SONY、リサイクル可能なオリジナル紙素材「オリジナルブレンドマテリアル」開発 [その他]
SONYは、産地を特定した竹、さとうきびと、市場回収したリサイクルペーパーを原料とし、環境に配慮したサステナブルな紙素材「オリジナルブレンドマテリアル」を開発したと発表しました。
6月25日発売の完全ワイヤレスイヤフォン『WF-1000XM4』のパッケージに採用されます。
オリジナルブレンドマテリアルは、耐久性や強度の高いリサイクル可能な紙素材で、プラスチックを一切使用していません。
↑『WF-1000XM4』のパッケージ
『WF-1000XM4』のパッケージは、素材の持ち味である様々な色合いを生かす為に無着色で使用しているとの事。
オリジナルブレンドマテリアル原料は、竹、さとうきび、リサイクル紙。
竹は、さとうきびと同様に短期間で成長します。必要な分を選定して伐採し、竹山全体を持続可能な育成サイクルにする事で、自然への影響を軽減。オリジナルブレンドマテリアルに採用する竹は、中国・貴州の3つの山で栽培しているものに限定し、山に生息するパンダの餌となる竹とは異なる種類の竹を原料に使用しているとの事。
さとうきびは、砂糖を生成する過程で残る搾りかすを使用。通常さとうきびの搾りかすの多くは、発電燃料として燃やされ、二酸化炭素排出の原因となりますが、オリジナルブレンドマテリアルに採用する事で、リサイクル可能な循環型資源として活用できるとしています。タイ・ナコーンサワン半径100km圏内の畑で栽培されたさとうきびの搾りかすに限定して使用するとの事。
オリジナルブレンドマテリアルには、パッケージの生産地で市場回収したリサイクルペーパーを使用。リサイクルペーパーと、竹やさとうきびを組み合わせる事で強度をもたせているとの事です。着色はせずにリサイクルペーパーの素材を生かし、ユニークな風合いを提供します。
竹、さとうきび、市場回収リサイクルペーパーを配合したオリジナルブレンドマテリアルは、ブレンドの比率を変える事で、様々な形状に出来る為、活用の幅も広げられるとしています。
『WF-1000XM4』のパッケージでは、全体にオリジナルブレンドマテリアルを採用し、分別する事なく、リサイクルに出せます。エンボス加工も可能で、インクを使わずに文字を入れるなど、一層の環境配慮も可能としています。
ESG投資が注目され、Appleの様に環境対策を行っていない企業との取り引きは行わないと名言する企業が登場する世の中ですから、パッケージの見直しを行うメーカーは多いでしょうが、なかなか新素材開発迄自前で行う企業は無いでしょうね。
意外にバイオケミカル分野の開発も行っているSONYならではだと思います。
■プレスリリース
竹・さとうきび・市場回収リサイクルペーパーを原料にする
サステナブルな紙素材「オリジナルブレンドマテリアル」開発
無着色で商品のパッケージに活用
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/News/Press/202106/21-039/
6月25日発売の完全ワイヤレスイヤフォン『WF-1000XM4』のパッケージに採用されます。
オリジナルブレンドマテリアルは、耐久性や強度の高いリサイクル可能な紙素材で、プラスチックを一切使用していません。
↑『WF-1000XM4』のパッケージ
『WF-1000XM4』のパッケージは、素材の持ち味である様々な色合いを生かす為に無着色で使用しているとの事。
オリジナルブレンドマテリアル原料は、竹、さとうきび、リサイクル紙。
竹は、さとうきびと同様に短期間で成長します。必要な分を選定して伐採し、竹山全体を持続可能な育成サイクルにする事で、自然への影響を軽減。オリジナルブレンドマテリアルに採用する竹は、中国・貴州の3つの山で栽培しているものに限定し、山に生息するパンダの餌となる竹とは異なる種類の竹を原料に使用しているとの事。
さとうきびは、砂糖を生成する過程で残る搾りかすを使用。通常さとうきびの搾りかすの多くは、発電燃料として燃やされ、二酸化炭素排出の原因となりますが、オリジナルブレンドマテリアルに採用する事で、リサイクル可能な循環型資源として活用できるとしています。タイ・ナコーンサワン半径100km圏内の畑で栽培されたさとうきびの搾りかすに限定して使用するとの事。
オリジナルブレンドマテリアルには、パッケージの生産地で市場回収したリサイクルペーパーを使用。リサイクルペーパーと、竹やさとうきびを組み合わせる事で強度をもたせているとの事です。着色はせずにリサイクルペーパーの素材を生かし、ユニークな風合いを提供します。
竹、さとうきび、市場回収リサイクルペーパーを配合したオリジナルブレンドマテリアルは、ブレンドの比率を変える事で、様々な形状に出来る為、活用の幅も広げられるとしています。
『WF-1000XM4』のパッケージでは、全体にオリジナルブレンドマテリアルを採用し、分別する事なく、リサイクルに出せます。エンボス加工も可能で、インクを使わずに文字を入れるなど、一層の環境配慮も可能としています。
ESG投資が注目され、Appleの様に環境対策を行っていない企業との取り引きは行わないと名言する企業が登場する世の中ですから、パッケージの見直しを行うメーカーは多いでしょうが、なかなか新素材開発迄自前で行う企業は無いでしょうね。
意外にバイオケミカル分野の開発も行っているSONYならではだと思います。
■プレスリリース
竹・さとうきび・市場回収リサイクルペーパーを原料にする
サステナブルな紙素材「オリジナルブレンドマテリアル」開発
無着色で商品のパッケージに活用
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/News/Press/202106/21-039/
2021-06-16 17:33
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