InterBEE2013レポート~其の壱~4k関連製品編~ [プロフェッショナル映像機器]
諸事情により、すっかりレポート記事を書けていませんでしたが、11月13日~15日迄幕張メッセで開催されていた、国際映像機器展示会InterBEE2013に行って来ましたので、ご報告です。
↑SONYブース。プレゼン時以外は延々と西野カナのPVが流れてた…。
まず、今年のInterBEEはNABに続きSONYだけでなく他メーカー含めて4k関連製品全開でした。
という訳で、今回は4k関連製品に特価したご紹介です。
●4kカムコーダー
今年は"F65"に加え、"PMW-F55"、”PMW-F5”が出展されていましたが、NABと異なるのはデジタルシネマ用途だけでなく、4kライブ制作が訴求されていた点。
↑カメラ展示コーナー
国内はテレビ業界の4k熱が強い為、"F65"より”PMW-F55”の方が注目を浴びていました。
↑おなじみのF65
というのも、4kライブ制作ソリューションとして、F55を流用したシステムを訴求していたから。
●4kライブ制作ソリューション
↑の画像は、"PMW-F55"を流用したライブ制作カメラ。F55にカメラシステムアダプター"CA-4000"を取り付ける事により、システムカメラ用ビューファインダのインターフェースや、インターカム、タリーランプの使用が可能となります。
また、ベースバンドユニット"BPU-4000"にF55で撮影した映像を光複合ケーブルで伝送する事で4K映像の色調整などが可能となります。
↑BPU-4000
また、カメラコントロールユニットの”HDCU-2000”/”HDCU-2500”と、リモートコントロールパネル”RCP-1501”を接続する事で、カメラヘッドへの電源供給や、インターカムやリターン映像、カメラの遠隔操作も可能となります。
また、FUJINON製のレンズを使用したF55のスタジオカメラスタイルを披露。
↑F55をスタジオカメラへ利用
このスタジオカメラを使用し、プレゼン時には、4kライブ撮影を行っていました。
↑F55を使用した4kライブ撮影を行いながらのプレゼン
尚、プレゼンでも4k全開で、SONYのプロフェッショナル4k機器の紹介や、如何に既存のシステムに4k制作を落としこむかのプレゼンが行われていました。
↑4k対応製品群の紹介
↑既存のSDI結線を利用したシステム構築を訴求
また、4k制作支援として発表された4kライブサーバーシステム"PWS-4400"がが注目を浴びていました。現状4k放送のコーデックや規格は決まっておらず、4k映像を扱う場合ファイルベースとなり、現状は静止画連番ファイル、H.265/HEVC、XAVCがポスプロ作業では混在。放送はH.265かXAVCになるのでは無いかと言われています。
↑マルチポートAVストレージユニット"PWS-4400"
4k連番ファイルは非圧縮の為、高画質なもののその処理自体が重すぎてテレビ番組の制作には向いていない事もあり、"PWS-4400"ではXAVCに特化したサーバーとして、”BPU-4000”から伝送された映像をXAVCコーデックのMXFとして収録するといった製品となっています。
ストレージ容量は2TB。HD(60i/100Mbps)で約24時間、4K(60p/600Mbps)で約5時間の収録が可能。増設メモリオプション(2TB/PWSK-4401/12月発売/)を使い、最大8TBまでの拡張ができ、4K/60p/600Mbpsで約20時間まの収録に対応します。
また、4チャンネル対応で、イン/アウト、4k/HDの切り替えはメニュー切り替えで可能となります。
"PWS-4400"を使用する事によって、4K制作時でも編集作業が簡便に行える他、タッチパネルによる直感的な操作および付属のコントローラーによる操作も可能で、4KでもHDでもスムーズな操作でライブ制作を行う事ができるとしていました。
↑一連のライブ制作システム全体としても展示
●4kスティッチングソフト/テレストレーターソフト
また、参考出展でしたが、4kスティッチングソフト"PWA-4KS"、テレストレーターソフト"PWA-TS1"もなかなか興味深い製品です。
”PWA-4KS"は、2台の4kカメラで撮影した映像を、繋ぎ目なく1面に合成(8kx2k)。その全景映像から、任意のHD映像を切り出す事が可能となるソフトです。
↑8kx2k映像から繋ぎ目なくHD映像を切り出し可能
このソフトを使用すれば、サッカー中継時など2台の4kカメラを定点カメラとしておき、スイッチングでHD切り出しを行いながらのライブ中継が可能となります。
また、"PWA-TS1”は”PWA-4KS"で切り出したHD映像に、選手データ等のグラフィックを追加。よりエンターテイメント性の高い映像制作が可能となります。
↑リアルタイムで映像にグラフィック効果がつけられる
こちらのソフトは直感的に操作が可能で、スポーツ中継時など即時性が求められるグラフィック効果などに有効だと思いました。
と、こんな具合で4k編は終了です。以前にも書きましたが、以前のSONYらしからぬ既存のシステムの流用、延長で設備投資が済む様な製品が多かったのに驚きましたが、同時に好感が持てました。
