PS3のファームウェアアップデート。PS3間のデータ転送に対応

SCEは、12月10日にPS3の最新ファームウェア、Ver.3.15のリリースを開始しました。



Ver.3.15で更新される内容は
・データ転送ユーティリティ
・スカパー! HDの放送を録画したディスクの再生に対応
との事です。

データ転送ユーティリティは、LANケーブルで接続し、PS3のHDDのデータを、別のPS3に転送できるようになる機能です。



PS3買い替え時などに、2台のPS3のファームを3.15にした上で、LANケーブルで直接接続すると、HDD内の音楽や動画、ゲームデータ、セーブデータなどをコピーが可能となります。

但し、コピー禁止のゲームセーブデータや著作権保護されたコンテンツなどはムーブとなり、送信元から削除されます。また、転送すると、受信側HDDに保存されていたデータは消去されるそうです。送信先のPS3でPlayStation Networkのアカウントを作成しておくことで、ゲームのトロフィー情報なども転送可能との事です。

尚、コピーできないデータはPlayStation Storeからダウンロードしたレンタルコンテンツ(ファイルタイプMNV)や、ワンセグや地上デジタル放送の録画ビデオや配信ビデオなど、著作権保護された動画ファイル(ファイルタイプMGV、ETS)やDivX VOD サービスに対応した動画ファイルも転送できないそうです。

尚、詳細の設定方法はPlayStation.comのアップデートのページに掲載されています。

今まで、コピー禁止のセーブデータはバックアップも取れず、どうにもならなかっただけに、データ転送ユーティリティは便利かと思います。

ちなみに、欧米でリリースされたVer.3.15では、PSP向け小容量のダウンロード専用ミニゲーム配信サービスPSP minisのゲームをPS3でもプレイ可能になっていたのですが、国内は未対応だそうで。何となく、ユーザー登録の国籍ごとに制限を掛けているだけの様な気がしますが・・・。

■PlayStation.com(Japan)>PS3>アップデート
システムソフトウェア バージョン 3.15　アップデートについて
http://www.jp.playstation.com/ps3/update/