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SONY、AI開発環境で開発したプログラムを「SPRESENSE」で利用出来るツール公開 [テクノロジー]

SONYは、低消費電力のIoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE」向けに、ディープラーニング統合開発環境「Neural Network Libraries/Console」で生成したプログラムを実行できるソフトウェア開発環境を提供開始しました。

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一般的に画像や音声の認識処理には多くの計算能力が必要となる為、高性能なプロセッサ搭載ボードが不可欠となります。

しかし、高性能なボードは消費電力が大きく、低消費電力が求められるIoTシステム構築の課題となっています。

「Neural Network Libraries/Console」で生成したAIプログラムを「SPRESENSE」で実行できるソフトウェア開発環境により、AIを搭載した本格的なエッジ・コンピューティングのIoTシステムの開発が容易になるとしています。

一例として、発売が開始された「SPRESENSEカメラボード」を「SPRENSENSEメインボード」と組み合せる事で、AIによる画像認識が実現可能。マイク入力機能やセンサー等と組み合わせれば、音声認識やジェスチャー認識に応用も出来るとしています。これらの認識処理は、乾電池で動作でき、バッテリーを使えば長時間動作も可能。

低消費電力で広域通信を可能にするLPWAを、SPRESENSEとNeural Network Libraries/Consoleと組み合わせる事で、環境にやさしい低消費電力のIoTネットワークの構築も可能。LPWAは帯域が狭いため、画像や音声などの大容量データの送信には向きませんが、SPRESENSEとNeural Network Libraries/Consoleを活用し、エッジで認識処理を行なうシステムを構築する事で、必要な情報だけを送信でき、LPWAを効果的に活用出来ます。

プロセッサーボードとAIによるプログラム開発環境を組み合わせて、複雑なプログラミングを避けるというアイディアは面白いですね。




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