SSブログ

SONY、輝度6倍のOLEDマイクロディスプレイ開発、量産へ [テクノロジー]

SONYは輝度を世界最高級の同社従来比6倍の1平方メートル当たり3000カンデラに高めた有機ELマイクロディスプレーを開発しました。

ECX339A_01.jpg
↑画像は既発売の0.5型/1600x1200pixディスプレイ『ECX339A』

これまで主流だったデジタルカメラのファインダー用途に加え、第5世代通信(5G)のサービス開始を追い風に高輝度が必要なARグラス向け等の新規需要を狙うとの事。

2019年内の量産出荷を目指すとしています。

開発したのは0.7型で、解像度はフルHD。マイクロレンズ配列等を工夫し、有機EL層から発する光を同社従来比で3倍効率よく取り出せる様にしたとの事。同層の発光効率も向上させています。

従来の0.7型品は業務用ビデオカメラの電子ビューファインダー(EVF)等に使われています。新規需要を狙うARグラスは、目の前の現実世界と仮想映像をメガネ上で重ねる為、仮想映像は現実の明るさに負けない高輝度が求められます。

ARグラスのつる部分やレンズ上部に有機ELマイクロディスプレーを搭載し、光学技術を用いてレンズに投映する構造が一般的。SONYは今後も一段の輝度向上を進めるとしています。

SONYが2011年に事業化した有機ELマイクロディスプレーは現在、画郭や解像度、輝度等で仕様の異なる製品群を持っています。これ迄は高級デジカメのEVFとしての採用が先行して来ましたが、今後は5G時代を見据えてARグラスやVR用ヘッドマウントディスプレー機器への搭載拡大を目指すとの事。VRの没入感を向上させる大画面化も重要で製品の大型化にも取り組むとしています。

ARやVRグラスの利用は良いとして、EVFは止めた方がいいと思いますが…。この10年で映画制作におけるデジタルシネマカメラが格段に普及しましたが、その中で、結構な数のカメラマンがEVFの覗きすぎで片目だけ視力が落ちているといいます…。

確かにフォーカスはコントラストが高い方が取りやすいので、高輝度化は分かるんですが、それで視力が落ちるのは本末転倒な気が…。

最悪、小さいファインダーの中でシビアなフォーカス見なくてはならないならモノクロファインダー使えば良い訳ですし…。




nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。