日本通信、VAIOススマートフォンのパッケージを初公開 [その他VAIO関連機器]
日本通信は、1月30日に開催した2014年度第3四半期決算発表の席上でVAIO株式会社との協業により、2月に市場投入する「VAIO」ブランドのスマホに関する取り組みについて言及。
↑初公開したVAIOのスマホのパッケージ
初めて、VAIOスマホのパッケージを公開しました。
日本通信の福田尚久副社長は、「今日は、中身をお見せしたいが契約上、お見せできない。パッケージだけで勘弁していただきたい」として、片手にVAIOのロゴが入った黒いパッケージを初公開しました。
また、「VAIOのスマートフォンは、当初は、12月4日に発売する予定であったが、世界第2位のタッチパネルメーカーが会社更正法を適用した為、設計変更を余儀なくされ、結果として発売が2月になった。ただその分、販売店との協業についても話し合いができ、VAIOのスマートフォン発売に向けて十分な準備が可能になる。まもなく量産が可能になる」と述べています。
同社では、VAIOスマホの12月発売によって、第3四半期には4~8億円の売上げ増を見込んでいたとしていますが、その分は第4四半期にずれ込むのに加えて、更なる上乗せが可能になりそうだとしています。
「主要販売店からの引き合いを足し合わせると、初期ロットでかなりの数量が積み上がっている。この数を届けられるかどうか、あるいは音声サービスを付加したユーザーに対する本人確認などの作業が必要になる場合のオペレーション面での課題が出てくる可能性がある」などとしています。
日本通信では、2014年度第3四半期までの累計業績が、売上高で35億2,100万円、営業利益が1億6,600万円。これに対して、通期の業績見通しを達成する為には、第4四半期だけで、売上高で27億900万円、営業利益では10億6,400万円という大幅な伸びが必要になります。
「今回慎重に数字を見極めた結果、VAIOスマートフォンが、2月、3月に要望量を出荷できれば、売上高、利益ともに通期見通しを十分達成できると判断した。最大の課題は、VAIOスマートフォンの供給である」としました。
また、福田副社長は、「現在のMVNO市場においては、ブランド力が低いメーカーのスマートフォンか、ノーブランドのスマートフォン、あるいはブランド力がある日本メーカーの製品の場合には、既に携帯事業者が1年前に販売した型落ちのスマートフォンしか選択肢がない。自分が欲しいスマートフォンを選択するのではなく、仕方なくスマートフォンを選択している状況が生まれている。その結果、安かろう、悪かろうのイメージが生まれ、格安スマートフォンが氾濫する結果になっている。これはMVNOにとって危機的状況にある。こうしたMVNOの課題を払拭する契機になるのがVAIOブランドのスマートフォン。MVNO市場において際立った存在になると考えている」としました。
↑日本通信が指摘するMVNOの問題点
更に、日本通信の三田聖二社長は、「二流のスマートフォンしか選択できない状況はよくない。Appleに次ぐブランド力を持つVAIOを提供する事で、今のMVNO市場の問題を解決できる。2月に発売がずれ込んだが、最先端の技術を搭載し、グローバルに通用するVAIOのスマートフォンを、今年5月のSIMロック解除義務化の直前に発売できることは、むしろ絶好のタイミングだといえる。今年度の締めの四半期はエキサイティングなものになる」と、VAIOスマホの売れ行きに強い自信を見せています。
日本通信とVAIOでは、VAIOブランドのスマホに関する製品情報を提供する為に実施しているメールアドレスの登録者数が、「万」の桁数に達している事を明らかにしました。具体的な数字は明らかにしていませんが、VAIO株式会社のこれまでの登録者数を一気に超えた様子。
↑VAIOスマホの化粧箱。パッケージの下部分の構造は変更される事になるそう
「Appleに次ぐブランド力を持つVAIOを提供する」って、PCの事でしょうか?PCとスマホのブランド力を並列に考えるのはまずい気がしますが…。
また、安かろう悪かろうではなく、ブランド力と言いますが、国内市場でのiPhoneの爆発的な普及は、16GBモデルにおける新規、MNP契約時の「実質無料」が大いに後押ししていると思います。
今の消費者は、「安かろう良かろう」を求めている事を考えると、VAIOブランドとはいえ、フラグシップ性能を持たないスマホが受け入れられるでしょうか?
