SML、テンセントと提携でアニソンの中国市場配信を開始

ソニー・ミュージックレーベルズ(SML)は、中国テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ(TME)とコンテンツ配信およびその権利保護についての戦略的提携を合意。



自社レーベル「SACRA MUSIC」が保有するアニメ音楽を中心としたコンテンツを、中国市場で配信を開始しました。

中国市場で様々な音楽サービスを展開する最大手テンセント・ミュージックとの提携は、海外市場の開拓を目的とした新たな取り組みとなります。

2017年4月に発足したSACRA MUSICは、数々のアニメタイアップを手がけ国内外で人気を集めるアーティストを中心とした音楽レーベル。なかでも所属アーティストのGARNiDELiAは、昨年中国で5回の公演を実施し、動画の合計再生回数が中国を中心とした中華圏で1億回を超えるヒットを記録しています。

これまでも中国市場に対しアプローチを重ねて来ましたが、今回の提携でSMLとして初めて、中国における包括的なコンテンツ配信を実施します。

SACRA MUSICは、SawanoHiroyuki[nZk](澤野弘之)や、LiSA、EGOIST、佐香智久、ELISA等の所属アーティストの楽曲配信を順次開始。TMEは、中国でのコンテンツ配信管理、セールス、サブライセンス、権利保護などの業務を担当。

SACRA MUSICに所属するアーティストや楽曲等を、様々なプラットフォームで展開していくとしています。

中国市場でアニソンとはいえ、邦楽が正式に配信される日が来るというのは時代も変わりましたね…。ハードウェア面では中国製品や韓国製品に遅れを取る日本ですが、ソフトウェアではまだまだ市場拡大を狙えますし、ぜひとも世界展開の足がかりにして欲しいものです。

■プレスリリース（Sony Music GROUP）
https://www.sme.co.jp/s/SME/pressrelease/detail/NEWS00814