SONY、VAIO事業譲渡を正式発表。BRAVIA事業も分社化へ

SONYは2月6日、国内のVAIO事業を、投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)に売却することで合意したことを正式発表しました。



また、テレビ事業の抜本改革も発表。VAIO事業は新会社への事業譲渡に伴い、SONYにおけるVAIO製品の企画、設計、開発を終了し、製造、販売についても各国で発売する2014年春モデルを最後として事業を収束するとの事。

JIPが設立する新会社は、SONYのVAIO事業や一部資産を承継。7月1日を目処に取引を実行する事を目指すとしています。新会社では、引き続きVAIOブランドのPC事業の企画、設計、開発、製造などを行なうとの事。

新会社設立当初は、商品構成を見なおした上で、日本を中心にコンシューマ向けと法人向けPCでを適切な販路を通じて販売することに注力。「適切な事業規模」による運営で早期の収益安定化を目指すとしています。

新会社ではVAIO事業の拠点である長野テクノロジーサイトをオペレーション拠点とし、SONYと国内関連会社でVAIO事業に従事している社員を中心に250～300名程度で創業を開始。新会社はJIPの出資や経営支援のもと、設立、運営されますが、設立当初はSONYが5%の出資を行なう。

また、テレビ事業も目標としていた2013年度の黒字化達成は困難として、間接機能の見直しや、費用削減などを実施。商品は、4Kラインナップを一層強化する他、広色域、高画質技術搭載の2Kなど高付加価値モデルに注力。2014年7月を目処にテレビ事業を分社化し、完全子会社として運営する。これにより、収益構造を改善し、2014年度のテレビ事業黒字化を目指すとしています。

SONY以外から発売されるVAIOに何の意味が有るんでしょう…。かなりショックです。現行のVAIO FitやVAIO Duo、Pro、Tapシリーズの登場から、久しぶりにVAIOにも面白い製品が出て来たな、と思っていた矢先に…。

しかし、世界的にPCが売れないとは言え、ホームネットワーク構築時の母艦が無くなったり、これから4K時代という矢先に編集機能を持つ製品が無くなるという事は他のSONY製品にも影響有るんじゃないでしょうかね？

また、nasneはPS4でも使用する事が確約されていますが、nasne TV with VAIOはどうなってしまうんでしょうか？PCからはnasneの操作が出来なくなるのか？はたまた他メーカーPCでの使用が可能になるのか？

BRAVIA同様、子会社化という訳にはいかなかったんですかね？

かなりショックです…。

■プレスリリース(PC事業の譲渡に関する意向確認書の締結について)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201402/14-0206/
■プレスリリース(PC事業及びテレビ事業の変革について)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201402/14-019/