SONY、同社国内初となるDolby Atmos/DTS:X対応AVアンプ『STR-DN1080』発売 [ホームサラウンド]
SONYは、CES2017で発表し、米国で今春発売としていたDolby Atmos/DTS:X音響や、独自の自動音場補正「D.C.A.C.EX」等に対応したAVアンプ『STR-DN1080』を国内でも発売すると発表しました。
発売日は6月17日。
販売価格は77,800円となっています。
7.1chのAVアンプで、最大の特徴は、SONY制AVアンプでは国内モデル初となる、立体音響のDolby Atmos/DTS:Xへの対応。海外では2015年発売の上位機『STR-ZA5000ES』が対応していますが、国内でも対応モデルが登場した形となります。
DN1080は、5chのスピーカー構成でも7ch相当を再現する「ファントムサラウンドバック」機能を組み合わせる事で、最大7.1.2ch(9chアンプ相当)を体験可能としています。
尚、他社製AVアンプにおけるAtmos/DTS:Xへの対応は2014年から始まり、2015年以降はエントリーモデルにおいても導入が進んでいますが、SONYはこれまで「メリットのあるタイミングで対応すべき」としていました。Atmos/DTS:X音声収録のBDソフトが増加して来た事等を受けて、国内初となる対応モデルの発売に至ったとの事です。
DN1080は、新DSPを3基搭載して処理性能を高め、「高性能を音質を損なうことなく実現する」としています。更に、多くのテレビラックに収納できる様に、本体の高さを従来モデル『STR-DN1070』の172mmから156mmへ低くしたのも特徴となります。
↑DSPを3基搭載
4Kコンテンツのパススルーに対応する他、4K/60P/4:4:4や、HDR、HDCP 2.2映像をサポート。更に、2017年秋以降に行なう本体ソフトウェアアップデートで、Dolby Vision at Home方式のHDRにも対応予定としています。
ハイレゾ再生はDSD 5.6MHzや、PCM/FLAC/Apple Lossless(ALAC)等の192kHz/24bitに対応し、いずれも5.1chまでサポート。ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audio等にも対応。定格出力は165W×7ch(6Ω)、最大出力は100W×7ch(6Ω)。
生産終了した上位モデル『TA-DA5800ES』等に搭載している音場補正技術「D.C.A.C.EX」に対応。31バンドのグラフィックイコライザで視聴環境を高精度に最適化するとしています。キャリブレーションに使う外付けのマイクは、従来のモノラルからステレオへ変更。「(上位モデルである)ESクラスのキャリブレーション機能を搭載し、理想的なホームシアターの視聴環境を実現する」としています。
室内環境によって、スピーカーの設置場所が限られる場合でも、理想的な位置/角度へ仮想的に“再配置”してサラウンドのつながりを改善する「スピーカーリロケーション」や「A.P.M.(オートマティック・フェーズ・マッチング)」に対応。
3基の新DSPにより、Atmos/DTS:Xデコードや、D.C.A.C.EX、スピーカーリロケーションなどを含め、これ迄以上に高度なDSP処理を実現。また、デジタル系の回路基板には、一体成型のメタルフレームを採用。1ピースで作られ、剛性を高めたブラケットにより、デジタル基板にかかる振動などを排除するとしています。
↑一体成型メタルフレーム・デジタル系回路基板
↑プリアンプ専用ICの『CXD90035』
Ethernet/Wi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n、2.4/5GHz)のネットワーク機能に対応。DLNAやAirPlay再生の他、Chromecast Built-inや、Spotify Connectにも対応。スマホからの操作で、対応する音楽配信サービスなどが利用可能となっています。
↑メニューのホーム画面
スマホアプリ「Music Center」(旧SongPal)に対応し、複数のワイヤレススピーカー等を連携させ、別々の部屋で同時に音楽を楽しめるワイヤレスマルチルーム機能に対応。尚、従来モデルのDN1070とは異なり、Wi-Fiスピーカーをリアスピーカーにするワイヤレスサラウンドは非対応となっています。
