NTTドコモ、au「Xperia XZ2」、「Xperia XZ2 Premium」発売 [Xperia]
ドコモ、auもソフバンに続いて「Xperia XZ2」を2018年夏モデルとして発売する事を発表しました。
↑au版Xperia XZ2『SOV37』
また、両社とも「Xperia XZ2 Premium」も夏モデルとして発売すると発表しました。
ドコモ版Xperia XZ2『SO-03K』はオンラインショップでの一括価格は9万4,608円、au版Xperia XZ2『SOV37』は価格未定ですが、『SO-03K』と同程度の価格と推測されます。
また、ドコモ版Xperia XZ2 Premium『SO-04K』はオンラインショップでの一括価格は11万7,752円、au版Xperia XZ2 Premium『SOV38』も価格未定となっています。
●Xperia XZ2(SO-03K/SOV37)
上位モデルとなるXperia XZ2 Premiumに比べると、Xperia XZ2は4K HDRディスプレイとデュアルカメラを搭載しませんが、それ以外の仕様は共通部分が多くなっています。
Xperia XZ2 Premiumは16:9アスペクト(3840×2160pix)のディスプレイを搭載しますが、Xperia XZ2は他社のハイエンドスマホでも採用されつつある18:9比率(2160×1080pix)のディスプレイを搭載しています。
アスペクト比の変更と狭額縁デザインにより、横幅は前モデルの「Xperia XZ1」の約73mmよりも小さい約72mmながら、ディスプレイサイズは約5.2インチから約5.7インチへと大型化しています。但しディスプレイ上端側はノッチデザインでは無い為、フルに画面を使えるものの、縦の長さは約148mmから約153mmへの大型化しています。
デザイン面では従来のXperiaシリーズが直線的な背面パネルだったのに対し、Xperia XZ2シリーズは握ったときの手への馴染みやすさを重視し、背面パネル全体が曲面となっています。この背面パネルはミラー加工を施し、曲面へと加工したコーニング社のゴリラガラス5を採用。
カメラや指紋センサー等は背面の中央に並べられ、シンメトリーなデザインに仕上げられています。カラバリはリキッドシルバー、ディープグリーン、アッシュピンク、リキッドブラックの4色。いずれのカラーもディスプレイ上下にも背面と同じカラーが施されていて、塗装はガラスの内側に施されている為、ひっかき傷などでロゴや塗装が剥げる事はありません。
↑『SO-03K』のアッシュピンク
↑『SO-03K』のディープグリーン
↑『SO-03K』のリキッドブラック
↑『SO-03K』のリキッドシルバー
↑『SOV37』のアッシュピンク
↑『SOV37』のディープグリーン
↑『SOV37』のリキッドブラック
↑『SOV37』のリキッドシルバー
背面カメラは上位モデルのXperia XZ2 Premiumと異なりシングルカメラ仕様ですが、カメラ機能は重視されています。センサは約1920万画素で1/2.3型のExmor RS for mobile。画像処理プロセッサーはBIONZ for mobileを搭載し、SONYのハイエンドレンズのブランドネーム「Gレンズ」を冠しています。
RGBC-IRセンサーやレーザーAFセンサー等も搭載。右側面の下端側にはカメラ操作専用のボタンが搭載されていて、これは静止画撮影時、半押しフォーカスも可能なシャッターボタンとして機能します。
Xperia XZ2 Premiumの高感度撮影等、デュアルカメラを使った機能には対応しませんが、4K HDRの動画撮影はXZ2 Premiumと同様にサポート。動画撮影時のフレームレートは、通常では30/60fps、4K HDRでは24fpsとなります。
スーパースローモーション撮影機能は従来モデルから強化され、フルHDでの撮影が可能となっています。笑顔や被写体の動きを検出する先読み撮影機能や被写体の動きを予測してフォーカスを合わせ続けるオートフォーカス連写、高速起動、ハンディカムなどの技術を応用した手ぶれ補正機能なども引き続き搭載し、日常のスナップ撮影も重視されています。一方でフォーカスを含めたマニュアル撮影も可能。
インカメラには約500万画素のExmor R for mobileセンサーを採用。従来機種でも搭載していた「3Dクリエーター」は、インカメラでの3Dスキャンも可能になっています。
