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SONY、最大100台まで監視カメラの映像記録可能な4K対応ネットワークビデオレコーダー発売 [企業向け製品/医療用機器]

SONYは、4Kカメラネットワークに対応して長時間録画が可能なビデオレコーダーシステム「HAW-S エディション」、「HAW-E エディション」を発売すると発表しました。

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↑HAW-Eエディション

また、PCにインストールして使用する、ビデオマネジメントソフトウェア「SOW-S エディション」、「SOW-E エディション」も発売すると発表しました。

いずれも12月20日に発売。販売予想価格は、HAW-S エディション(カメラ16台、4TB HDD×2構成)が90万円より。HAW-E エディション(カメラ32台、4TB HDD×8)で260万円より。

SOW-S エディション(カメラ16台)で40万円より。SOW-R エディション(カメラ32台)で190万円よりとなっています。

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↑HAW-Sエディション

「HAW-S エディション」、「HAW-E エディション」はネットワーク接続の監視カメラからの映像を録画するシステム。『HAW-S』は16台まで(ラインセンス追加により最大40台)、『HAW-E』は32台まで(同じくラインセンス追加により最大100台)のカメラを接続して記録可能となっています。

『HAW-S』、『SOW-S』の「S」はスタンダードの略。『HAW-E』、『SOW-E』の「E」はエンタープライズの略。

両エディションの共通の仕様は、4Kネットワークカメラ対応、複数レコーダーを統合した監視システム構築可能、PCだけでなく、ブラウザやモバイルデバイスからの遠隔監視が可能な3種類のクライアントソフトを提供、初年度のソフトウェアアップデートプランをバンドルし、1年間の無料サポートが受けられる。PC等のスクリーンを動画で記録出来るスクリーンレコーダー機能の利用可能という点です。

●4Kネットワークカメラ対応

4Kネットワークカメラの映像を記録し、高精細な監視・モニタリングに貢献します。また、SONYの4Kネットワークカメラの撮影機能と連携した記録が可能となっています。『SNC-VM772R』で採用されている「インテリジェントクロッピング機能」との連携では、切り出した映像と全体の俯瞰映像をフルHDで記録する事で、画像全体を4Kで記録する場合に比べ、帯域を抑制し記録容量も削減が可能。4Kネットワークカメラならではの機能を最大限に生かす事で、高精細な映像による分析と効率的な運用をサポートするとしています。

●複数のレコーダーを統合した監視システムを構築可能

複数のレコーダーを統合して管理し、最大288台のカメラを監視・録画するシステムを構築が可能となっています。

●3種類のクライアントソフトウェアを提供

カメラのコントロールやシステムの管理、遠隔監視を行う「クライアントソフトウェア」を3種類用意し、無償提供。ユーザーの利用環境に合わせて使い分けが可能としています。

尚、下記3種類のクライアントソフトが用意されています。

・監視作業に便利な機能を多数搭載し直観的な使い勝手を実現したPC用「スマートクライアント」
・インストール作業が不要でWEBブラウザ上で利用可能な「Webクライアント」
・いつでもどこからでもライブ/録画映像にアクセス可能な、スマートフォンやタブレット用「モバイルクライアント」

●初年度のソフトウェアアップデートプランをバンドル

初年度(アクティベート後1年間)のソフトウェアアップデートプランが製品に含まれています。ソフトウェアアップデートプランを購入する事で1年間継続的なサポート(最新の機能追加、他社製品を含めたカメラ新機種対応)を受ける事が可能。

●スクリーンレコーダー機能

WindowsベースのPOS端末や各種制御装置の画面をスクリーンキャプチャし、カメラと同じ様に録画する事が可能。ネットワークカメラで撮影した映像と共に、付加情報も確認でき、監視の精度が高まります。

例えば、電車の運行管理システム図を画面上に表示し、その他の監視映像と同じ画面上で同期させる事で、システムの全体俯瞰を効率的に行えるとしています。

また、エンタープライズエディションでは、より大規模なカンしようとに向けて提案するエディションとし、。スタンダードエディションに加えて、より大希望な監視システム構築の可能、ビデオウォール機能、マルチキャスト配信に対応、システムモニタリング機能が追加が利用可能となっています。

●複数のレコーダーを統合した大規模な監視システムを構築可能

スタンダードエディションに比べ、より大規模なシステム構築が可能。複数のレコーダーを統合して管理し、最大4096台のカメラを監視・録画する大規模なシステムを構築可能となっています。

●ビデオウォール機能

壁一面に複数のディスプレイを並べて沢山のカメラ映像を分割表示する様な、ビデオウォールシステムを実現可能。

一例として、大規模商業施設の通路を監視する中央管理室のようなコントロールルームにおいて、どのディスプレイにどこのカメラ映像を映し出すかを、1つのPC画面から集中制御出来ます。

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↑ビデオウォール機能

コントロール画面の地図上に配置されたカメラアイコンを、ディスプレイにドラッグするだけで、表示したい映像の切り替えができる等、シンプルな操作性も実現しています。重要な映像を効果的に共有する事で意思決定を速やかに行うことができるとしています。尚、ビデオウォール機能を利用するには別売りのソフトウェアオプションが必要となります。

●マルチキャスト配信に対応

一般的なユニキャスト配信では、映像をモニタリングするクライアントPCの台数が増え同時アクセス数が増えると、それに比例しネットワーク帯域が必要となりますが、本製品では一つのデータを複数クライアントへ同時に送るマルチキャスト配信に対応しており、クライアントPC台数に依存せず帯域への負荷を大幅に抑え、効率的な伝送が可能となっています。

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↑マルチキャスト配信に対応

●システムモニタリング機能

システムを構成する録画サーバー、マネージメントサーバーのCPU/メモリ/ネットワーク使用率、カメラの通信状態などを遠隔監視することが可能となっています。システムが大規模になるとカメラやレコーダーの数も増え、それらの動作確認が重要となりますが、本機能では、システムが正常に稼働しているかどうかを常に管理する事が出来ます。

尚、映像記録媒体としてHAW-S エディションで最大24TB、HAW-E エディションでは最大32TBのストレージを構成可能。24TBで構成した場合はHDカメラ16台の映像を約3ヵ月分記録可能。それぞれRAID機能も装備しています。

HWA-Sエディションの主な仕様は、OSにWindows Embedded Standard 7 Runtimeを採用。内蔵HDD:RAIDレベル RAID0、RAID1、RAID5、RAID10、RAID1E、RAID50、RAID6。インターフェースは10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T(RJ-45)×2、USB3.0x4、USB2.0x2、HDMI端子(HDMIx1、HD15x1)、オーディオライン出力x1、外形寸法は88.2x440.0x391.2(高さx幅x奥行き)mm。

HAW-Eエディションの主な仕様は、HWA-Sエディションに加えてVGA端子:HD15x1、DisplayPort×1、マイク入力、ライン入力を搭載。外形寸法は88.2x446.0x410.0(同)mmとなっています。

現行のSONY製ネットワークビデオレコーダー『NSR-500/00』は4K非対応ですし、フルHD/30fpsのネットワークカメラ16台分しか記録出来ない為、大規模監視システムの構築は不可能でした。

『HAW-S』『HAW-E』の登場でスタジアムや国営の美術館等、大規模な監視カメラシステムの構築が可能となった為、かなり大きな受注が見込める様になりますね。

■プレスリリース
4Kネットワークカメラ対応のネットワークビデオレコーダーを発売
4K高画質記録や各種モニタリング機能により、幅広い監視用途へ提案
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201606/16-062/




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