↑SONYブース。プレゼン時以外は延々と西野カナのPVが流れてた…。
まず、今年のInterBEEはNABに続きSONYだけでなく他メーカー含めて4k関連製品全開でした。
という訳で、今回は4k関連製品に特価したご紹介です。
●4kカムコーダー
今年は"F65"に加え、"PMW-F55"、”PMW-F5”が出展されていましたが、NABと異なるのはデジタルシネマ用途だけでなく、4kライブ制作が訴求されていた点。
↑カメラ展示コーナー
国内はテレビ業界の4k熱が強い為、"F65"より”PMW-F55”の方が注目を浴びていました。
↑おなじみのF65
というのも、4kライブ制作ソリューションとして、F55を流用したシステムを訴求していたから。
●4kライブ制作ソリューション
↑の画像は、"PMW-F55"を流用したライブ制作カメラ。F55にカメラシステムアダプター"CA-4000"を取り付ける事により、システムカメラ用ビューファインダのインターフェースや、インターカム、タリーランプの使用が可能となります。
また、ベースバンドユニット"BPU-4000"にF55で撮影した映像を光複合ケーブルで伝送する事で4K映像の色調整などが可能となります。
↑BPU-4000
また、カメラコントロールユニットの”HDCU-2000”/”HDCU-2500”と、リモートコントロールパネル”RCP-1501”を接続する事で、カメラヘッドへの電源供給や、インターカムやリターン映像、カメラの遠隔操作も可能となります。
また、FUJINON製のレンズを使用したF55のスタジオカメラスタイルを披露。
↑F55をスタジオカメラへ利用
このスタジオカメラを使用し、プレゼン時には、4kライブ撮影を行っていました。
↑F55を使用した4kライブ撮影を行いながらのプレゼン
尚、プレゼンでも4k全開で、SONYのプロフェッショナル4k機器の紹介や、如何に既存のシステムに4k制作を落としこむかのプレゼンが行われていました。
↑4k対応製品群の紹介
↑既存のSDI結線を利用したシステム構築を訴求
また、4k制作支援として発表された4kライブサーバーシステム"PWS-4400"がが注目を浴びていました。現状4k放送のコーデックや規格は決まっておらず、4k映像を扱う場合ファイルベースとなり、現状は静止画連番ファイル、H.265/HEVC、XAVCがポスプロ作業では混在。放送はH.265かXAVCになるのでは無いかと言われています。
↑マルチポートAVストレージユニット"PWS-4400"
4k連番ファイルは非圧縮の為、高画質なもののその処理自体が重すぎてテレビ番組の制作には向いていない事もあり、"PWS-4400"ではXAVCに特化したサーバーとして、”BPU-4000”から伝送された映像をXAVCコーデックのMXFとして収録するといった製品となっています。
ストレージ容量は2TB。HD(60i/100Mbps)で約24時間、4K(60p/600Mbps)で約5時間の収録が可能。増設メモリオプション(2TB/PWSK-4401/12月発売/)を使い、最大8TBまでの拡張ができ、4K/60p/600Mbpsで約20時間まの収録に対応します。
また、4チャンネル対応で、イン/アウト、4k/HDの切り替えはメニュー切り替えで可能となります。
"PWS-4400"を使用する事によって、4K制作時でも編集作業が簡便に行える他、タッチパネルによる直感的な操作および付属のコントローラーによる操作も可能で、4KでもHDでもスムーズな操作でライブ制作を行う事ができるとしていました。
↑一連のライブ制作システム全体としても展示
●4kスティッチングソフト/テレストレーターソフト
また、参考出展でしたが、4kスティッチングソフト"PWA-4KS"、テレストレーターソフト"PWA-TS1"もなかなか興味深い製品です。
”PWA-4KS"は、2台の4kカメラで撮影した映像を、繋ぎ目なく1面に合成(8kx2k)。その全景映像から、任意のHD映像を切り出す事が可能となるソフトです。
↑8kx2k映像から繋ぎ目なくHD映像を切り出し可能
このソフトを使用すれば、サッカー中継時など2台の4kカメラを定点カメラとしておき、スイッチングでHD切り出しを行いながらのライブ中継が可能となります。
また、"PWA-TS1”は”PWA-4KS"で切り出したHD映像に、選手データ等のグラフィックを追加。よりエンターテイメント性の高い映像制作が可能となります。
↑リアルタイムで映像にグラフィック効果がつけられる
こちらのソフトは直感的に操作が可能で、スポーツ中継時など即時性が求められるグラフィック効果などに有効だと思いました。
と、こんな具合で4k編は終了です。以前にも書きましたが、以前のSONYらしからぬ既存のシステムの流用、延長で設備投資が済む様な製品が多かったのに驚きましたが、同時に好感が持てました。
2013-12-24 12:28
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