チップセットはSnapdragon 845。メモリーは4GBでストレージは64GB。通信速度は最大958Mbpsに対応。指紋認証対応で、防水(IPX5/8)性能もサポート。ワイヤレス充電(Qi準拠)も利用可能。おサイフケータイやワンセグ・フルセグにも対応しますが、ワンセグ・フルセグの視聴には、同梱されるアンテナ機能付きのUSB Type-C-3.5mmオーディオジャック変換ケーブルが必要となります。
フロントステレオスピーカーは「Xperia XZ1」と比べて20%、音量をアップ。一方で3.5mmイヤホンジャックは搭載されない為、ヘッドセットを使うには同梱の変換ケーブルを使うか、USB Type-C接続のイヤホンやBluetoothヘッドセットを利用する必要があります。
同梱の変換アダプタでもハイレゾ品質のヘッドホンを使えば、ハイレゾ出力が可能。Bluetoothの高音質化規格であるLDACやaptX HDにも対応しています。
映像コンテンツなどを振動とともに楽しめる機能「ダイナミックバイブレーションシステム」を新たに搭載しており、リアルタイムでコンテンツの音を解析して振動パターンを生成し、新開発の振動デバイスが震えます。
↑動画の音やゲームのアクションに合わせてXperiaが振動する「ダイナミックバイブレーションシステム」
外形寸法は約72×153×11.1(幅x高さx厚さ)mm、重量は約198gとなっています。
●Xperia XZ2 Premium(SO-04K/SOV38)
↑au版Xperia XZ2 Premium『SOV38』
Xperia XZ2シリーズの最上位モデルとなり、au版『SOV38』はXperiaシリーズとしてはau初となるPremiumを冠するモデルとなります。カラバリは『SO-04K』、『SOV38』ともにクロムブラックとクロムシルバーの2色となります。
↑『SO-04K』のクロムブラック
↑『SO-04K』のクロムシルバー
↑『SOV38』のクロムブラック
↑『SOV38』のクロムシルバー
Xperia XZ2 Premiumは、Xperiaシリーズで初めてのデュアルカメラ構成の「Motion Eye Dual」を採用するモデルとなっています。約1,220万画素で1/2.3型のモノクロCMOSセンサーと、約1,920万画素で1/2.3型のカラーCMOSセンサーを搭載。2つのカメラのうち、カラーセンサーでは色情報を、モノクロセンサーでは輝度情報をそれぞれ取得し、高感度撮影機能が強化しています。
静止画では最高感度ISO51200で、動画では最高感度ISO12800で撮影可能で、夜間や照明の無い屋内な等、肉眼でも見えにくいような暗所の撮影が可能で、暗所でのノイズが抑えられています。
今回のデュアルカメラの為にSONYが開発した画像処理プロセッサー「AUBE」が2つのセンサーからの画像を融合処理。特に動画撮影時には、モノクロとカラーの2つのセンサーで捉えた映像をリアルタイムに合成し、水辺で夜景を撮る場合でも、水面のさざ波や、建物の窓、木々の葉等、ディテールを残して記録可能。「AUBE」は従来の「BIONZ」の代わりに搭載されています。
Xperia XZ2 Premiumは発売が8月と遅めという事もあり、高感度撮影のソフトウェアは開発中で、発表会の展示実機には最終盤のソフトウェアが搭載されていませんでした。発売時には上記の高感度撮影に対応していますが、更に発売後のアップデートで、背景をぼかすボケ撮影や、モノクロ撮影にも対応する予定との事です。
レーザーオートフォーカスやRGBC-IRセンサーを採用。レンズはいずれもSONYのハイエンド向けレンズブランド「Gレンズ」の名前を冠しており、モノクロ側はF値1.6、カラー側がF値1.8となっています。
右側面の下端側にはカメラ操作専用のボタンが搭載されていて、これは静止画撮影時、半押しフォーカスも可能なシャッターボタンとして機能します。
動画では4K HDRで撮影可能。動画撮影時のフレームレートはXZ2同様、通常では30/60fps、4K HDRでは24fps。
インカメラは13Mピクセルカメラ。3Dデータを作成できる3Dクリエイター機能は今回、インカメラが利用可能。自分1人で自分の3Dデータを作成でき、例えば写真の様にFacebookへ投稿可能。Facebook上では、Xperiaユーザー以外でも、3Dデータをそのまま鑑賞出来ます。
