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SONY、手術中の視野を記録する1型の4Kビデオカメラ『MCC-S40MD』発売 [企業向け製品/医療用機器]

SONYは、手術部位の視野(術野)を4Kで高精細に撮影できる医療用ビデオカメラ『MCC-S40MD』を発売すると発表しました。

MCC-S40MD_01.jpg

発売日は2017年3月1日。

想定売価は三軸雲台やコントローラーとのセットで約280万円前後となります。

開胸・開腹など、手術における手術部位の視野を撮影するカメラ。撮影された映像は、主に学術集会での発表や医師の教育などの場で活用され、医療技術の向上に繋がります。

その一方で、非常に細かい血管や神経をつなぎ合わせる様な手術の映像では、細い糸や針先の位置関係、どの位の力で操作されているのか等、細部まで再現する事が求められています。

そこで『MCC-S40MD』では、1型で総画素数約2,090万画素、有効画素数約1,420万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。カメラ開発で培った高度な画像処理エンジンも搭載し、「見たままの質感や細部までをより忠実に再現する」としています。

MCC-S40MD_02.jpg
↑使用イメージ

映像出力は、HDMI経由では4K(3,840×2,160/30P)、HD(1,920×1,080/60P/60i)。SDI出力ではHD(1,920×1,080/60P/60i)。レンズも解像力の高い大口径レンズを採用。光学12倍ズームで、超解像技術を用いて画質劣化を抑えた20倍ズームも可能となります。

自動露出補正機能も備えており、露出調整が難しい無影灯(手術室で用いられる照明器具)下において適切な露出を実現。ブレ補正や映像調整機能なども利用できるとしています。

カメラとレンズが一体型になっており、凹凸も少ない為、清掃がしやすくなっています。天吊りアームへの装着も可能で、コントローラーやPCなどからのリモート操作もサポートします。

ここのところ、医療分野の新製品の市場投入が少なかったので、また撤退でもするのかと思いましたが、先日ご紹介した医療用4Kディスプレイ等、細々と製品投入を行って行くみたいですね。

■プレスリリース
手術を高精細に撮影する、医療施設向け4K術野カメラ 発売
高感度な1.0型 裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載し、細部や暗部も精緻に撮影
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201612/16-118/index.html




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