SONY、スポーツ/報道撮影向けEマウントレンズ「FE 400mm F2.8 GM OSS」発売 [その他デジカメ関連機器]
SONYは、FEマウントレンズ「FE 400mm F2.8 GM OSS」(SEL400F28GM)を発売すると発表しました。
9月上旬から順次出荷予定。
販売価格は税別160万円。受注生産品となっており、7月3日から受注を開始しています。
2017年10月に開発発表し、2018年夏の発売を目指していた大口径超望遠レンズとなります。ハイスピードミラーレス機α9『ILCE-9』との組み合わせで、高速AF追従連写を活用した撮影を想定しているとの事。
尚、α9には、本レンズに対応する為のファームウェアアップデートVer.3.00が6月28日に公開されましたが、一部製品が正常に動作しないことが判明し、6月29日に配信を一時停止。近日中に修正予定としています。
↑α9にマウントしたところ
「手持ちでも使える重量を目指した」と言い、35mmフルサイズセンサー搭載デジタルカメラ用の400mm F2.8レンズで世界最軽量という2,895g(三脚座込み)を実現しています。
レンズ本体の軽量化および撮影時のハンドリング(重量バランス)向上の為に、鏡筒前方の大きな径のレンズを少なくする新規の光学設計を採用しているとの事。また、αレンズで初という蛍石レンズ3枚や、マグネシウム製の鏡筒も取り入れています。
↑レンズ構成は17群23枚(フィルター1枚を含む
AF中でもフォーカスリングを掴んでMFできる「フルタイムDMF」に対応。誤操作を避けたい場合は、FULL TIME DMFスイッチをオフにする事でフォーカスリング自体を無効化出来ます。
フォーカスリングとプリセットボタンの間に「ファンクションリング」を装備。記憶させたピント位置に移動させる機能や、動画撮影向けのパワーフォーカス、APS-C/フルサイズの画角切り換えを割り当てる事が可能。これらはα9のファームウェアアップデートで切り換え可能になり、他機種の対応予定はサポートページに掲載されるとの事です。
↑写真中央にある3つのリングのうち、中央の細いリングがファンクションリング。ズームレバーのように左右に動く
AF駆動には、カメラボディ側のスピード性能が今後も進化すると見据えたというXD(extreme dynamic)リニアモーターを新開発。絞り駆動機構も新開発し、ファームウェアアップデートしたα9ではF11以下で20コマ/秒、F13以上で10コマ/秒の連写を可能とします。
フィルターは40.5mmの差し込みタイプ。別売で円偏光フィルター『VF-DCPL1』(12月下旬発売。税別4万2,000円)も用意され、鏡筒の外側からフィルターを回転させられる機構を持ちます。
↑フィルターは差し込み式
↑別売の円偏光フィルター『VF-DCPL1』
絞りは11枚羽根の円形絞り。高解像とボケ味の両立の為に、ボケ味に影響する球面収差を製造工程で1本ごとに調整するとしています。
最短撮影距離は2.7m。フィルター径は40.5mm。1.4倍、2倍のテレコンバーターにも対応します。
手ブレ補正には、動体撮影時のフレーミング安定を重視した「MODE3」を搭載。レンズを振った際にファインダー像の動き出しが遅れる違和感を回避し、スポーツ撮影等の不規則で素早い被写体に適するとしています。α9にはファームウェアアップデートで対応し、その他の機種の対応予定はサポートページに掲載されるとしています。
最大径×全長は158.1×359mm。重量は2,895g(三脚座込み)。カーボンファイバー製のレンズフードや、トランクタイプのレンズケースが付属します。
↑トランクタイプのレンズケースが付属
↑レンズフードはカーボンファイバー製
α9の登場で、αシリーズも完全にプロ向け製品を視野に入れた事は分かっていましたが、こうしたプロ向け望遠レンズが発売される日が来るのは、胸熱です。2006年にSONY製初代α、α100が発売した時には予想出来ませんでした。
■プレスリリース
革新的な技術による高速・高精度AFと高解像、世界最軽量※1の機動力を実現
スポーツや報道のプロフェッショナルへ新たな体験を提供
大口径超望遠レンズGマスター『FE 400mm F2.8 GM OSS』発売
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201806/18-0628/
