SONY、エントリークラスのAVアンプ『STR-DH790』、『STR-DH590』の2モデル発売

SONYは、エントリークラスのAVアンプ『STR-DH790』、『STR-DH590』の2機種を発売すると発表しました。


↑上位モデルの『STR-DH790』

4月21日より順次発売。

価格と発売日は、Dolby AtmosやDTS:Xに対応した7.1ch『STR-DH790』が6月16日発売で44,500円、Atmos/DTS:X非対応で5.1chの『STR-DH590』が33,500円で4月21日発売となっています。

●STR-DH790



『STR-DH790』は、7.1chサラウンドの他、Dolby AtmosやDTS:Xに対応。4月21日発売のイネーブルドスピーカー『SS-CSE』等と組み合わせる事で、5.1.2ch構成の立体音響に対応するのが特徴となります。また、本体の高さは従来機『STR-DH770』より約20mm低い133mmにコンパクト化したとの事です。



また、DH790の自動音場補正機能は「アドバンストD.C.A.C.」。全てのスピーカーの位相特性をフロントに揃え、スピーカー間の音の繋がりを向上させるA.P.M(オートマチック・フェーズ・マッチング)を、自動音場補正機能と組み合わせ、部屋の特性に合わせた補正を高精度に行なえるとしています。尚、下位モデルのDH590の自動音場補正はA.P.M.非対応の「D.C.A.C.」となっています。


↑アドバンストD.C.A.C.


↑A.P.M(オートマチック・フェーズ・マッチング)

更に、DH790は31バンドのグラフィックイコライザに進化(従来のDH770は8バンドのパラメトリックイコライザ)した補正機能を備えています。

●STR-DH790/DH590共通の特徴

『STR-DH790』は7ch、『STR-DH590』は5chアンプ内蔵で、最大出力はいずれも145W(6Ω)。独自の高精度なデジタル音場処理によってフロントスピーカーだけで仮想的にサラウンド音場を再現する「S-Force PROフロントサラウンド」を搭載。



壁からの反射音を利用しない為、部屋の形状の影響を受けにくく、設置する場所の広さや位置に関わらず良好なサラウンド再生を実現するとしています。

デジタル系の回路基板を強化し、一体成型のメタルフレームを採用。


↑『STR-DH790』のデジタル回路部


↑『STR-DH590』のデジタル回路部

また、リニア広帯域パワーアンプにより、広帯域とローノイズを実現。


↑『STR-DH790』のパワーアンプ部


↑『STR-DH590』のパワーアンプ部

シャーシはXエンボスデザインの新FB(フレーム&ビーム)シャーシを使用しています。


↑進化したFBシャーシを採用

Xエンボス加工によって設けられたビーム（梁）により、これまで以上にトランスやヒートシンクの重量を強固に支えると共に、スピーカーからの音圧など外部の力からの影響を最小にし、アンプ回路への不要な振動の伝播を遮断する様に最適な配置としています。

高剛性化と厳重な振動対策により、豊かな量感と歯切れ良い音の再現を両立しているとしています。

HDMIは、両機種とも4入力1出力で、4K/60P 4:4:4 18Gbps映像信号に対応。HDR映像はHDR10、HLG、Dolby Visionをサポートしています。


↑全てのHDMI入出力端子は4K放送に対応するためのHDCP2.2に対応

HDMI以外の入力端子は、光デジタル×1、同軸デジタル×1、アナログ音声×4。出力端子はサブウーファ×2、ヘッドフォン×1を用意。ChromecastやFire TV StickなどUSB給電で動作するAV周辺機器を給電できるUSB端子も備えています。尚、USBオーディオ再生や、ネットワーク再生には対応していません。


↑『STR-DH790』の背面


↑『STR-DH590』の背面

FMラジオを搭載し、ワイドFMにも対応。外形寸法も共通で、約430×297×133(幅×奥行き×高さ)mm。重量はDH790が7.5kg、DH590が7.2kg。消費電力はいずれも240Wとなっています。


↑『STR-DH790』、『STR-DH590』共通リモコン

ネットワークオーディオやハイレゾに対応しないとはいえ、オブジェクトオーディオや7.1chに対応して4万5,000円を切るというの『STR-DH790』は魅力的ですね。しかも価格は44,500円としながらも、ソニーストアだと税抜き39,800円、My Sony会員に配布されうストアクーポンを利用すれば税抜き35,892円です…。

ちょっと欲しくなっちゃいますね…。

■プレスリリース

最新の音声フォーマット「Dolby Atmos」「DTS:X」対応機種を拡充
4K HDRにも対応し臨場感豊かな視聴環境を実現する『STR-DH790』などアンプ3機種発売
フロントスピーカーの上に置くだけで映画館のような立体的な音響空間を構築するスピーカーも発売
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201804/18-0403/