SONY、第2世代8K液晶BRAVIA「Z8H」シリーズをCESで発表 [BRAVIA/WEGA/その他TV]
米SONYは6日(現地時間)、米国ラスベガスで開幕する「CES 2020」に先駆けて行われたプレスカンファレンスで、8K液晶BRAVIA「Z8H」シリーズを発表しました。
85型と75型の2機種をラインナップ。
発売日や価格などは後日案内するとしています。
SONYの8K液晶BRAVIAは、2019年発売「Z9G」(98型・85型、日本未発売)に続く、第2世代モデルとなります。液晶方式、フルアレイLEDバックライトを採用しています。
高性能プロセッサ「X1 Ultimate」と「8K X-Reality PRO」を引き続き搭載。映像をリアルタイムに鮮鋭・高画質化すると共に、独自の8Kデータベースを使い高品質な8K品質へとアップスケール出来るとしています。
Dolby Vision、Dolby Atmosをサポートする他、スタジオ品質のNetflixコンテンツを提供する「Netflix Calibrated Mode」、IMAX劇場の品質を家庭で再現する「IMAX Enhanced」にも対応。次世代ゲーム機との接続に備え、4K/120fps入力もサポートしています。
↑側面
↑背面
新しいフレームツイーターテクノロジーを搭載。「Sound-from-Picture Reality」機能により、スクリーンから直接音が聞こえているという感覚が楽しめるとしています。
↑利用イメージ
またあらゆる環境下において、映像と音声を最適化する新しい技術「Ambient Optimization」も新たに導入。部屋の周囲の光に合わせて画像の明るさを自動的に調整。音を吸収、または反射できるカーテンや家具等、部屋のオブジェクトを検出し、音質が損なわれない様に微調整する機能も備えるとの事。
Android TVを使い、様々なコンテンツやサービスに接続可能。Google HomeやAmazon Alexa対応デバイスなどのスマートスピーカーに対応し、ハンズフリー操作も可能。Apple AirPlay 2やHomeKitもサポートします。
付属リモコンはバックライト付き。2ポジションスタンドにより、横幅の限られたテレビスタンドでも設置可能との事です。
↑スタンドの位置を中央部にした場合
↑ベゼル部
昨年に続き、新モデルの8K液晶BRAVIAが登場する事は予測されていましたが、4K120p入力対応という事以外、Z9Gから画質面での改善は無さそうです。
※訂正:型番がZ8Hなのは、Z9Gに採用されていたBacklight Master Drive(BMD)では無く、手頃な普及価格帯を目指したからとの事です。ちなみに、「直下型LEDのローカルディミングではあるが、BMDの緻密な制御とは異なる」としています。
「Ambient Optimization」という画質音声の最適化機能が新搭載されながらも、型番がSONYのエースナンバーである「9」では無く、「8」というのはここら辺が理由な気がします。
当初、8K放送は世界中でNHKしか採用しないという触れ込みでしたが、昨年1月にパナソニック、サムソン、中国TLC等が「8K Association」という業界団体を立ち上げ、現在はそのメンバーを22社迄に増やしています(その中にはIMAXやIntelの名前も見られます)。
いずれの企業も今のところ技術と市場性の両面で8Kの可能性を探っている段階ですが、スペインの「Rakuten TV」(スペインのWuaki.tvを楽天が買収)、イタリアの「Chili」、アメリカの「UltraFlix」、ロシアの「MEGOGO」、フランスの「The Explorers」といった事業者は8K配信を推進しようとしています。
それらのOTT系サービスが8K配信を開始すると、当然最高の映像体験の提供を謳うNetflixの動きも変わって来ると思いますし、そこら辺の需要を見越して、SONYも8K民生に注力し始めたんじゃないでしょうか?