メインカメラにはメモリ積層型のセンサを搭載していて、従来モデル同様に960fps迄のスローモーション撮影に対応。しかし従来モデルはHD解像度迄でしたが、Xperia XZ2 PremiumとXperia XZ2はフルHD解像度でも撮影可能。
スローモーションにできる録画時間はHDサイズでは約0.2秒で、再生時に約6秒引き延ばされます。フルHDサイズでは録画も再生も半分の時間となります。画角はHD撮影時にはやや狭く(望遠側に)なりますが、フルHD撮影の場合、通常撮影と同程度になります。
5.8インチディスプレイを採用し、4K HDRで描画可能。4K HDRで撮影・表示できる唯一のスマホとなります。4K HDRでは無いコンテンツについても、4Kへアップスケーリングする機能に加え、通常の映像をHDR化アップコンバート機能も搭載しています。
↑SDRからのHDRアップコンバートにも対応
ディスプレイの解像度は3840×2160pixで、アスペクト比は16:9となります。Xperia XZ2 Premiumでは動画視聴を重視し、敢えてコンテンツの少ない18:9比率ではなく、4Kの標準解像度でコンテンツも多い3840×2160の16:9ディスプレイを採用しているとの事です。
ディスプレイが高密度化する一方、液晶のRGBピクセルに加え、白を表現するピクセルが追加され、「Xperia XZ Premium」と比べて、輝度が約30%増しているとの事です。
チップセットはSnapdragon 845。メモリは6GB、ストレージは64GB。通信速度は最大958Mbpsに対応。指紋認証対応で、防水(IPX5/8)性能もサポート。Xperiaシリーズとしては初めてワイヤレス充電(Qi準拠)も利用可能。
おサイフケータイやワンセグ・フルセグにも対応しますが、XZ2同様、ワンセグ・フルセグの視聴には、同梱されるアンテナ機能付きのUSB Type-C-3.5mmオーディオジャック変換ケーブルが必要となります。
ステレオスピーカーは「Xperia XZ Premium」と比べて30%、ボリュームをアップ。一方で3.5mmイヤホンジャックは搭載され無い為、ヘッドセットを使うには、同梱の変換ケーブルを使うか、USB Type-C接続のイヤホンやBluetoothヘッドセットを利用する必要があります。
同梱の変換アダプターでもハイレゾ品質のヘッドホンを使えば、ハイレゾ出力が可能。Bluetoothの高音質化規格であるLDACやaptX HDにも対応します。
映像コンテンツ等を振動とともに楽しめる機能「ダイナミックバイブレーションシステム」を採用。低遅延処理用のAPIを用いている一部のアプリでは、音の分析処理が出来ない為バイブレーションが動作しない事もあるとの事です。
また、Android 8.0から採用されたバイブレーションAPIを使ったゲーム等は、音と無関係に高性能な振動を起こす事が可能。SIEの「みんゴル」等が振動API対応ゲームとして案内されています。
ボディには側面にアルミフレームを用い、背面はミラー加工を施した3Dガラスを採用。Xperiaシリーズは従来、直線的な背面パネルを採用していましたが、今回のモデルでは握った時の手への馴染みやすさを重視し、背面パネル全体が曲面となっています。この背面パネルはゴリラガラスを変形させ、曲面へと加工したものとなります。
フロントの上下を含め、塗装はガラスの内側に施されているので、ひっかき傷などでロゴや塗装が剥げる事はありません。デュアルカメラや指紋センサー等は背面の中央に並べられ、シンメトリーなデザインに仕上げられています。
外形寸法は約80×158×11.9(幅x高さx奥行き)mm(暫定値)、重量は約234gとなります。
auからもXZ2 Premiumが発売されるのはちょっと驚きましたね。ハイスペックとはいえ、今どき16:9アスペクトディスプレイですし、でかいですし、そんなには売れないと思うんですが…。
XZ2はソフバンと異なり、グローバルモデルと同じ4色展開でちょっと安心しました。
■プレスリリース(SO-03K/SO-04K)
https://www.sonymobile.co.jp/company/press/entry/2018/0516_1_xz2_docomo.html
■プレスリリース(SOV37/SOV38)
https://www.sonymobile.co.jp/company/press/entry/2018/0514_1_xz2_au.html
