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SONY、タフ仕様のSDカード「SF-G」シリーズ発売 [記録メディア]

SONYは、4K撮影に適したUHS-II対応SDメモリーカードの新製品として、防水性、防塵性、強靭性を備えたタフ仕様の「SF-G」シリーズ3製品を発売すると発表しました。

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↑128GBの『SF-G128T』

10月20日から順次発売。

販売予想価格は32GBの『SF-G32T』が14,000円前後、64GBの『SF-G64T』が2万円前後、128GBの『SF-G128T』が4万円前後となっています。

「SF-G」シリーズは既に発売されており、SDカードのスペックとしては同じものですが、タフ仕様としたバージョンとなります。

プロカメラマンなどからの要望として、SDカードが折れる、背面端子部のリブが破損する、書き込み防止スイッチが破損する事がある為、強靭性を高めた製品が欲しいという意見があり、それを踏まえて3年ほどかけて開発したとしています。

通常のSDカードは、内部のメモリなどのチップを、ポリカーボネート製の樹脂ケースで、たい焼きのように上下から挟んで作られています。その為、衝撃や折れ曲げなどで、ケースが分離してしまったり、ケース自体が折れるといった問題も発生します。

そこでタフ仕様のカードでは、チップを挟むのではなく、アーモンドをチョコレートでコーティングする様に、金型に高硬度の樹脂を流し込んで基板をコーティングする一体成型としました。これにより、曲げ強度はSD規格の試験基準比で18倍、約18kgの荷重にも耐えるものとなったとの事です。

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5mからの落下試験もクリア。IP68の防水防塵性も備え、水深5mで72時間のテストもクリア。SDカードを入れたまま、ズボンを洗濯しても問題無いとの事です。

背面のリブも無い為、カードリーダに挿入した際に、向きが正常で無い等の理由によりリブが破損するリスクも避けています。

また、側面のライトプロテクトスイッチは、「スイッチ自体を使用していない」というユーザーの声が多かった為、廃止しています。

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但し、スイッチが存在しないと、従来のSDカードの規格に沿ったものではなくなってしまう為、このスイッチレスカードで、改めてSDカードの認証を取得したとの事です。

ファイル復旧アプリ「Memory Card File Rescue」もダウンロード提供。書き換え回数の上限に達すると知らせる「SD Scan Utility」も利用可能となっています。

SDアソシエーションによるSDHC/SDXCメモリーカード規格「UHS-II」に対応し、4K動画(XAVC S)の記録、RAW形式など多画素静止画のスムーズな連写に最適としています。読出し最大300MB/s、書込み最大299MB/sを実現しています。

128GBと64GBモデルはSDXC、32GBモデルはSDHC。UHSスピードクラスは全モデルClass 3、SDスピードクラスはClass 10となります。

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↑タフ仕様「SF-G」シリーズのパッケージ

SDカード立ち上げメーカーである、パナや東芝では無く、SONYがこうしたSDカードを作る日が来るとは思いませんでしたね…。

ただ、立ち上げメーカーだからこそ、ライトプロテクトスイッチのオミットを今更言い出せ無いといういうにもありますし、SONYらしいと言えばSONYらしい製品ではありますが…。

■プレスリリース
ハードな使用環境にも耐えうる、優れた堅牢性、防水性、防塵性を備えたSDカード
『SF-G シリーズTOUGH(タフ)仕様』を発売
~世界最速の書き込み(299MB/s)、および読み出し(300MB/s)が可能~
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201810/18-1003/




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