↑サラウンドの選択画面
Bluetoothも搭載し、スマホなどの音楽をワイヤレスで受信して聴く事が可能。NFCで、対応スマホとワンタッチでペアリング可能。Bluetooth接続時も高音質で伝送できるLDACもサポートしてます。MP3やAACなどの圧縮音源をアップコンバートして高域補間などを行ない音質を改善する「DSEE HX」も搭載。
HDMIは6入力/2出力。その他の入力端子は、コンポジット×2、、光デジタル×1、同軸デジタル×1、アナログ音声×4。出力端子はコンポジット×1、サブウーファ×2、ヘッドフォン×1を用意する。USB端子も前面に備え、DSDやWAV/FLAC/AIFF/ALACなどを再生可能。
↑背面
↑背面HDMI入出力端子部分の拡大図
フロントハイスピーカーを使って高さ方向の音場を表現できる「HD-D.C.S. フロントハイ」に対応。有線接続時のマルチルーム機能も搭載し、5.1chや3.1chで余っているスピーカー端子を独立して使用し、メインルームとは別で2部屋(Zone3)まで分けて使用可能。
↑シャーシ部
AM/FMラジオに対応し、ワイドFMにも対応。消費電力は190W(待機時0.4W)、外形寸法と重量は430×331×156(幅×奥行き×高さ)mm、9.7kg。同梱するリモコンは『RMT-AA320U』となっています。
↑同梱リモコン『RMT-AA320U』
遂にオブジェクトオーディオ対応のAVアンプが登場しました。音声処理のスペックは十分過ぎる程ですし、画に関しても4Kアップコン対応というのは凄い事です。
惜しむらくは、ワイヤレスサラウンド非対応となった事ですが、そもそもAVアンプを使用してサラウンド構成を組む人は、Wi-Fiスピーカーをサラウンドバックとして使用しないですし、問題は無さそうです。
■プレスリリース
最新の音声フォーマット「Dolby Atmos」「DTS:X」に新たに対応
リアルな音響空間を楽しめるマルチチャンネルインテグレートアンプ発売
~ソニー独自の自動音場補正機能によるスピーカーソリューションで理想的なサラウンド環境を実現~
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201705/17-0509/
発売日は6月17日。
販売価格は77,800円となっています。
7.1chのAVアンプで、最大の特徴は、SONY制AVアンプでは国内モデル初となる、立体音響のDolby Atmos/DTS:Xへの対応。海外では2015年発売の上位機『STR-ZA5000ES』が対応していますが、国内でも対応モデルが登場した形となります。
DN1080は、5chのスピーカー構成でも7ch相当を再現する「ファントムサラウンドバック」機能を組み合わせる事で、最大7.1.2ch(9chアンプ相当)を体験可能としています。
尚、他社製AVアンプにおけるAtmos/DTS:Xへの対応は2014年から始まり、2015年以降はエントリーモデルにおいても導入が進んでいますが、SONYはこれまで「メリットのあるタイミングで対応すべき」としていました。Atmos/DTS:X音声収録のBDソフトが増加して来た事等を受けて、国内初となる対応モデルの発売に至ったとの事です。
DN1080は、新DSPを3基搭載して処理性能を高め、「高性能を音質を損なうことなく実現する」としています。更に、多くのテレビラックに収納できる様に、本体の高さを従来モデル『STR-DN1070』の172mmから156mmへ低くしたのも特徴となります。
↑DSPを3基搭載
4Kコンテンツのパススルーに対応する他、4K/60P/4:4:4や、HDR、HDCP 2.2映像をサポート。更に、2017年秋以降に行なう本体ソフトウェアアップデートで、Dolby Vision at Home方式のHDRにも対応予定としています。
ハイレゾ再生はDSD 5.6MHzや、PCM/FLAC/Apple Lossless(ALAC)等の192kHz/24bitに対応し、いずれも5.1chまでサポート。ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audio等にも対応。定格出力は165W×7ch(6Ω)、最大出力は100W×7ch(6Ω)。
