InterBEE2019に行ってきたVol.1(カメラ編) [プロフェッショナル映像機器]
今年も、幕張メッセで開催されたInterBEEに行って来ましたので、そのご報告です。
例年SONYブースは賑わっていますが今年もかなりの賑わいで、説明員に話を聞くのにも待たなくてはならない事が多くなってました。
取り敢えず全3回を予定していますが、第1回となる今回は、カメラ周りのコーナーのご紹介をしたいと思います。
●CineAlta VENICE『MPC-3610』
今年は通常の展示の他、カメラヘッド部をボディから切り離して延長ケーブルで5.5mまでヘッド部を取り回せるエクステンション・システムの展示も行われていました。
↑VENICEのエクステンション・システム
また、2020年2月リリース予定のファームウェアVer.5.0では、新たにHFR機能で4K 2.39:1=120fps、4K 17:9=110fps、6K 17:9=72fpsに対応する事や、ユーザーガンマ、ニー、ホワイトクリップ、ディテール、マトリクスなどに対応予定である事、水準器機能を追加する事を紹介していました。
ちなみに、VENICEの脇には、VENICEのルックを再現する撮影が可能なと謳うXperia 1も展示されていましたが、さすがにプロのカメラマン達は見向きもしていませんでしたw
↑Xperia 1も展示
まぁ、SONYのご愛嬌といった形で設置したんでしょうけど…。
●PXW-FX9
以前、製品発表のご紹介記事を書きましたが、2020年1月発売予定のXDCAMメモリーカードカムコーダーとなります。
今回のInterBEEの目的の一つがこのFX9を見て見たかったという程、個人的な興味があるカメラです。
下位モデルの『PXW-FS7II』は低価格ながらS-35サイズの4Kセンサー搭載レンズ交換式カメラという事で、国内では低予算映画やドラマに引く手あまた状態ですから、おそらくFX9も多用され、仕事上取り扱う事も多くなると思っての見学です。
FX9の特徴としては、VENICEに続き、SONYでは2番目となるフルサイズセンサーを搭載しているという事や、VENICE同様Dual Base ISO(ISO800/4000)を採用している点等が挙げれます。
また、手ブレ補正機能が独特で、XAVC等の撮影ファイルのメタに独自の手ブレ情報を記録。撮影後、Catalyst Browser(無償)やPrepare(有償)で手ブレ情報のメタを元に逆補正を掛ける事で手ブレを軽減した映像が作成出来るという機能も特徴となっています。
デモコーナーで手ブレ補正のデモも行っていましたが、Catalyst BrowserやPrepareでしか手ブレ補正出来ないので、イチイチこれらのアプリケーション使わなくてはならないのは手間ですね…。有償でも良いのでResolveのOpenFXでプラグイン提供してくれないですかね?
あと、Dual Base ISOの基準感度が、VENICEの500と2500というのと異なる事の文句を言ってやろうと思ったのですが、説明員がいなくてそれも叶わなかったです…。
●PXW-Z750
こちらも以前紹介した、XDCAMショルダーカムコーダーとなります。
特徴としては、4K 2/3型イメージセンサー搭載ショルダーカムコーダーとしては初の3板式カムコーダーとなります。
基本、番組制作用なので、ワタシの仕事上使われる事は無いと思いますが、一応新製品ですし、展示機をいじり倒して来ましたw
カメラの使い勝手はカメラマンじゃないんで正直深いところ迄は分かりませんが、さすがに3版式だけあって画のキレは良かったです。センサーサイズが2/3型という事もあり、パンフォーカス気味な事も相まってかと思いますが…。
↑カメラコーナーはこんな感じ
また、この数年恒例となっている大判センサー搭載のカメラ展示コーナーですが、昨年迄展示されていた大判ハンディカメラコーナーからα7シリーズが無くなってました。
↑大判センサー搭載ハンディカメラ展示コーナー
フルサイズで4K収録可能とはいえ、SONYがデジイチをプロの映像制作に使う事を推奨する様な展示は正直反対だったので好ましい事だと思います。
と、こんな感じで第1回は終了です。次回はモニター関連のご紹介を行いたいと思います。
