SONY、非対称形ユニットで高音質化したBluetoothスピーカー3モデル発売

SONYは、Bluetoothスピーカーの新製品をとして、音質を中心にアップデートした『SRS-XB43』、『SRS-XB33』、『SRS-XB23』の3モデルを発売すると発表しました。



発売日は7月3日。

販売予想価格は『SRS-XB43』が23,000円前後、『SRS-XB33』が18,000円前後、『SRS-XB23』が12,000円前後となっています。

カラバリはXB43とXB33がブラック/ベージュの2色。XB23はブラック/ベージュ/ブルー/レッド/グリーンの5色を用意しています。


↑『SRS-XB43』のカラバリ「ブラック」


↑『SRS-XB43』のカラバリ「ベージュ」



↑『SRS-XB43』の利用イメージ

いずれもスピーカーの本質である「音質」を中心に大幅アップデート。X-Balanced Speaker Unitを搭載しています。これは、従来モデルXB22/XB32/XB41が丸形ユニットを採用していたのに対して、XB23とXB33では非対称形、XB43ではウーファーに超楕円形のユニットを採用。

筐体サイズは大きく変えず、それでいて振動板の面積を拡大しています。


↑XB43のスピーカーユニット

これにより、音圧がアップ。大音圧での再生に対応。同じ音圧で再生する場合にも、振幅が低減でき、歪みの低減に繋がっています。


↑『SRS-XB43』の内部構造

XB22は、42mm径の丸形ユニットを2基採用していましたが、XB23では42×51mmの非対称形ユニット2基にサイズがアップ。XB32は48mmの丸形×2基ですが、XB33では48×70mmの非対称形が2基になっています。


↑XB23のスピーカーユニット


↑XB33のスピーカーユニット

いずれもスピーカーユニットの先端を狭くする事で外側に音が広がり、音場再生の広がりがアップ。最適化された重量バランスを備えたオフセンターユニット設計により、ボーカルのクラリティも向上。振動中のユニットが回転する動きも抑制し、情報量が多く高音質化を実現したとしています。

XB41は58mmの丸形×2基だったが、XB43では61×68mmの楕円形ユニット2基にウーファーを変更。声に厚みが出て、低域再生が向上したとしています。

更に、パッシブラジエーターの配置位置を、従来の筐体前後から両サイドに移動。レイアウトを最適化する事で、パッシブラジエーター自体の面積を拡大。


↑『SRS-XB33』の利用イメージ


↑『SRS-XB33』のカラバリ「ブラック」


↑『SRS-XB33』のカラバリ「ベージュ」


↑『SRS-XB33』の内部構造

XB43では、X-Balanced Speakerのウーファーに最適な新設計のツイーターを搭載する事で、ボーカルのクラリティを進化させています。

振動板に発砲マイカを採用。剛性が高く軽量なのが特徴で、余計な振動を低減。高音質化へ貢献しています。

XB43/33は、「LIVE SOUND」という機能を搭載。DSP処理により歓声や拍手、余韻成分を効果的に拡散するもので、音が広がるとともに、「自宅にいながらライブ会場にいるような臨場感を味わえる」としています。

従来モデルはボーカルの声も一緒に広がっていましたが、XB43/33ではコアとなるボーカルの明瞭度はキープしつつ音を広げることを実現したとしています。

全モデルに、圧縮された音源で失われがちな高音域を効果的に補完する「DSEE」を搭載。圧縮率を上げても音質劣化が少なく、聞き疲れしにくい自然な音で楽しめるとしています。

Bluetoothのコーデックは、SBCに加えAAC/LDACに対応。XB43のみ、ステレオミニのアナログ音声入力も備えています。


↑『SRS-XB23』のカラバリ「グリーン」


↑『SRS-XB23』のカラバリ「ブルー」


↑『SRS-XB23』のカラバリ「レッド」


↑『SRS-XB23』のカラバリ「ブラック」


↑『SRS-XB23』のカラバリ「ベージュ」

XB23は、モノラルモードを搭載。横置きでのステレオモードに加え、縦置きした場合でも十分に音が広がる独自アルゴリズムを使ったのがモノラルモードだとしています。

尚、ステレオ/モノラル再生の切り替えは、アプリの「Music Center」から行ないます。XB23には、ストラップが付属していっます。



↑XB23にはストラップが付属


↑『SRS-XB23』の内部構造

XB43/XB33は、音楽再生と共に光るライティング機能を搭載。ライティングのデザインを従来モデルから刷新。XB23にライティング機能は搭載されていません。全機種はUSB端子をType Cに変更しています。

最大100台まで接続できるパーティーコネクト機能を搭載。従来の「ワイヤレスパーティーチェーン機能」から、光の動きや速さが進化したとしています。尚、パーティーコネクト対象機種はXB23/33/43のみで、ワイヤレスパーティーチェーンとの互換性は有りません。

XB43のバッテリ持続時間は、Staminaモードで約24時間、EXTRABASSモードで14時間。充電時間は約5時間。外形寸法と重量は、325×117×123(幅×奥行き×高さ)mmで、約2,950g。

XB33は、Staminaモードで約24時間、EXTRABASSモード14時間。充電時間は約5時間。サイズは246×106×97(幅×奥行き×高さ)mmで、約1100g。

XB23は、Staminaモードで約12時間、EXTRABASSモードで10時間。充電時間は約4時間。サイズは76×218×76×218mm、約580gとなっています。

XB40シリーズとXB30シリーズはデザインもさる事ながら、シックなカラバリのみのラインナップになりましたね。

正直、XB32の様に屋外でも自宅でも使えるのに、派手なカラバリの製品は自宅で利用する場合、家具や内装から浮いちゃうんですよね…。

屋外で使う事が前提のXB23はこうしたラインナップがあっても良いと思うんですが…。

XB33が気になるんで試聴したいと思うんですが、この手のポータブルスピーカーの試聴出来るところ少ないんですよね…。

■プレスリリース
さらなる高音質と重低音を実現する新開発の「X-Balanced Speaker Unit」で
スマートフォンの音楽も楽しめるEXTRA BASSシリーズワイヤレススピーカー
『SRS-XB43』・『SRS-XB33』・『SRS-XB23』発売
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/202006/20-0616/