SONY、BS4K対応の業務用レコーダー『PZW-4000』発売

SONYは、BS4K放送番組用のビデオフォーマットに対応した業務用4K XAVCレコーダー『PZW-4000』を'発売すると発表しました。



発売は2019年5月。

価格は570万円となっています。

独自開発のコーデックチップを搭載し、高効率圧縮・低ビットレートのビデオフォーマット「XAVC-L422 QFHD 200」に対応。

XAVC-L422 QFHD 200は、BS4K放送番組の搬入フォーマットとして採用されているものとなります。10bit/4:2:2サンプリングで、4K HDRにおいても高画質な映像を実現しながら、従来の4K搬入フォーマット(XAVC-I QFHD 300)よりも約1/3の低ビットレート化を可能にしています。

送出サーバーや搬入用メディアなどのストレージ記録容量を抑え、運用コストの削減・効率化が出来るとしています。

放送業務用のカメラやレコーダーで採用されているSxSメモリーカードに対応し、SxSメモリーカードから直接再生が可能。2TBの内蔵SSDを搭載し、収録しながらの追いかけ再生やファイル転送をサポート。サーバー同等の運用が可能という。USB端子を搭載し、USBメモリーから内蔵ストレージへのコピーにも対応する。

放送業務用機器として一般的なユーザーインターフェイスである簡易コントロールパネルを装備。制御用PCを使わずに、機器単体での操作を可能にしています。RS-422Aプロトコルに対応し、従来のVTRレコーダーと同様の操作性、運用性を実現。ギガビットイーサネット(1000BASE-T)を標準搭載し、FTPによるネットワークファイル転送にも対応します。

本機は既に民放キー局系BS放送事業者5社のマスター設備に、エンコーダーや単体送出機として採用済み。順次運用が開始される予定だとの事です。

消費電力は550W。外形寸法は424×463×176(幅×奥行き×高さ)mmで、重量は18.8kg。

なお本機専用のメディアとして、搬入に適した専用ケースを付属したSxSメモリーカード『SBS-240H』(240GB)も'19年3月発売との事です。

Long422 200のみとはいえ、やっとXAVCのハードウェアエンコーダ搭載機が出て来ましたね…。今までPremiere含めてソフトウェアエンコードしたXAVCを局納品という形だったんで、エンコードに膨大な時間がかかってましたが、これでリアルタイムエンコードが可能になります。

ただ、納品マスター作るのは局ではなくポスプロなんで、先に局に納入されたと言われましても…。といった感じでしょうか？

InterBEEで展示されているんで、本日実機見て来たいと思います。

■プレスリリース
4K映像の高画質を維持しながら、従来比約１/3に圧縮可能なビデオフォーマットに対応 運用効率を大幅に改善する4K XAVCレコーダー『PZW-4000』を発売
4Kファイル搬入に適した本機専用メディア SxSメモリーカードも発売
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201811/18-094/index.html