な映像表現を実現する
Cinema Line新商品 コンパクトな映像制作用カメラ『FX6』発売
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/202011/20-1118/