↑au版Xperia XZ2『SOV37』
また、両社とも「Xperia XZ2 Premium」も夏モデルとして発売すると発表しました。
ドコモ版Xperia XZ2『SO-03K』はオンラインショップでの一括価格は9万4,608円、au版Xperia XZ2『SOV37』は価格未定ですが、『SO-03K』と同程度の価格と推測されます。
また、ドコモ版Xperia XZ2 Premium『SO-04K』はオンラインショップでの一括価格は11万7,752円、au版Xperia XZ2 Premium『SOV38』も価格未定となっています。
●Xperia XZ2(SO-03K/SOV37)
上位モデルとなるXperia XZ2 Premiumに比べると、Xperia XZ2は4K HDRディスプレイとデュアルカメラを搭載しませんが、それ以外の仕様は共通部分が多くなっています。
Xperia XZ2 Premiumは16:9アスペクト(3840×2160pix)のディスプレイを搭載しますが、Xperia XZ2は他社のハイエンドスマホでも採用されつつある18:9比率(2160×1080pix)のディスプレイを搭載しています。
アスペクト比の変更と狭額縁デザインにより、横幅は前モデルの「Xperia XZ1」の約73mmよりも小さい約72mmながら、ディスプレイサイズは約5.2インチから約5.7インチへと大型化しています。但しディスプレイ上端側はノッチデザインでは無い為、フルに画面を使えるものの、縦の長さは約148mmから約153mmへの大型化しています。
デザイン面では従来のXperiaシリーズが直線的な背面パネルだったのに対し、Xperia XZ2シリーズは握ったときの手への馴染みやすさを重視し、背面パネル全体が曲面となっています。この背面パネルはミラー加工を施し、曲面へと加工したコーニング社のゴリラガラス5を採用。
カメラや指紋センサー等は背面の中央に並べられ、シンメトリーなデザインに仕上げられています。カラバリはリキッドシルバー、ディープグリーン、アッシュピンク、リキッドブラックの4色。いずれのカラーもディスプレイ上下にも背面と同じカラーが施されていて、塗装はガラスの内側に施されている為、ひっかき傷などでロゴや塗装が剥げる事はありません。
↑『SO-03K』のアッシュピンク
↑『SO-03K』のディープグリーン
↑『SO-03K』のリキッドブラック
↑『SO-03K』のリキッドシルバー
↑『SOV37』のアッシュピンク
↑『SOV37』のディープグリーン
↑『SOV37』のリキッドブラック
↑『SOV37』のリキッドシルバー
背面カメラは上位モデルのXperia XZ2 Premiumと異なりシングルカメラ仕様ですが、カメラ機能は重視されています。センサは約1920万画素で1/2.3型のExmor RS for mobile。画像処理プロセッサーはBIONZ for mobileを搭載し、SONYのハイエンドレンズのブランドネーム「Gレンズ」を冠しています。
RGBC-IRセンサーやレーザーAFセンサー等も搭載。右側面の下端側にはカメラ操作専用のボタンが搭載されていて、これは静止画撮影時、半押しフォーカスも可能なシャッターボタンとして機能します。
Xperia XZ2 Premiumの高感度撮影等、デュアルカメラを使った機能には対応しませんが、4K HDRの動画撮影はXZ2 Premiumと同様にサポート。動画撮影時のフレームレートは、通常では30/60fps、4K HDRでは24fpsとなります。
スーパースローモーション撮影機能は従来モデルから強化され、フルHDでの撮影が可能となっています。笑顔や被写体の動きを検出する先読み撮影機能や被写体の動きを予測してフォーカスを合わせ続けるオートフォーカス連写、高速起動、ハンディカムなどの技術を応用した手ぶれ補正機能なども引き続き搭載し、日常のスナップ撮影も重視されています。一方でフォーカスを含めたマニュアル撮影も可能。
インカメラには約500万画素のExmor R for mobileセンサーを採用。従来機種でも搭載していた「3Dクリエーター」は、インカメラでの3Dスキャンも可能になっています。
