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SONY、SeeQVault対応microSDリーダー『MRW-BS1』発売 [その他VAIO関連機器]

SONYは著作権保護技術SeeQVault対応のmicroSDカードリーダー『MRW-BS1』発売すると発表しました。

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発売日は5月26日で、ソニーストアでの販売価格は2,510円となっています。

『MRW-BS1』は、本体にMicroSDカードのスロットと、MicroUSBの端子が付いているmicroSDカードリーダーで、付属の専用のアダプターを装着する事でUSB端子に変換できるという製品となります。

SeeQVaultに対応している為、SeeQVaultBDレコやPCから転送した番組を、スマホや別の対応BDレコで視聴出来る様になります。

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そもそも、SeeQVaultとは何?というとSONY、パナソニック、サムスン、東芝が設立したNSM Initiatives LLC(以下、NSM)によって開発された著作権保護技術で、「様々な対応機器での再生互換性」と「強固なセキュリティ」として、SeeQVault対応のライセンスを開始したもの。

DTLAやDpaからでも記録メディアとして認可される事で、国内の著作権保護付き放送コンテンツを記録、再生が可能になりました。

SONYからは以前対応microSDカード『SR-16SA』、『SR-32SA』が発売されていましたが、これらの製品に著作権保護番組を書き出すにはポータブルサーバー『WG-C20』が必要でした。

今回『MRW-BS1』の登場により、『WG-C20』無しでSeeQVault対応BDレコ(残念ながらSONYからは対応レコの発売無し)やSeeQVault Media ConverterをインストールしたPCのUSBに接続する事で対応microUSBに著作権保護付き番組を書き出す事が可能になりました。

また、PC TV with nasneの5月20日のアップデートにより、nasneで録画した番組のPC経由での書き出しにも対応となります。

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ちなみに、「PC TV wiht nasneのバージョンアップにより~」と謳っていますが、ちゃんとVAIO TV with naseも5月20日にバージョンアップでSeeQVault対応となる様です。

自宅のVAIOのVAIO TV with nasenを起ち上げる度に「5月20日にバージョンアップでSeeQVault対応」のポップアップが出てますんで…。

SeeQVaultを利用した著作権保護付きコンテンツの書き出しが、今までのお出かけ転送と何が違うかと言えば、他者へのHD解像度のままでの貸出しが容易になった点となります。

お出かけ転送は解像度がVGAサイズ(SD解像度)で頭打ちという制限が有り、また、対応BDレコと対応Xperiaを使用したワイヤレスお出かけ転送ではHD解像度での転送にも対応するものの、著作権保護が端末単位で紐付けられる為、他者にコンテンツを貸そうとすると端末ごと貸し出す必要が有りました。

一方SeeQVaultはメディアに著作権保護が紐付けられる為、対応microSD、もしくは『MRW-BS1』ごと対応microSDを貸し出せば、著作権保護付き放送コンテンツをHD解像度のまま貸し出す事が可能となります。

コンテンツを借りた人は、対応microSDを装着した『MRW-BS1』をSeeQVault対応テレビやBDレコのUSB端子に接続すればそのまま試聴出来ますし、対応ハードウェアを持っていなくても、PCにデジオン製アプリケーション「SeeQVault[トレードマーク] Player for Windows」をインストールすれば、PCのUSB端子に接続すれば試聴可能となりますし、Androidスマホであればピクセラから公開予定のAndroidアプリ「SeeQVault Player」をインストールする事で、microUSB端子に接続する事で試聴が可能となります。

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尚、↑の通りPC用アプリ「SeeQVault[トレードマーク] Player for Windows」は14日お試し利用後、1,000円で購入出来ますが、SeeQVault対応microSD『SR-16SA』、『SR-32SA』の購入者には無料でダウンロード可能、『MRW-BS1』もしくはPC TV with nasneもしくはnasne本体を購入後、My Sony IDに登録する事で半額クーポンが発券され500円で購入が可能となります。

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ちなみに、↑のAndoroid用アプリ「SeeQVault Player」は公開予定となっていますが、値段等は判明していません。

友人に録画番組を貸し出す時にBDに焼くのが面倒だったり、勿体無いと思う方にはうってつけです。

ただ、SeeQVaultは少しでもユーザーが便利に使える様にというメーカーの努力が見られて評価出来ますが、そもそも無料の地デジ放送に迄著作権保護を掛けている日本のデジタル放送のクソみたいな規格が無ければ、こんな手間なコピーの段取りをしなくても良いんですが…。

米国で始まったPS Vueの様にライブ、オンデマンド、キャッチアップといった統合テレビサービスが始まったら、そもそも録画自体が意味無くなりますし、いつまでも地デジに著作権保護を掛けてる場合じゃないと思うんですが…。

しかし、『MRW-BS1』自体は2,510円と低価格ですが、対応microSDは16GBモデルの『SR-16SA』でもソニーストアで4,267円ですから、最低でも6,767円の投資が必要ですね…。PCで試聴する分には『SR-16SA』の購入で「SeeQVault[トレードマーク] Player for Windows」が無料で手に入りますが、スマホで見ようと思ったら「SeeQVault Player」を購入する為に更に費用が必要です…。

ちなみに、SONYは「互換性の問題」からSeeQVault対応BDレコを発売しないと言っていますが、恐らくあまり普及されてもBDメディアを発売しているSONYとしては都合が悪いというのが正直なところじゃないかと思っています…。

■SONY商品情報・ストア > 記録メディア > MRW-BS1
http://www.sony.jp/rec-media/products/MRW-BS1/index.html?s_tc=aff_999_0_10_170686&sisearchengine=137&siproduct=st_aff_999




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