9月上旬から順次出荷予定。
販売価格は税別160万円。受注生産品となっており、7月3日から受注を開始しています。
2017年10月に開発発表し、2018年夏の発売を目指していた大口径超望遠レンズとなります。ハイスピードミラーレス機α9『ILCE-9』との組み合わせで、高速AF追従連写を活用した撮影を想定しているとの事。
尚、α9には、本レンズに対応する為のファームウェアアップデートVer.3.00が6月28日に公開されましたが、一部製品が正常に動作しないことが判明し、6月29日に配信を一時停止。近日中に修正予定としています。
↑α9にマウントしたところ
「手持ちでも使える重量を目指した」と言い、35mmフルサイズセンサー搭載デジタルカメラ用の400mm F2.8レンズで世界最軽量という2,895g(三脚座込み)を実現しています。
レンズ本体の軽量化および撮影時のハンドリング(重量バランス)向上の為に、鏡筒前方の大きな径のレンズを少なくする新規の光学設計を採用しているとの事。また、αレンズで初という蛍石レンズ3枚や、マグネシウム製の鏡筒も取り入れています。
↑レンズ構成は17群23枚(フィルター1枚を含む
AF中でもフォーカスリングを掴んでMFできる「フルタイムDMF」に対応。誤操作を避けたい場合は、FULL TIME DMFスイッチをオフにする事でフォーカスリング自体を無効化出来ます。
フォーカスリングとプリセットボタンの間に「ファンクションリング」を装備。記憶させたピント位置に移動させる機能や、動画撮影向けのパワーフォーカス、APS-C/フルサイズの画角切り換えを割り当てる事が可能。これらはα9のファームウェアアップデートで切り換え可能になり、他機種の対応予定はサポートページに掲載されるとの事です。
↑写真中央にある3つのリングのうち、中央の細いリングがファンクションリング。ズームレバーのように左右に動く
AF駆動には、カメラボディ側のスピード性能が今後も進化すると見据えたというXD(extreme dynamic)リニアモーターを新開発。絞り駆動機構も新開発し、ファームウェアアップデートしたα9ではF11以下で20コマ/秒、F13以上で10コマ/秒の連写を可能とします。
フィルターは40.5mmの差し込みタイプ。別売で円偏光フィルター『VF-DCPL1』(12月下旬発売。税別4万2,000円)も用意され、鏡筒の外側からフィルターを回転させられる機構を持ちます。
↑フィルターは差し込み式
↑別売の円偏光フィルター『VF-DCPL1』
絞りは11枚羽根の円形絞り。高解像とボケ味の両立の為に、ボケ味に影響する球面収差を製造工程で1本ごとに調整するとしています。
最短撮影距離は2.7m。フィルター径は40.5mm。1.4倍、2倍のテレコンバーターにも対応します。
手ブレ補正には、動体撮影時のフレーミング安定を重視した「MODE3」を搭載。レンズを振った際にファインダー像の動き出しが遅れる違和感を回避し、スポーツ撮影等の不規則で素早い被写体に適するとしています。α9にはファームウェアアップデートで対応し、その他の機種の対応予定はサポートページに掲載されるとしています。
最大径×全長は158.1×359mm。重量は2,895g(三脚座込み)。カーボンファイバー製のレンズフードや、トランクタイプのレンズケースが付属します。
↑トランクタイプのレンズケースが付属
↑レンズフードはカーボンファイバー製
α9の登場で、αシリーズも完全にプロ向け製品を視野に入れた事は分かっていましたが、こうしたプロ向け望遠レンズが発売される日が来るのは、胸熱です。2006年にSONY製初代α、α100が発売した時には予想出来ませんでした。
■プレスリリース
革新的な技術による高速・高精度AFと高解像、世界最軽量※1の機動力を実現
スポーツや報道のプロフェッショナルへ新たな体験を提供
大口径超望遠レンズGマスター『FE 400mm F2.8 GM OSS』発売
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201806/18-0628/
2018-07-06 13:33
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