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SONY、20コマ/秒連射実現のCyber-Shot「RX100VII」発売 [Cyber-shot/α]

SONYは、1型CMOSセンサー搭載のサイバーショット「RX100」シリーズの新製品として、「RX100 VII(DSC-RX100M7)」を発売すると発表しました。

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発売日は8月30日。

販売予想価格は145,000円前後。ミラーレスの最上位モデル「α9」レベルの秒間20コマの高速連写等を可能としています。

既存のRX100VIユーザーが、光学ズーム倍率の高さや、高速AFなどの点を評価している事を受け、RX100VIIではミラーレス最上位「α9」の技術や要素を取り込み、進化させています。

その為「α9と、24~70mm、70~200mmレンズを1つのボディに凝縮した」、「ポケッタブルな“α9”」とも表現されています。尚、RX100VII発売後も、RX100VIは併売されます。

レンズは35mm換算で24~200mm/F2.8~4.5で、ツァイスのバリオ・ゾナーT*。レンズ部分の仕様は、RX100VIと同様となっています。

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センサーは新開発の、メモリー一体型の1型積層型CMOS。最新の画像処理技術を用いてスピード性能を高めています。有効画素は約2,010万画素。常用ISO感度は100~12800(拡張感度は64/80)。組み合わせる画像処理エンジンは、α9やα7R IIIと同じ、最新のBIONZ Xを採用。フロントLSIと組み合わせて使用しています。

これにより、最高約20コマ/秒の高速連写が可能。シャッターレリーズタイミングに関わらず、センサー像面上で最大60回/秒の頻度でAF/AE演算処理を行ない、複雑な動きで、スピードに緩急のある被写体でも高い精度でAF/AE追従できるとしています。

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撮影中のEVF、背面液晶モニターへの表示更新を秒間60回の頻度で行なう事で、タイムラグを可能な限り抑制。肉眼で被写体をとらえているような、ブラックアウトの無い連続撮影も可能。

電子シャッターを使う事で、シャッター音を出さずに撮影できるサイレント撮影機能も搭載。イメージセンサーからの高速読み出しにより、高速な被写体を撮影した際にも、歪みにくいアンチディストーションシャッターを実現しています。

新機能は「ワンショット連続撮影」機能。通常の高速連写は前述の通り秒間20コマですが、「ワンショット連続撮影」では1回のレリーズで1/90秒のスピードで、7枚の静止画(JPEG/RAW)を撮影できるもの。但し、シャッター長押しで、1/90秒のスピードで連写し続ける事はできず、1回レリーズの7枚撮影を繰り返す形となります。スピードは90/60/30fpsから選択可能。

20コマ/秒でも非常に高速な連写ですが、1/90秒では例えば、水風船が割れる瞬間の写真や、テニスのラケットにボールがヒットする瞬間等、決定的瞬間をより逃さず撮影できるとしています。

AF性能も強化。像面位相差AFセンサーは357点を備え、68%をカバー。コントラスト検出方式の測距点数は425点。0.02秒の高速AFで、1型センサーのコンパクトデジタルカメラとしては世界最速を謳っています。追従性能では、60回/秒でのAF/AE演算処理が可能。最新の動体予測アルゴリズムを用いて、高いAF追従性能を実現しています。

AIを活用したリアルタイムトラッキングも新搭載。色や模様、被写体距離からなる空間情報をリアルタイムに処理。シャッターを半押しするだけで、画面内で動く被写体を自動的に追尾します。

リアルタイム瞳AFも搭載。動体に対する瞳の捕捉精度を更に進化させています。フォーカスする瞳を自動的に選択する以外に、右目、または左手をあらかじめ指定する事も可能。タッチトラッキング時は、右目、または左目にタッチしてフォーカス合わせも可能。動物の瞳AFにも、新たに対応しています。

AF関連では他にも、フォーカスエリア枠の色がホワイトとレッドから選べる様になり、フォーカス位置を上下左右端で循環できる設定も追加。フォーカスエリア設定時に、ユーザーが頻繁に使うフォーカスエリアの種類だけを表示する事も可能。

補正効果4段の光学式手ブレ補正機能も搭載。HDR撮影にも対応し、オートHDRモード使用時の画質も改良。これ迄よりも広いダイナミックレンジでの表現を可能にしています。

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4K/30P迄の動画撮影にも対応。4K映像に必要な1.7倍の豊富な情報量を凝縮して4K映像を出力。オーバーサンプリング効果で、モアレやジャギーが少なく、解像感の高い4K画質を実現。フォーマットはXAVC S。4K/100Mbps、フルHDでは50Mbpsでの記録が可能となります。

