SSブログ

SONY、BS/CS4Kチューナー内蔵有機EL BRAVIA「A9G」シリーズを国内発売 [BRAVIA/WEGA/その他TV]

SONYは、CES2019で発表した、BS4Kチューナーを搭載した4K有機EL BRAVIAの最上位「MASTER」シリーズ「A9G」を国内でも発売すると発表しました。

KJ-65A9G_01.jpg
↑65型の『KJ-65A9G』

6月8日より順次発売。

77型『KJ-77A9G』、65型『KJ-65A9G』、55型『KJ-55A9G』の3モデルをラインナップ。販売予想価格と発売日は77型が100万円前後で6月15日、65型が55万円前後で6月8日、55型が35万円前後で6月8日となっています。

2018年10月に発売された「A9F」シリーズの後継機。クリエイターの制作意図を忠実に再現する最高峰「MASTER」モデルとしての画質性能や基本機能は継承しつつ、BS4Kチューナーの搭載やAirplay 2/HomekitのAppleデバイス対応、新ユーザーインターフェイスの導入等、使い勝手を向上させたとしています。

従来の5度傾斜スタンドから直立スタンドへとデザイン変更された他、スピーカーの構成が見直され、65型と55型は従来よりも導入し易い価格となっています。尚、77型サイズの大型有機ELモデルは2年振りの投入となります。

A9G_10.jpg
↑5度傾斜から直立スタイルにデザイン変更

いずれも4K/3,840×2,160pixの有機ELパネルを採用。搭載する高画質プロセッサーは、最上位グレードの「X1 Ultimate」。被写体毎に最適な高精細化処理を施す「オブジェクト型超解像」、超解像処理とノイズ低減のデータベースを組み合わせた「デュアルデータベース分析」、14bit相当の階調処理を行なう「Super Bit Mapping 4K HDR」と、SDR映像をHDR相当に高コントラスト化する「HDRリマスター」が可能。放送番組からゲーム、ネット動画など、様々な素材をデータベース型超解像処理で4K化する専用エンジン「4K X-Reality PRO」も搭載しています。

X1Ultimate_01.jpg
↑4K高画質プロセッサー「X1 Ultimate」

鮮やかな色を再現する「トリルミナスディスプレイ」に加え、独自のパネル制御で更に明るく、鮮やかな映像を描く「ピクセル コントラスト ブースター」も備えています。

HDR方式は、HDR10、HLG、Dolby Visionに対応。3D信号は非対応。Netflix画質モードを搭載します。画質部分での前モデルからの変更点は「HLGコンテンツのチューニング見直し」。現在放送されている4K/HDRのコンテンツを基に微調整を施し、4K/HDR放送に最適化したとの事です。

新4K衛星放送が受信できるBS4Kチューナー、地上/BS/110度CSデジタルチューナーをそれぞれ2基搭載。USB HDD(別売)を接続する事で、裏番組の録画も可能。録画に使用できるHDDは、USB 3.0準拠の容量160GB~16TB迄。尚、オートチャプター機能は搭載しません。

画面そのものを振動させて音を出力する「アコースティックサーフェイスオーディオプラス」を搭載。

背面には、新開発の20Wアクチュエーターを搭載。2個1組だったA9Fのアクチュエーターに比べ、音の混濁を抑制し、明瞭感と拡がりを改善したとしています。また新開発の10Wサブウーファーも出力はそのままに、厚みを半分にする事で筐体の薄型化を実現したとの事です。

スピーカーは、アクチュエーター×2とサブウーファー×2の2.2ch構成で出力は60W(A9Fは3.2ch/98W)となっています。

A9G_11.jpg

アンプはS-Masterデジタルアンプを採用。バーチャルサラウンド技術の「S-Forceフロントサラウンド」や声の音量だけをコントロールする「ボイスズーム」に対応する他、センタースピーカーモード、AVアンプと直接接続できるセンタースピーカー入力端子を備えています。また、2019年内のアップデートによりDolby Atmos音声の入力に対応するとの事です。

A9G_08.jpg
↑背面の中央付近(スリットの部分)にスピーカーユニットを搭載

ユーザーインターフェイスを刷新、番組表や入力切替画面などが変更されています。

番組表はタブの切り替えだけで地上/BS/CS/BS4K/CS4Kのチャンネル内容が表示できる様になり、最大4つまでオリジナルのタブも作成が可能。地上+BS+BS4Kなどの様に、視聴頻度が高いチャンネルだけをまとめた「マイ番組表」を作成する場合に重宝するとしています。尚、番組表は2K解像度となります。

