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SONY、6,100万画素のフルサイズミラーレス「α7RIV」発売 [Cyber-shot/α]

米SONYは東部時間16日10時(日本時間同日23時)にα新製品発表会を開催。Eマウントミラーレス一眼、α7RIV『ILCE-7RM4』を発売すると発表しました。

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また、翌17日には国内での発売も発表。発売日は9月6日(米国での発売は9月7日)。

販売予想価格は約40万円(米国での販売価格は3,500$)。

有効約6,100万画素、裏面照射型CMOSセンサーを搭載。光学ローパスフィルターレス仕様で、高精細かつ臨場感豊かな撮影ができるとしています。

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世界初という有効6,100万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載。高画素化していますが、裏面照射構造と効率的なノイズ処理の組み合わせで、低中感度域ではα7R IIIと同等の高い感度・低ノイズ性能を維持したとしています。

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常用ISO感度は100~32000、拡張50~102400。低感度時約15ストップ(静止画撮影時)の広ダイナミックレンジも実現しています。組み合わせる画像処理エンジンは、最新のBIONZ X。

14bitの圧縮/非圧縮RAWフォーマットに対応。イメージセンサー内でAD変換された14bit信号を、フロントエンドLSIとBIONZ Xのシステム内で一度16bit処理してから、RAW画像に14bit出力する事で、豊かな階調表現を実現。サイレント撮影時や連続撮影時も14bit RAW出力が可能となっています。

5.5段の補正効果を実現する、光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能を搭載。高解像度性能を最大化する為に、シャッター振動が少なく、耐久性も高くなる様、シャッターチャージユニット構造を見直しています。

ピクセルシフトマルチ撮影機能も進化。ボディ内手ブレ補正機構を高精度に制御し、複数画像を撮影・PC上で合成する事で、高い解像感を持つ画像を生成する機能ですが、従来の4枚に加え、α7R IVでは計16枚の画像が持つ約9億6,320万画素分の情報から、約2億4,080万画素の画像生成可能となっています。

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↑ピクセルマルチシフトで撮影した240Mpix画像

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↑一部を切り出してもこれだけの解像力がある

16枚の連写の途中で、0.5画素分のセンサー移動を行ない、4枚合成時の4倍の高画素化を実現しています。尚、撮影した画像はPCアプリケーションの「Imaging Edge」と「Viewer」、「Edit」で合成・現像可能。

AF/AE追随連写は、最高約10コマ/秒、ライブビュー撮影時は8コマ/秒。サイレント撮影時は7コマ/秒。APS-Cクロップ撮影時でも、2,620万画素を確保出来ます。

567点の位相差検出AFセンサーと、425点のコントラストAFを搭載。人間や動物に対応した瞳AF機能も備え、被写体を自動追尾するリアルタイムトラッキングも利用可能。バッファメモリーは1.5倍に大容量化し、JPEG時・圧縮RAW時に約68枚の連写持続が可能となっています。

ファインダーは有機ELのTru-Finderで、約576万画素に約1.6倍の高精細化を実現。背面モニターは3型144万画素で、チルト可動式。

無線LANが5GHzにも対応。ワイヤレスPCリモート接続をサポートし、USB接続時のデータ転送速度を高速化、カスタム機能の拡充など、細かな機能強化も行なわれています。

画素加算のない全画素読み出しにより、4K映像撮影に必要な画素数の約2.4倍の情報量を凝縮して4K映像を出力。モアレやジャギーが少なく、ディテール再現や解像感に優れた4K動画が撮影できるとしています。

S-Log2、およびシャドウからミッドトーン(18%グレー)にかけての階調特性を重視したS-Log3に対応。設定時は14ストップの広ダイナミックレンジ撮影可能。HDRはHLGに対応します。

また、SONYのデジタルカメラとして初めて、動画撮影中も人物の瞳AFが可能。ファストハイブリッドAFの像面位相差システムをより効果的に使う事で、動画撮影時のAFの速度と精度も向上。タッチトラッキングによるリアルタイムトラッキングも、動画撮影で利用出来ます。

フルHDでは120コマ/秒のハイスピード撮影に対応。外部録画再生機をHDMI接続している際、XAVC S 4K記録で、記録モードが24P時の場合、カメラ本体のモニターに映像を同時出力する事も可能になりました。この設定では、顔認識とリアルタイムAFも使用可能。

カメラ本体のマルチインターフェースシューに新しくデジタルオーディオインターフェースが追加。接点の増加や形状変更は無く、引き続きケーブルやバッテリーの接続も不要なままデジタル伝送に対応します。

これを受けて、動画撮影にマッチしたアクセサリも強化。『ECM-B1M』は、カメラ用ショットガンマイクで、アクセサリーシューに取り付け可能。8個のマイクユニットとDSPを内蔵しており、指向性の異なるマイクを付け替えずに、1台のマイクで幅広い収音範囲に対応可能。

また、収音したサウンドをアナログではなく、デジタル信号でカメラに伝送。ノイズを徹底的に抑制した高音質な伝送が可能としています。9月6日発売で、価格は35,000円。

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↑ECM-B1M

鋭指向性、単一指向性、全指向性は、ユーザーが切り替えられます。新開発のビームフォーミング信号処理と組み合わせる事で、鋭指向性がありながら、コンパクトサイズを実現したとしています。

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↑鋭指向性、単一指向性、全指向性の切り替えが可能

『XLR-K3M』は、XLR接続のマイクも利用できるアダプター。低域の振動ノイズを効果的に抑制する防振構造や、風のノイズを抑制するウインドスクリーンも付属。

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↑XLR-K3M

入力端子は、XLR/TRSコンボ×2、ステレオミニマイク×1となっています。

米国でのα新製品製品発表予告が有った際は、α7RIVの新モデルというのが大方の予想でしたが、ネット上ではα9の後継モデルという噂も一部で噂されていました。

ファームのアップデートでα9、α7はリアルタイム瞳AFの動物対応も為されていましたが、静止画のみだったので、フラグシップモデルのα9の後継モデルで初めて動画撮影時の瞳AFに対応するという淡い期待も有ったのですが…。

6,100万画素のExmorRや高速連写等カメラとしてのハードウェア機能だけで無く、無線LANが5GHzに対応したり、USB-C搭載等、全方位で前モデルからアップグレードしていますし、かなり欲しい製品です…。

■プレスリリース
世界初有効約6100万画素の新開発35mmフルサイズCMOSイメージセンサー搭載
α[トレードマーク](Alpha[トレードマーク])史上最高の解像性能と階調性を実現
高性能AFで最高約10コマ/秒の高速連写が可能なフルサイズミラーレス一眼カメラ『α7R IV』発売




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