SONY、新アーキテクチャー採用の小型ライププロダクションスイッチャー『XVS-G1』発売

SONYは、スイッチャーのハイエンドモデルXVSシリーズの信頼性と安定性を踏襲しながら、GPUを活用した新機能を多数搭載した小型ライブプロダクションスイッチャー『XVS-G1』を発売すると発表しました。



2021年8月に発売。

また、専用の一体型コントロールパネル4機種も同時発売となります。参考システム価格は4,500,000円。
※金額はオプションやシステム構成によって変動する

『XVS-G1』は、CPU、GPU、FPGA（Field-Programmable Gate Array）で構成した映像処理エンジンにより、信頼性と安定性を維持しながら、4K信号も高速に処理が出来、様々な映像表現を可能にする小型ライブプロダクションスイッチャーとなります。




↑マルチビューアーへのオーディオレベルメーター・時計表示のイメージ

オプションのGPUパック（有償）を追加する事で、動画ファイルを再生するクリッププレイヤー機能や、画像の回転など様々な効果を付加できる3D DME、マルチビューアーへのオーディオレベルメーター/時計表示、キーヤーとは別にロゴをキーイングできるSL KEY機能に対応します。

スイッチャー本体にシステムコントロールやデバイスコントロールの機能を内蔵しており、コンパクトにシステムを組む事が可能。SDI入出力ボードやインターフェースオプション、4Kアップグレードライセンスを追加する事で、規模の大きなシステムや4K制作にも対応する。HDシステムでは、最大48入力24出力まで拡張可能となっています。

　　 　　　 HD 4K
入力：　　 24（最大48） 24
出力 ：　 12（最大24） 12
M/E ： 2（最大4※） 1（最大2※）
キーヤー： 16 　　　　 4
SL KEY： 4　　　　 4
フレームメモリー： 16ch 6ch
クリッププレイヤー：4ch 2ch
マルチビューアー： 2 　　 4K×1またはHD×2



メニューは、Wi-FiやLANケーブルを介してPCまたはタブレットのブラウザから操作可能。新しくデザインされたGUIにはツリー構造を採用しており、目的のアイテムにすばやくアクセス可能。よく使う項目をお気に入りとして登録したり、ファイルをタグ付け管理することも可能となっています。


↑専用コントロールパネル『ICP-X1116』（左上）、『ICP-X1124』（右上）、『ICP-X1216』（左下）、『ICP-X1224』（右下）

専用の一体型コントロールパネルは、『ICP-X7000』シリーズをベースに設計されており、XVSシリーズの上位機種と同様の操作感や信頼性を実現。AUXバスは、リモートコントロールパネルMKS-R1630/R1620から切り替え可能となっています。

4K=ノンリニアのイメージが濃厚ですが、ライブ収録はどうしてもスイッチャー必要ですから、こうしたハイスペックスイッチャーは必要ですよね。

ただ、ハードウェア処理になるのでその分お値段も張るのが難点ですが...。

■プレスリリース
新アーキテクチャー採用の小型ライブプロダクションスイッチャー『XVS-G1』発売
ソフトウェア処理を活用し、高いパフォーマンスと柔軟な運用を実現
https://www.sony.jp/professional/News/info/pb20210325.html