例年SONYブースは賑わっていますが今年もかなりの賑わいで、説明員に話を聞くのにも待たなくてはならない事が多くなってました。
取り敢えず全3回を予定していますが、第1回となる今回は、カメラ周りのコーナーのご紹介をしたいと思います。
●CineAlta VENICE『MPC-3610』
今年は通常の展示の他、カメラヘッド部をボディから切り離して延長ケーブルで5.5mまでヘッド部を取り回せるエクステンション・システムの展示も行われていました。
↑VENICEのエクステンション・システム
また、2020年2月リリース予定のファームウェアVer.5.0では、新たにHFR機能で4K 2.39:1=120fps、4K 17:9=110fps、6K 17:9=72fpsに対応する事や、ユーザーガンマ、ニー、ホワイトクリップ、ディテール、マトリクスなどに対応予定である事、水準器機能を追加する事を紹介していました。
ちなみに、VENICEの脇には、VENICEのルックを再現する撮影が可能なと謳うXperia 1も展示されていましたが、さすがにプロのカメラマン達は見向きもしていませんでしたw
↑Xperia 1も展示
まぁ、SONYのご愛嬌といった形で設置したんでしょうけど…。
●PXW-FX9
以前、製品発表のご紹介記事を書きましたが、2020年1月発売予定のXDCAMメモリーカードカムコーダーとなります。
今回のInterBEEの目的の一つがこのFX9を見て見たかったという程、個人的な興味があるカメラです。
下位モデルの『PXW-FS7II』は低価格ながらS-35サイズの4Kセンサー搭載レンズ交換式カメラという事で、国内では低予算映画やドラマに引く手あまた状態ですから、おそらくFX9も多用され、仕事上取り扱う事も多くなると思っての見学です。
FX9の特徴としては、VENICEに続き、SONYでは2番目となるフルサイズセンサーを搭載しているという事や、VENICE同様Dual Base ISO(ISO800/4000)を採用している点等が挙げれます。
また、手ブレ補正機能が独特で、XAVC等の撮影ファイルのメタに独自の手ブレ情報を記録。撮影後、Catalyst Browser(無償)やPrepare(有償)で手ブレ情報のメタを元に逆補正を掛ける事で手ブレを軽減した映像が作成出来るという機能も特徴となっています。
デモコーナーで手ブレ補正のデモも行っていましたが、Catalyst BrowserやPrepareでしか手ブレ補正出来ないので、イチイチこれらのアプリケーション使わなくてはならないのは手間ですね…。有償でも良いのでResolveのOpenFXでプラグイン提供してくれないですかね?
あと、Dual Base ISOの基準感度が、VENICEの500と2500というのと異なる事の文句を言ってやろうと思ったのですが、説明員がいなくてそれも叶わなかったです…。
●PXW-Z750
こちらも以前紹介した、XDCAMショルダーカムコーダーとなります。
特徴としては、4K 2/3型イメージセンサー搭載ショルダーカムコーダーとしては初の3板式カムコーダーとなります。
基本、番組制作用なので、ワタシの仕事上使われる事は無いと思いますが、一応新製品ですし、展示機をいじり倒して来ましたw
カメラの使い勝手はカメラマンじゃないんで正直深いところ迄は分かりませんが、さすがに3版式だけあって画のキレは良かったです。センサーサイズが2/3型という事もあり、パンフォーカス気味な事も相まってかと思いますが…。
↑カメラコーナーはこんな感じ
また、この数年恒例となっている大判センサー搭載のカメラ展示コーナーですが、昨年迄展示されていた大判ハンディカメラコーナーからα7シリーズが無くなってました。
↑大判センサー搭載ハンディカメラ展示コーナー
フルサイズで4K収録可能とはいえ、SONYがデジイチをプロの映像制作に使う事を推奨する様な展示は正直反対だったので好ましい事だと思います。
と、こんな感じで第1回は終了です。次回はモニター関連のご紹介を行いたいと思います。
2019-11-21 13:01
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