初代Android Xperia(グローバルモデルで言うところのX10)のスペックの低さによる悪夢を経験した方はSONYのミドルクラス機は敬遠するでしょうし…。
何にせよ、今月中に正式リリースという事ですので、動向を見守りたいと思います。
↑初公開したVAIOのスマホのパッケージ
初めて、VAIOスマホのパッケージを公開しました。
日本通信の福田尚久副社長は、「今日は、中身をお見せしたいが契約上、お見せできない。パッケージだけで勘弁していただきたい」として、片手にVAIOのロゴが入った黒いパッケージを初公開しました。
また、「VAIOのスマートフォンは、当初は、12月4日に発売する予定であったが、世界第2位のタッチパネルメーカーが会社更正法を適用した為、設計変更を余儀なくされ、結果として発売が2月になった。ただその分、販売店との協業についても話し合いができ、VAIOのスマートフォン発売に向けて十分な準備が可能になる。まもなく量産が可能になる」と述べています。
同社では、VAIOスマホの12月発売によって、第3四半期には4~8億円の売上げ増を見込んでいたとしていますが、その分は第4四半期にずれ込むのに加えて、更なる上乗せが可能になりそうだとしています。
「主要販売店からの引き合いを足し合わせると、初期ロットでかなりの数量が積み上がっている。この数を届けられるかどうか、あるいは音声サービスを付加したユーザーに対する本人確認などの作業が必要になる場合のオペレーション面での課題が出てくる可能性がある」などとしています。
日本通信では、2014年度第3四半期までの累計業績が、売上高で35億2,100万円、営業利益が1億6,600万円。これに対して、通期の業績見通しを達成する為には、第4四半期だけで、売上高で27億900万円、営業利益では10億6,400万円という大幅な伸びが必要になります。
「今回慎重に数字を見極めた結果、VAIOスマートフォンが、2月、3月に要望量を出荷できれば、売上高、利益ともに通期見通しを十分達成できると判断した。最大の課題は、VAIOスマートフォンの供給である」としました。
また、福田副社長は、「現在のMVNO市場においては、ブランド力が低いメーカーのスマートフォンか、ノーブランドのスマートフォン、あるいはブランド力がある日本メーカーの製品の場合には、既に携帯事業者が1年前に販売した型落ちのスマートフォンしか選択肢がない。自分が欲しいスマートフォンを選択するのではなく、仕方なくスマートフォンを選択している状況が生まれている。その結果、安かろう、悪かろうのイメージが生まれ、格安スマートフォンが氾濫する結果になっている。これはMVNOにとって危機的状況にある。こうしたMVNOの課題を払拭する契機になるのがVAIOブランドのスマートフォン。MVNO市場において際立った存在になると考えている」としました。
↑日本通信が指摘するMVNOの問題点
更に、日本通信の三田聖二社長は、「二流のスマートフォンしか選択できない状況はよくない。Appleに次ぐブランド力を持つVAIOを提供する事で、今のMVNO市場の問題を解決できる。2月に発売がずれ込んだが、最先端の技術を搭載し、グローバルに通用するVAIOのスマートフォンを、今年5月のSIMロック解除義務化の直前に発売できることは、むしろ絶好のタイミングだといえる。今年度の締めの四半期はエキサイティングなものになる」と、VAIOスマホの売れ行きに強い自信を見せています。
日本通信とVAIOでは、VAIOブランドのスマホに関する製品情報を提供する為に実施しているメールアドレスの登録者数が、「万」の桁数に達している事を明らかにしました。具体的な数字は明らかにしていませんが、VAIO株式会社のこれまでの登録者数を一気に超えた様子。
↑VAIOスマホの化粧箱。パッケージの下部分の構造は変更される事になるそう
「Appleに次ぐブランド力を持つVAIOを提供する」って、PCの事でしょうか?PCとスマホのブランド力を並列に考えるのはまずい気がしますが…。
また、安かろう悪かろうではなく、ブランド力と言いますが、国内市場でのiPhoneの爆発的な普及は、16GBモデルにおける新規、MNP契約時の「実質無料」が大いに後押ししていると思います。
今の消費者は、「安かろう良かろう」を求めている事を考えると、VAIOブランドとはいえ、フラグシップ性能を持たないスマホが受け入れられるでしょうか?
初代Android Xperia(グローバルモデルで言うところのX10)のスペックの低さによる悪夢を経験した方はSONYのミドルクラス機は敬遠するでしょうし…。
何にせよ、今月中に正式リリースという事ですので、動向を見守りたいと思います。
2015-02-02 15:43
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