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SONY、天板に人工大理石を採用した超短焦点プロジェクター『LSPX-A1』国内発売 [その他映像関連機器]

すっかりご紹介するのを忘れていましたが、SONYはCES2018で発表した、4K/HDR対応の超短焦点プロジェクターとスピーカーを統合した『LSPX-A1』を国内でも発売すると発表しました。

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発売日は4月1日。

価格は238万円で、受注生産となります。サンワカンパニー東京ショールーム内で3月20日から体験スペースを展開している他他、3月31日以降各地のソニーストアでも体験スペースを用意するとの事です。

空間を変える事で、暮らしに新しい体験をつくりだす、SONYのコンセプト「Life Space UX」の新製品で、「音と映像で空間を変える」を目標に開発したとの事。壁面近くに置くだけで、最大120インチの4K HDR大画面を壁に投写できる他、スピーカーも内蔵し、空間全体に音を広げます。

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↑利用イメージ

本体の天板には人工大理石を採用し、居住空間における高級感を演出。アルミのフレームや木製の棚による家具調のデザインとし、インテリアに馴染むただずまいとしながら、その中に4K/HDRプロジェクターと有機ガラス管を用いたスピーカーを搭載。空間に映像と音が浮かび出すような使い勝手を目指したとしています。

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↑AVラック風のデザインだが、左右のポールが有機ガラス管によるスピーカーとなっている

尚、基本的には部屋の白い壁であれば投写できますが、シボのある壁紙等では映像がきれいに投写できない可能性があります。サイズも大きいので、購入前にソニーストアのスタッフが現地の設置環境を確認してから、販売・導入手続きを行なうとの事。尚、推奨される壁の条件は、「平滑な壁にベンジャミンムーア(ペンキ)のスーパーホワイトを塗ったもの」との事です。

プロジェクター部は、SONYが'2017年に発売した『VPL-VZ1000』とほぼ共通ですが、HDR方式はHDR10に加え、HLGにも対応。0.74型/4,096×2,016pixのSXRDパネルを採用し、明るさは2,500ルーメン。光源はレーザーの「Z-Phosphor」で明暗差の大きなHDR映像も表現出来るとしています。

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↑天面のプロジェクター部

壁に寄せると85型で投写(壁との距離は最短6.1cm必要)。120型で投写する場合は、壁から24.5cm離す必要があります。対応画面サイズは85~120型を想定しており、画面サイズは設置距離で決定。

2%のデジタルズームと、上下3%、左右6%のレンズシフトにより微調整を行ないます。フォーカスやシフト、ズーム設定の為のテストパターンを内蔵しており、パターンを確認しながら調整が可能です。

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↑85型~120型迄対応

SONYのデータベース型超解像処理LSI「リアリティクリエーション」を搭載。フルHD映像等も高精細な4Kに変換し、出力します。色域はBT.2020とBT.709。明るさの自動調整機能等は備えていません。

『LSPX-A1』の特徴は、プロジェクタだけでなくスピーカーも内蔵した店となります。脚部に360度に音を放射する2本の有機ガラス管ツィーターを搭載する他、前面には左右各3基のミッドレンジを、背面側には壁に音を放射するミッドレンジ、ラック下部には別体のサブウーファを内蔵しています。

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↑有機ガラス管によるツイータ

ツィータは、有機ガラス管を振動板の端面に配置された加振器により振動させ、音波を発生させる独自の「アドバンスド バーティカル ドライブ」により、空間全体に音を拡散します。これは、スピーカーも内蔵。「アドバンスドバーティカルドライブテクノロジー」対応のツイータにより、空間全体に音を広げる。サブウーファも搭載しています。

アドバンスドバーティカルドライブテクノロジーは、SONYのサウンティーナ『NSA-PF1』『LSPX-S1』でも採用されている技術となります。『LSPX-A1』の左右の有機ガラス管は取り外し可能となっており、万一破損した場合などでも交換可能となっています。

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↑アドバンスドバーティカルドライブテクノロジーは、『LSPX-S1』にも採用されている技術

出力はミッドレンジが23W×3ch、サブウーファが50W×1chで、本体だけでも迫力あるシアターサウンドや、「壁に映し出される森の映像に、空間に広がる小川のせせらぎの音」の様な自然なサウンドが楽しめるとしています。音質モードは、スタンダード/ミュージック/シアターの3種類から選択可能。

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↑サブウーファを下部に装備

入力端子はHDMI×3で、いずれも18GbpsとHDCP 2.2対応。但し、HDMI CECには非対応。また、Bluetooth 4.2も対応していますが、これはリモコン操作用で、Bluetoothスピーカーとしては動作しません。『LSPX-A1』のスピーカーは、「音だけ」では利用できず、映像と音の組み合わせで使用することを想定しているとの事です。

LAN端子やRS-232C、D-Sub 9ピンのREMOTE端子やTRIGGER端子も装備。ケーブル類は背面カバーの中に収納可能となっており、すっきりとした佇まいを実現しています。

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↑右側面の脚にHDMI端子とLAN端子

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↑左側面の脚にはRS-232C端子など

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↑端子カバーも備えており背面もすっきりしたデザイン

リモコンもインテリアになじむ新デザインのものを採用。消費電力は475W。外形寸法は1,255×559×470(幅×奥行き×高さ)mm、重量は75kg。サブウーファ部の外形寸法は641×233×114(同)mm、重量は約6.6kgとなっています。

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↑リモコンはLEDを内蔵

CESでの発表時には語られていませんでしたが、脚の部分がアドバンスドバーティカルドライブテクノロジーを用いた有機ガラス管のツィーターになっているとは…。

高価なプロジェクターですし、設置出来る場所や映写出来る壁面が必要とかなりハードルは高いですが、思わず欲しくなりますね…。

HEDMI CEDに非対応との事ですが、全てのコンテンツをプロジェクターを使用して見る事は無いですし、むしろレコーダーやSTBを立ち上げたらプロジェクターも起動する方が面倒ですし、良い判断かもしれません。

■プレスリリース
壁際に置くだけで、高精細な大画面映像と透明感ある音が空間を変える
4K超短焦点プロジェクターを発売
~人工大理石の天面、アルミフレーム、木製棚などを配し、生活空間に馴染むエレガントな佇まいを演出~
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201803/18-0313/




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