チップセットはSnapdragon 845。メモリーは4GBでストレージは64GB。通信速度は最大958Mbpsに対応。指紋認証対応で、防水(IPX5/8)性能もサポート。ワイヤレス充電(Qi準拠)も利用可能。おサイフケータイやワンセグ・フルセグにも対応しますが、ワンセグ・フルセグの視聴には、同梱されるアンテナ機能付きのUSB Type-C-3.5mmオーディオジャック変換ケーブルが必要となります。
フロントステレオスピーカーは「Xperia XZ1」と比べて20%、音量をアップ。一方で3.5mmイヤホンジャックは搭載されない為、ヘッドセットを使うには同梱の変換ケーブルを使うか、USB Type-C接続のイヤホンやBluetoothヘッドセットを利用する必要があります。
同梱の変換アダプタでもハイレゾ品質のヘッドホンを使えば、ハイレゾ出力が可能。Bluetoothの高音質化規格であるLDACやaptX HDにも対応しています。
映像コンテンツなどを振動とともに楽しめる機能「ダイナミックバイブレーションシステム」を新たに搭載しており、リアルタイムでコンテンツの音を解析して振動パターンを生成し、新開発の振動デバイスが震えます。
↑動画の音やゲームのアクションに合わせてXperiaが振動する「ダイナミックバイブレーションシステム」
外形寸法は約72×153×11.1(幅x高さx厚さ)mm、重量は約198gとなっています。
●Xperia XZ2 Premium(SO-04K/SOV38)
↑au版Xperia XZ2 Premium『SOV38』
Xperia XZ2シリーズの最上位モデルとなり、au版『SOV38』はXperiaシリーズとしてはau初となるPremiumを冠するモデルとなります。カラバリは『SO-04K』、『SOV38』ともにクロムブラックとクロムシルバーの2色となります。
↑『SO-04K』のクロムブラック
↑『SO-04K』のクロムシルバー
↑『SOV38』のクロムブラック
↑『SOV38』のクロムシルバー
Xperia XZ2 Premiumは、Xperiaシリーズで初めてのデュアルカメラ構成の「Motion Eye Dual」を採用するモデルとなっています。約1,220万画素で1/2.3型のモノクロCMOSセンサーと、約1,920万画素で1/2.3型のカラーCMOSセンサーを搭載。2つのカメラのうち、カラーセンサーでは色情報を、モノクロセンサーでは輝度情報をそれぞれ取得し、高感度撮影機能が強化しています。
静止画では最高感度ISO51200で、動画では最高感度ISO12800で撮影可能で、夜間や照明の無い屋内な等、肉眼でも見えにくいような暗所の撮影が可能で、暗所でのノイズが抑えられています。
今回のデュアルカメラの為にSONYが開発した画像処理プロセッサー「AUBE」が2つのセンサーからの画像を融合処理。特に動画撮影時には、モノクロとカラーの2つのセンサーで捉えた映像をリアルタイムに合成し、水辺で夜景を撮る場合でも、水面のさざ波や、建物の窓、木々の葉等、ディテールを残して記録可能。「AUBE」は従来の「BIONZ」の代わりに搭載されています。
Xperia XZ2 Premiumは発売が8月と遅めという事もあり、高感度撮影のソフトウェアは開発中で、発表会の展示実機には最終盤のソフトウェアが搭載されていませんでした。発売時には上記の高感度撮影に対応していますが、更に発売後のアップデートで、背景をぼかすボケ撮影や、モノクロ撮影にも対応する予定との事です。
レーザーオートフォーカスやRGBC-IRセンサーを採用。レンズはいずれもSONYのハイエンド向けレンズブランド「Gレンズ」の名前を冠しており、モノクロ側はF値1.6、カラー側がF値1.8となっています。
右側面の下端側にはカメラ操作専用のボタンが搭載されていて、これは静止画撮影時、半押しフォーカスも可能なシャッターボタンとして機能します。
動画では4K HDRで撮影可能。動画撮影時のフレームレートはXZ2同様、通常では30/60fps、4K HDRでは24fps。
インカメラは13Mピクセルカメラ。3Dデータを作成できる3Dクリエイター機能は今回、インカメラが利用可能。自分1人で自分の3Dデータを作成でき、例えば写真の様にFacebookへ投稿可能。Facebook上では、Xperiaユーザー以外でも、3Dデータをそのまま鑑賞出来ます。
メインカメラにはメモリ積層型のセンサを搭載していて、従来モデル同様に960fps迄のスローモーション撮影に対応。しかし従来モデルはHD解像度迄でしたが、Xperia XZ2 PremiumとXperia XZ2はフルHD解像度でも撮影可能。