A9G_09.jpg
↑各放送がタブで切り替えできる番組表

入力切替や設定画面は、タイル状のアイコンを画面下部に配置したデザインとなり、視聴中の画面がメニュー項目で大きくマスクされない様に改善されています。

A9G_12.jpg
↑入力切り替えでネット動画も選択可能な上、画面下部にアイコン表示される

A9G_13.jpg
↑設定変更もリモコンの「クイック設定」ボタンで変更可能に

搭載するOSは、Android 8.0(Oreo)で、映像/音楽配信サービスや写真鑑賞やゲームアプリ、音声検索等が可能。

iOSデバイスやMacを使った連携機能に対応。映像や写真などのデータをBRAVIAへストリーミング再生したり、端末画面をBRAVIA上にミラーリングする「Works with Apple AirPlay 2」、iPhoneのSiriを使ってBRAVIAを音声操作する「Works with Apple Homekit」をサポート。同機能は、後日アップデートでの対応を予定としています。

iOSデバイス/Mac以外にも、スマホからのコンテンツ操作が行なえる「Chromecast built-in」、付属リモコンかハンズフリーで本体に発話して音声操作を行なう「Google アシスタント built-in」、Amazon Alexa対応機器から音声操作できる「Works with Alexa」等をサポート。ソニールームリンク(DLNA)は、クライアント機能のみとなります。

無線式の新リモコンには、Hulu、Netflix、U-NEXT、Abema TV、YouTubeがワンプッシュで起動できるダイレクトボタンを搭載。他にも、GYAO!、Amazonビデオ、Niconico、dTV、スカパー! オンデマンド、ビデオマーケット、TSUTAYA TV、DAZN、Rakuten TV、FOD等の動画配信サービスに対応し、アプリボタンから手軽にアクセス可能です。

A9G_07.jpg
↑付属の新リモコン

スタンドは直立型。首振り機構の新専用金具『SU-WL850』(3.5万円前後)を使って、壁掛け設置する事も可能。最大スイーベル角度は77型で16度、65型で17度、55型で19度。壁からの最短距離は77型で60mm、65型/55型で51mmとなっています。

A9G_14.jpg
↑壁掛け利用のイメージ

A9G_15.jpg
↑壁掛け時はスイーベル可能

HDMI端子は4入力。全系統で4K/HDR機器との接続が可能な18Gbpsに対応。コンポジットビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン出力×1の他、3系統のUSB端子、LAN端子を装備。無線LANはIEEE 802.11ac/a/b/g/n。

消費電力は77型が666W、65型が482W、55型が386W。年間消費電力量は77型が302kWh/年、65型が248kWh/年、55型が206kWh/年。

スタンドを含む外形寸法/重量は、77型が172.1×30.2×100.1(幅×奥行き×高さ)cm/39.7kg、65型が144.7×25.5×83.8(同)cm/24.8kg、55型が122.6×25.5×71.4(同)cm/22.3kgとなっています。

A9G_06.jpg
↑スタンド部

高画質化に加えて、有機ELの弱点であるピーク輝度も若干改善されているみたいですし、UIも大幅に改善されているんで非常に楽しみな製品です。

ただ、A9Fでは3.2chだったアコースティックサーフェイスがA9Gでは2.2chになったのはちょっと残念ですね。大画面になればなる程、センタースピーカーの意義があるので、基本大画面の4Kテレビには向いている機能だと思っていたんですが…。

また、A9Fは床への直置きが前提だったので5度傾斜のデザインでしたが、55型で床置きってなかなかしないですし、海外市場の場合大画面テレビは壁掛けが多いんで、国内、海外どちらの需要も少なかったんでしょうね…。A9Gは直立デザインに変更して良かったと思います。

デザイン的にはかなり良いと思うのですが、唯一残念なのはリモコンのデザインです…。リモコン上部にネット動画向けの専用ボタンが設けられていますが、各社ロゴをそのままプリントしているんでゴテゴテとしてしまっています。以前のSONYなら絶対に採用しないセンスだと思います…。

とりあえず、実機が展示されたら画質評価に行きたいと思っています。

■プレスリリース
BS/CS 4Kダブルチューナー内蔵、テレビ番組もネット動画も美しく映し出す
有機ELテレビ『A9G』、液晶テレビ『X9500G』など4Kブラビア[レジスタードトレードマーク]全19機種発売
~映像と音の融合による新たな大画面での視聴体験を提案~
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201904/19-0423/




nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。