ちなみに、NHKの8K放送は現状60pですが、最終的には120pでの放送を予定しています。ただでさえ、配信より放送の方が技術的ハードルが高いのに更に海外OTT系が目指す8K60p放送よりハードルが高い120pを目指すというのは、テレビメーカーとしても頭が痛いでしょうね…。
■プレスリリース(米SONY/英文)
https://www.sony.com/content/sony/en/en_us/SCA/company-news/press-releases/sony-electronics/2020/sony-electronics-announces-new-8k-led-4k-oled-and-4k-led-models-with-advanced-picture-quality-and-sound-capabilities.html
85型と75型の2機種をラインナップ。
発売日や価格などは後日案内するとしています。
SONYの8K液晶BRAVIAは、2019年発売「Z9G」(98型・85型、日本未発売)に続く、第2世代モデルとなります。液晶方式、フルアレイLEDバックライトを採用しています。
高性能プロセッサ「X1 Ultimate」と「8K X-Reality PRO」を引き続き搭載。映像をリアルタイムに鮮鋭・高画質化すると共に、独自の8Kデータベースを使い高品質な8K品質へとアップスケール出来るとしています。
Dolby Vision、Dolby Atmosをサポートする他、スタジオ品質のNetflixコンテンツを提供する「Netflix Calibrated Mode」、IMAX劇場の品質を家庭で再現する「IMAX Enhanced」にも対応。次世代ゲーム機との接続に備え、4K/120fps入力もサポートしています。
↑側面
↑背面
新しいフレームツイーターテクノロジーを搭載。「Sound-from-Picture Reality」機能により、スクリーンから直接音が聞こえているという感覚が楽しめるとしています。
↑利用イメージ
またあらゆる環境下において、映像と音声を最適化する新しい技術「Ambient Optimization」も新たに導入。部屋の周囲の光に合わせて画像の明るさを自動的に調整。音を吸収、または反射できるカーテンや家具等、部屋のオブジェクトを検出し、音質が損なわれない様に微調整する機能も備えるとの事。
Android TVを使い、様々なコンテンツやサービスに接続可能。Google HomeやAmazon Alexa対応デバイスなどのスマートスピーカーに対応し、ハンズフリー操作も可能。Apple AirPlay 2やHomeKitもサポートします。
付属リモコンはバックライト付き。2ポジションスタンドにより、横幅の限られたテレビスタンドでも設置可能との事です。
↑スタンドの位置を中央部にした場合
↑ベゼル部
※訂正:型番がZ8Hなのは、Z9Gに採用されていたBacklight Master Drive(BMD)では無く、手頃な普及価格帯を目指したからとの事です。ちなみに、「直下型LEDのローカルディミングではあるが、BMDの緻密な制御とは異なる」としています。
「Ambient Optimization」という画質音声の最適化機能が新搭載されながらも、型番がSONYのエースナンバーである「9」では無く、「8」というのはここら辺が理由な気がします。
当初、8K放送は世界中でNHKしか採用しないという触れ込みでしたが、昨年1月にパナソニック、サムソン、中国TLC等が「8K Association」という業界団体を立ち上げ、現在はそのメンバーを22社迄に増やしています(その中にはIMAXやIntelの名前も見られます)。
いずれの企業も今のところ技術と市場性の両面で8Kの可能性を探っている段階ですが、スペインの「Rakuten TV」(スペインのWuaki.tvを楽天が買収)、イタリアの「Chili」、アメリカの「UltraFlix」、ロシアの「MEGOGO」、フランスの「The Explorers」といった事業者は8K配信を推進しようとしています。
それらのOTT系サービスが8K配信を開始すると、当然最高の映像体験の提供を謳うNetflixの動きも変わって来ると思いますし、そこら辺の需要を見越して、SONYも8K民生に注力し始めたんじゃないでしょうか?
ちなみに、NHKの8K放送は現状60pですが、最終的には120pでの放送を予定しています。ただでさえ、配信より放送の方が技術的ハードルが高いのに更に海外OTT系が目指す8K60p放送よりハードルが高い120pを目指すというのは、テレビメーカーとしても頭が痛いでしょうね…。
■プレスリリース(米SONY/英文)
https://www.sony.com/content/sony/en/en_us/SCA/company-news/press-releases/sony-electronics/2020/sony-electronics-announces-new-8k-led-4k-oled-and-4k-led-models-with-advanced-picture-quality-and-sound-capabilities.html
2020-01-07 13:00
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