スローモーションにできる録画時間はHDサイズでは約0.2秒で、再生時に約6秒引き延ばされます。フルHDサイズでは録画も再生も半分の時間となります。画角はHD撮影時にはやや狭く(望遠側に)なりますが、フルHD撮影の場合、通常撮影と同程度になります。
5.8インチディスプレイを採用し、4K HDRで描画可能。4K HDRで撮影・表示できる唯一のスマホとなります。4K HDRでは無いコンテンツについても、4Kへアップスケーリングする機能に加え、通常の映像をHDR化アップコンバート機能も搭載しています。
↑SDRからのHDRアップコンバートにも対応
ディスプレイの解像度は3840×2160pixで、アスペクト比は16:9となります。Xperia XZ2 Premiumでは動画視聴を重視し、敢えてコンテンツの少ない18:9比率ではなく、4Kの標準解像度でコンテンツも多い3840×2160の16:9ディスプレイを採用しているとの事です。
ディスプレイが高密度化する一方、液晶のRGBピクセルに加え、白を表現するピクセルが追加され、「Xperia XZ Premium」と比べて、輝度が約30%増しているとの事です。
チップセットはSnapdragon 845。メモリは6GB、ストレージは64GB。通信速度は最大958Mbpsに対応。指紋認証対応で、防水(IPX5/8)性能もサポート。Xperiaシリーズとしては初めてワイヤレス充電(Qi準拠)も利用可能。
おサイフケータイやワンセグ・フルセグにも対応しますが、XZ2同様、ワンセグ・フルセグの視聴には、同梱されるアンテナ機能付きのUSB Type-C-3.5mmオーディオジャック変換ケーブルが必要となります。
ステレオスピーカーは「Xperia XZ Premium」と比べて30%、ボリュームをアップ。一方で3.5mmイヤホンジャックは搭載され無い為、ヘッドセットを使うには、同梱の変換ケーブルを使うか、USB Type-C接続のイヤホンやBluetoothヘッドセットを利用する必要があります。
同梱の変換アダプターでもハイレゾ品質のヘッドホンを使えば、ハイレゾ出力が可能。Bluetoothの高音質化規格であるLDACやaptX HDにも対応します。
映像コンテンツ等を振動とともに楽しめる機能「ダイナミックバイブレーションシステム」を採用。低遅延処理用のAPIを用いている一部のアプリでは、音の分析処理が出来ない為バイブレーションが動作しない事もあるとの事です。
また、Android 8.0から採用されたバイブレーションAPIを使ったゲーム等は、音と無関係に高性能な振動を起こす事が可能。SIEの「みんゴル」等が振動API対応ゲームとして案内されています。
ボディには側面にアルミフレームを用い、背面はミラー加工を施した3Dガラスを採用。Xperiaシリーズは従来、直線的な背面パネルを採用していましたが、今回のモデルでは握った時の手への馴染みやすさを重視し、背面パネル全体が曲面となっています。この背面パネルはゴリラガラスを変形させ、曲面へと加工したものとなります。
フロントの上下を含め、塗装はガラスの内側に施されているので、ひっかき傷などでロゴや塗装が剥げる事はありません。デュアルカメラや指紋センサー等は背面の中央に並べられ、シンメトリーなデザインに仕上げられています。
外形寸法は約80×158×11.9(幅x高さx奥行き)mm(暫定値)、重量は約234gとなります。
auからもXZ2 Premiumが発売されるのはちょっと驚きましたね。ハイスペックとはいえ、今どき16:9アスペクトディスプレイですし、でかいですし、そんなには売れないと思うんですが…。
XZ2はソフバンと異なり、グローバルモデルと同じ4色展開でちょっと安心しました。
■プレスリリース(SO-03K/SO-04K)
https://www.sonymobile.co.jp/company/press/entry/2018/0516_1_xz2_docomo.html
■プレスリリース(SOV37/SOV38)
https://www.sonymobile.co.jp/company/press/entry/2018/0514_1_xz2_au.html
2018-05-23 12:16
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