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SONY、InterBEE2016のSONYブースで「CLEDIS」展示 [企業向け製品/医療用機器]

SONYは11月16日から本日迄幕張メッセで開催されている国際放送映像機器展InterBEE2016のSONYブースで、画面表面R、G、B各色の微細なLEDからなる画素を、それぞれ毎に駆動させる独自の「CLEDIS」技術を使用したディスプレイを展示しています。

ZRD-1_01.jpg
↑CLEDISディスプレイユニット『ZRD-1』

発売時期は2017年1~3月で、価格は220型の4K×2Kシステムで約1.2億円の見込み(価格は設置方法、システム構成により異なる)となっています。

CLEDISは、「Crystal LED Display」の技術をベースに開発したディスプレイシステムで、ディスプレイユニット『ZRD-1』とコントローラ『ZRCT-100』で構成。6月に発表されており、発売が近づいたことで、詳細な仕様などが公開されています。

画面表面にRGBの微細なLED素子を配置した画素を、画素ごとに駆動させる自発光のディスプレイ方式。光源サイズが0.003mm2と微細な為、画面表面の黒点が占める割合を99%以上に高められ、一般的なLEDディスプレイ等と比べて高コントラスト、広視野角、広色域の映像表現が行なえるのが特徴となります。

320×360pixの画素を持つディスプレイユニット『ZRD-1』を、表示したいコンテンツ等に応じて組み合わせる事で、サイズや解像度が決定。今回のI展示では、6×12個(縦×横)=72個の構成で220型の4Kx2Kを表示しています。

今回上映していたコンテンツは4K/HDRですが、現時点でディスプレイシステム側はHDRをサポートしていないとの事。しかし、ディスプレイユニットの輝度は1,000nitsのスペックを持っている為、今後、ディスプレイコントローラの次期モデルなどでHDRの対応を検討しているとしています。

IntterBEE2016_CLEDIS_01.jpg
↑InterBEE2016、SONYブースでのCLEDIS 4Kx2K/220型の展示

入力信号はDisplayPortのシングル入力で最大3,840×2,160pix、60/30P、8/10bit、RGB 4:4:4。DisplayPortのデュアル入力では120pまで対応します。DVIはシングル入力で1,920×1,080pix、60/30P、8bit、RGB 4:4:4に対応。DVI 4入力で3,840×2,160pixまで対応します。

高額な製品となる為、一般的なLEDディスプレイに比べてターゲットを絞った形で販売。「締まった本当の黒が出る」という高い画質を活かして、自動車メーカーのデザインシミュレーションといった用途を主に想定しているとの事です。

ワタシも昨日、InterBEEに行き、実機を見て来たので、詳細はInterBEEのレポート記事で行いたいと思います。まぁ、映像業務用というよりは商業用途なんで、コントラストは凄いと思いましたが、粗は色々有りそうです…。




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