尚、撮影時に電源が自動で切れる温度が設定できる様になりました。この設定を「高」にする事で、4K動画は連続5分以上の撮影が可能になります。「標準」にした場合は、4K連続撮影は約5分となります。

4K動画撮影時、手ブレ補正が利用可能ですが、新たに手ブレ補正のアクティブモードも利用可能になりました。これにより、従来比で最大8倍、ブレを抑えた4K動画が撮影可能。補正アルゴリズムの最適化により、フルHD動画撮影時の補正効果もアップしています。

スマホ向けのImaging Edgeモバイルアプリ「Movie Edit add-on」にも対応。撮影した動画をスマホ上で手軽に編集できる他、カメラから取り込んだジャイロ情報を使い、より強力な手ブレ補正をかける事で、ジンバルで撮影したかの様な滑らかな映像が作成可能。

動画撮影時のAF性能も向上。アルゴリズムを大幅に進化させ、精度、速度、追従性が飛躍的に向上。静止している被写体に対してピントがふらつかず、素早く動く被写体に対しても粘り強く追従し続けられます。

更に、動画撮影時のリアルタイム瞳AFにも対応。人物の瞳のみで、動物の瞳には非対応。静止画と同じく、タッチトラッキングとの併用も可能。リアルタイムトラッキングも動画撮影で利用でき、画面上で被写体をタッチすると、色、模様、距離、顔情報を分析しながら精度良く追従し続けます。

インターバル撮影にも対応。一定間隔で連続撮影をするもので、撮影したRAW、またはJPEG画像を使い、PC用ソフトでタイムラプス動画が作成可能です。

動画の縦位置情報記録も新たにサポート。カメラを縦にして撮影したデータにメタ情報を追加する事で、スマホなどに転送した後も、縦のまま動画を再生・編集でき、回転操作が不要になります。

マイク端子も新たに追加。外付けマイクが利用できる様になり、音にこだわった動画制作が可能になりました。

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↑側面にマイク端子も追加

細かな進化として、動画撮影時、ピント拡大の初期倍率を設定可能になりました。よく使う倍率を設定する事で、ピント拡大時の操作回数を抑えられます。XAVC Sファイルの名称設定にも対応。ファイル名に任意のプレフィックスを指定でき、複数台のカメラで撮影する現場でも、撮影に使った機材の識別等に利用可能となります。

外部録画再生機器とHDMI端子で接続中に、XAVC S 4K記録+記録モード24Pに設定すると、カメラ本体の液晶モニター映像を同時に出力できる様になりました。この設定では、顔認識やリアルタイム瞳AFも利用可能。

ポップアップ式の、0.39型有機ELビューファインダーを装備。3型92万画素の液晶モニターも背面に備え、チルトに対応。外形寸法は101.6×42.8×58.1(幅×奥行き×高さ)mm、重量は本体のみで約275g。

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↑ファインダーはポップアップ式

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また、RX100VIIには「シューティンググリップキット」(DSC-RX100M7G)というセットモデルも用意。カメラ本体に、シューティンググリップ『VCT-SGR1』、非売品のマイク用ブラケット、カメラ用バッテリの追加分1個をセットにしたものとなります。

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↑シューティンググリップキット『DSC-RX100M7G』

販売予想価格は155,000円前後となります。

『VCT-SGR1』をグリップとして使うと、手元でカメラのズームや静止画/動画撮影の操作が可能。グリップとしてだけでなく、小型三脚として使う事も可能。同梱のブラケットを使うと、マイク等、コールドシューアクセサリを装着出来ます。

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↑同梱のブラケットを使うと、マイクなど、コールドシューアクセサリを装着できる

動画撮影時の瞳AFに非対応とはいえ、ほぼα9/α7と同等の撮影機能を搭載していて、この価格というのはかなり破格ですね。

XAVC撮影時のファイルネーム設定が可能等、業務用ビデオカメラ同様の機能も搭載されていますし、マイク端子も追加された事で、より動画撮影を意識した作りになっています。

YouTube動画用や、自主映画のサブカメ等として使い勝手が良いかもしれませんね。正直欲しいですw

■プレスリリース
フルサイズミラーレス一眼カメラ『α9』同等の高速・AF性能を実現した
プレミアムコンパクトカメラ『RX100 VII』発売
~高倍率ズームや強化した動画性能も小型ボディに凝縮~
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201907/19-0726/




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