生産終了した上位モデル『TA-DA5800ES』等に搭載している音場補正技術「D.C.A.C.EX」に対応。31バンドのグラフィックイコライザで視聴環境を高精度に最適化するとしています。キャリブレーションに使う外付けのマイクは、従来のモノラルからステレオへ変更。「(上位モデルである)ESクラスのキャリブレーション機能を搭載し、理想的なホームシアターの視聴環境を実現する」としています。
室内環境によって、スピーカーの設置場所が限られる場合でも、理想的な位置/角度へ仮想的に“再配置”してサラウンドのつながりを改善する「スピーカーリロケーション」や「A.P.M.(オートマティック・フェーズ・マッチング)」に対応。
3基の新DSPにより、Atmos/DTS:Xデコードや、D.C.A.C.EX、スピーカーリロケーションなどを含め、これ迄以上に高度なDSP処理を実現。また、デジタル系の回路基板には、一体成型のメタルフレームを採用。1ピースで作られ、剛性を高めたブラケットにより、デジタル基板にかかる振動などを排除するとしています。
↑一体成型メタルフレーム・デジタル系回路基板
↑プリアンプ専用ICの『CXD90035』
Ethernet/Wi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n、2.4/5GHz)のネットワーク機能に対応。DLNAやAirPlay再生の他、Chromecast Built-inや、Spotify Connectにも対応。スマホからの操作で、対応する音楽配信サービスなどが利用可能となっています。
↑メニューのホーム画面
スマホアプリ「Music Center」(旧SongPal)に対応し、複数のワイヤレススピーカー等を連携させ、別々の部屋で同時に音楽を楽しめるワイヤレスマルチルーム機能に対応。尚、従来モデルのDN1070とは異なり、Wi-Fiスピーカーをリアスピーカーにするワイヤレスサラウンドは非対応となっています。
↑サラウンドの選択画面
Bluetoothも搭載し、スマホなどの音楽をワイヤレスで受信して聴く事が可能。NFCで、対応スマホとワンタッチでペアリング可能。Bluetooth接続時も高音質で伝送できるLDACもサポートしてます。MP3やAACなどの圧縮音源をアップコンバートして高域補間などを行ない音質を改善する「DSEE HX」も搭載。
HDMIは6入力/2出力。その他の入力端子は、コンポジット×2、、光デジタル×1、同軸デジタル×1、アナログ音声×4。出力端子はコンポジット×1、サブウーファ×2、ヘッドフォン×1を用意する。USB端子も前面に備え、DSDやWAV/FLAC/AIFF/ALACなどを再生可能。
↑背面
↑背面HDMI入出力端子部分の拡大図
フロントハイスピーカーを使って高さ方向の音場を表現できる「HD-D.C.S. フロントハイ」に対応。有線接続時のマルチルーム機能も搭載し、5.1chや3.1chで余っているスピーカー端子を独立して使用し、メインルームとは別で2部屋(Zone3)まで分けて使用可能。
↑シャーシ部
AM/FMラジオに対応し、ワイドFMにも対応。消費電力は190W(待機時0.4W)、外形寸法と重量は430×331×156(幅×奥行き×高さ)mm、9.7kg。同梱するリモコンは『RMT-AA320U』となっています。
↑同梱リモコン『RMT-AA320U』
遂にオブジェクトオーディオ対応のAVアンプが登場しました。音声処理のスペックは十分過ぎる程ですし、画に関しても4Kアップコン対応というのは凄い事です。
惜しむらくは、ワイヤレスサラウンド非対応となった事ですが、そもそもAVアンプを使用してサラウンド構成を組む人は、Wi-Fiスピーカーをサラウンドバックとして使用しないですし、問題は無さそうです。
■プレスリリース
最新の音声フォーマット「Dolby Atmos」「DTS:X」に新たに対応
リアルな音響空間を楽しめるマルチチャンネルインテグレートアンプ発売
~ソニー独自の自動音場補正機能によるスピーカーソリューションで理想的なサラウンド環境を実現~
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201705/17-0509/
2017-05-12 11:06
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