SONY、BIONZ Xで高画質化したCyber-shot「RX100M5A」発売

SONYは、1型のCMOSセンサーと新映像エンジン「BIONZ X」を搭載したデジタルカメラ「RX100」シリーズ新モデル『DSC-RX100M5A』を発売すると発表しました。



発売日は7月13日。

販売予想価格は11万円前後。

2016年11月発売の『DSC-RX100M5』(RX100 V)の光学系等を継承しながら、2018年6月に発売した望遠モデル『DSC-RX100M6』相当の映像エンジンの搭載により、RX100M5を最新スペックにアップデートしたモデルが『RX100M5A』となります。

レンズは35mm換算24～70mmの光学2.9倍で、F1.8-2.8のツァイスレンズ。センサーは積層型で1型の「Exmor RS CMOS」で、有効画素数は約2,010万画素。AFの速度は0.05秒で、315点の像面位相差AFも備えています。



映像エンジンはRX100M6と共通の「BIONZ X」となり、従来比1.8倍の高速処理性能により画質を向上。高感度撮影時の画質やディテールリプロダクション技術の進化、瞳AFの強化、連射連続撮影枚数の増加(150枚から233枚に)、EVF表示タイムラグ低減などが図られています。

↓RX100M5AとDSC-RX100M5の違い

BIONZ Xに伴う進化
・画質向上
・瞳AF進化
・連写連続撮影枚数増加
(RX100M5:150枚⇒ RX100M5A:233枚)
・EVF表示タイムラグの低減

追加フィーチャー
・フォーカスエリア ”ゾーン”追加
・縦横フォーカスエリア切替
・AF時の顔優先設定
・フォーカスエリア登録機能
・AWB時の優先設定
・測光モード項目追加
・RAW+JPEG撮影時のJPEG画質設定
・カスタムキー設定 （静止画と動画を独立で設定可能）
・シャッターボタンで動画撮影
・レーティング機能
・マイメニュー設定

変更
・MP4同時ビデオ記録⇒Proxy記録に変更
・動画記録方式
・メニュー構成、UI

非搭載
・PlayMemories Camera Apps
・マイフォトスタイル
・Eye-Fi対応

AFも顔検出設定の詳細化やピーキング機能の精度向上などが図られました。

動画は3,840×2,160pix/30p/100MbpsのXAVC S 4K動画と、1,920x1,080/60p/28MbpsのAVCHD。MP4は省略されています。4Kでの連続撮影時間は約5分迄。動画撮影時も像面位相差AFを使ったファストハイブリッドAFに対応。4K動作撮影でも高精度かつ高追従なフォーカシングが行なえるとしています。

MP4を省略した代わりに、プロキシ記録に対応。ピクチャープロファイルやS-Gamut/S-Log2、ガンマ表示アシスト、ゼブラ機能、HDMIクリアアウト、TC/UB、レックコントロール、マーカー機能等の動画関連機能も備えています。



スーパースローモーション撮影に対応。フルHD/120fpsで記録し、PCなどでの編集時にフレームレートを変更して、スローモーション映像を制作できる。シャッターボタンによる録画開始/停止にも新対応。

液晶モニタは可動式で、上方向に180度、下には約45度までの角度調整が可能。3型で122万画素。ポップアップ式で235万画素の有機ELファインダーは、表示システムの高速化により、RX100M5より撮影中の表示タイムラグを大幅に低減したとしています。


↑背面液晶はチルト式


↑EVFはポップアップ式

撮影枚数は220枚。記録メディアはSDカードとメモリステデュオ。外形寸法は101.6×41×58.1(幅×奥行き×高さ)mm。重量は本体のみで約272gとなります。

確かに、RX100シリーズは歴代モデルと併売なので、型落ちモデルはスペック的に見劣りしますが、だからこそユーザーにとって価格がこなれて良いというメリットが有るんですが…。RX100M5Aの発売で、RX100M5が販売終了になると、新品のRX100M5が低価格で買えなくなる可能性が有りますね…。

最新モデルが売れない事を危惧したSONYの戦略でしょうかね？

■SONY商品情報・ストア>サイバーショット>DSC-RX100M5A
https://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX100M5A/