SSブログ

SONY、プロ向けモニターイヤフォン『IER-M9』、『IER-M7』国内でも発売 [ヘッドフォン/Bluetoothヘッドセット]

SONYは、8月に香港で先行発表した、ステージモニター向けイヤフォン『IER-M9』と『IER-M7』を国内でも発売すると発表しました。

IER-M9_03.jpg
↑IER-M9

発売日は10月6日。

販売予想価格は5ドライバ搭載の『IER-M9』が130,000円前後、4ドライバの『IER-M7』が75,000円前後となっています。

いずれも、ミュージシャンがライブのステージ上で自分たちの演奏を聴く為のモニターイヤフォンとして開発。バランスド・アーマチュア(BA)型のマルチドライバを搭載した音質と、高い遮音性/装着安定性を特徴としています。

IER-M7_03.jpg
↑IER-M7

プロに認められるモデルとして開発する為、SONYのヘッドフォンエンジニアが持つノウハウを元に、Sony Music協力によりアーティストやエンジニアが持つステージモニタリングのノウハウをフィードバックして改善を行なったとの事です。

ライブステージ上でのモニター用途を想定し、必要な高音質や高い遮音性、装着安定性を追求。一般のオーディオリスニング用としても、声や楽器のダイレクトな音が、移動中等でも高い遮音性で楽しめるというメリットが有ります。

『IER-M9』は5ウェイ5ドライバ、『IER-M7』は4ウェイ4ドライバ。BAドライバユニットの持つ素早い音の立ち上がりと、新開発BAシステムによる最適なミックスバランスで、ステージモニターとして必要な音質を実現したとの事。

IER-M9_04.jpg
↑M9はBAドライバを5基(フルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター+スーパートゥイーター)搭載

IER-M7_04.jpg
↑M7はBAドライバを4基(フルレンジ×2+ウーファー+トゥイーター)搭載

『IER-M9』の高域用BAドライバは、ツイータの振動板に比剛性(単位重量あたりの剛性)と内部損失の高いマグネシウム合金を採用し、色付けのないクリアな音質を再現。

ボイスコイルには、伝送効率の高い銀コート銅線を使用。端子部には金メッキを施し導電性を高めています。このドライバにより入力信号に対して忠実に動く振動板が、微小な音を捉えて再生出来るとしています。

IER-M9_05.jpg
↑M9のマグネシウム振動板採用BAドライバーユニット

M9、M7共通の特徴として、ケーブルには純銀コートOFCを使用し、伝送ロスを抑制。ネットワーク回路にはフィルムコンデンサを使用し、振動や電気的な干渉を抑えて繊細で伸びのある高域を再生します。更に、SONY専用の高音質はんだも使用しています。

IER-M9_06.jpg

インナーハウジングには高い剛性と内部損失のマグネシウム合金を使用。BAドライバを堅牢に固定し、不要な振動を抑制。音の透明度を高めます。各BAドライバから再生された音は最適化された経路を通り、ロス無く耳に伝わる「オプティマイズドサウンドパス」も採用し、各ドライバの自然な高域をそのまま聴けるとしています。

IER-M9_07.jpg
↑M9のインナーハウジング

IER-M7_05.jpg
↑M7のインナーハウジング

IER-M9_08.jpg
↑「オプティマイズドサウンドパス」構造(M9)

IER-M7_06.jpg
↑「オプティマイズドサウンドパス」構造(M7)

新BAシステムでは、各ドライバが役割を持って補完し、インイヤモニターとしての音質を追求。5ドライバの『IER-M9』は、『IER-M7』よりもスムーズな高域再生を実現し、細かい音まで自然に再現するとしています。

ケーブルは着脱可能で、ステレオミニプラグのケーブルに加え、4.4mmバランスプラグ付きケーブルも同梱。『IER-M9』には非磁性体の金メッキプラグをイヤフォン側/プレーヤー側の両方に使用。磁性体メッキのプラグに比べ電流の流れを阻害しにくく、よりクリアな音質を実現するとしています。更に、M9にはタッチノイズを軽減するシルク編組を使用しています。

IER-M9_09.jpg
↑バランス接続ヘッドフォンケーブルも付属

IER-M9_10.jpg
↑M9にはタッチノイズを軽減するシルク編組を使用

遮音性を徹底した新しい筐体構造を採用し、音漏れも低減。ドライバ前面部は完全密閉で、背面部も音抜け孔以外は密閉しています。『IER-M9』はフロント・リアハウジングにマグネシウム材を使用。剛性が高く、ハードな使用環境でもハウジングの破損を防ぎます。また、M9のフェイスプレートにはカーボンを使用しています。

IER-M9_12.jpg
↑進化したノイズブロック構造

IER-M9_11.jpg
↑M9はハウジングにマグネシウム合金を採用

ケーブルを耳に掛けて装着するスタイルで、耳掛けの部分は従来モデルのアジャストフリー(手動でカーブを調整する)から変更し、カーブは決まっていますが、柔らかく色々な耳の形状に合わせて追従するプリフォームドを採用しています。

IER-M9_13.jpg
↑新開発のプリフォームドイヤーハンガー

持ち運び時の衝撃から守る為、ハードケースを同梱。表面には耐久性を考慮したポリエステルクロスを使用しています。『IER-M9』のケースには天面に金属パネルを使用。その他、ケーブルやハンガーへの負担、ハウジングの接触を防ぎ、コンパクトに収納できるシリコン製ケーブルホルダーも付属します。

IER-M9_14.jpg
↑M9の同梱物一覧

IER-M7_07.jpg
↑M7の同梱物一覧

イヤーピースは、2種類の硬度のシリコンゴムに独自開発のシリコンフォーム素材を組み合わせたトリプルコンフォートイヤーピース6サイズ(SS/S/MS/M/ML/L)を採用。

柔らかさと追従性の高さを特徴とし、遮音性と長時間の快適な装着性を実現するとしています。水洗いも可能。その他、ハイブリッドイヤーピース7サイズ(SS/S/MS/M/ML/L/LL)も同梱します。

IER-M9_15.jpg
↑合計13種類のイヤーピースを付属

再生周波数帯域は、いずれも5Hz~40kHでハイレゾ対応。感度は103dB。インピーダンスはM9が20Ω(1kHz)、M7が24Ω(同)。最大入力は100mW。ケーブルを除く重量はM9が約11g、M7が約9gとなっています。

国内でもM9、M7どちらも発売なんですね…。以前も書きましたがイヤモニの相場がオーダーメイドでも5万~10万の中、M9の13万はちょっと強気な値段設定な気がします…。

■プレスリリース
新開発のプロセッサーで業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現
ハイレゾ相当の高音質も楽しめる『WH-1000XM3』などヘッドホン4機種発売
~アーティストの求める音質・遮音性・装着性を実現したステージモニターも同時発売~
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201809/18-0905/




nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。