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SONY、Anodroid OS搭載Walkman『NW-ZX507』を国内でも発売 [WALKMAN]

SONYは、IFA2019で発表したAndroid OS搭載のウォークマン『NW-ZX500』シリーズを国内でも発売すると発表しました。

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↑『NW-ZX507』のカラバリ「シルバー」

発売日は11月2日。

販売予想価格は8万円前後。ストレージは64GBモデルのみで、型番は『NW-ZX507』。カラバリはブラックとシルバーの2色となっています。

先だってご紹介した『NW-A100』シリーズ同様、OSにAndroid 9.0を搭載し、ストレージ内の楽曲だけでなくSpotifyやYouTube Music、Apple Music、Google Play Music等のストリーミング音楽も聴けるウォークマンとなります。

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ストリーミング音楽配信の利用者が増えている事などを背景に、再びAndroid搭載のウォークマンを製品化。Google Playからアプリをダウンロードして、音楽配信サービスやラジオなども楽しめます。

圧縮音源も自動的に「ハイレゾ級」高音質にアップスケーリングするというDSEE HXや、長年培ってきた高音質技術を搭載したデジタルアンプS-Master HXを搭載。CDやダウンロード購入した曲、ストリーミング楽曲などあらゆる音楽を1台でハイレゾ級高音質で楽しめるモデルとしてアピールしています。

DSEE HX搭載により、ハイレゾでない曲も、最大192kHz/32bit相当まで拡張。DSEE HXにAI技術を搭載し、ディープ・ニューラル・ネットワーク(DNN)により、再生中の曲のタイプをリアルタイムで解析。自動的に最適なアップスケーリングを行なうとの事。従来のDSEE HXが持つ、音の広がり感や奥行き感の補間効果に加え、曲のダイナミクスをきれいに再現できる様になり、音の「高さ感」の補間能力がアップしたとしています。DNNの構築には、大量の音源を用いた学習と、その評価が重要な為、音楽レーベルを擁するSINYグループの強みが活かされ、DSEE HXは「膨大な楽曲に出会えるストリーミング音楽で真価を発揮する」としています。

AI技術搭載のDSEE HXにより、曲のタイプに応じて最適なアップスケーリングを行ない、ストリーミング楽曲も高音質で楽しめるという。接続端子を従来のWM-PORTからUSB Type-C端子に変更したのも特徴。ヘッドフォン出力は従来モデル『NW-ZX300』と同様にステレオミニと4.4mmバランスの2系統を備えています。

再生対応フォーマットはZX300から変更はなく、DSDは最大11.2MHz、WAV 384kHz/32bit(float/Integer)、FLACは384kHz/24bit。MQAやApple Losslessなどもサポート。

尚、音楽専用機として高音質再生する為に、通常のAndroid端末とは異なるボリュームの仕組みを採用。通常のAndroid端末は設定画面の「メディアの音量」で音量が決まりますが、ZX500では、メディアの音量と、再生アプリの「Master Volume」の掛け合わせで音量を決定。Master Volumeは120段階の細かな音量調整が可能となっています。

従来通り、PCでCDリッピングまたはダウンロードした楽曲はMusic Center for PCでウォークマンの本体またはmicroSDに転送可能。なお、Macとの接続は、そのままつなぐと機器認識しない仕様となっており、検証済みアプリのAndroid file transferを使って接続するよう案内されます。

ZX500発売に合わせ、アイ・オー・データ製のCDレコーダー「CDレコ」がSONY公認製品となりました。ウォークマンに接続してスマホの「CDレコアプリ」からの操作でCD楽曲を直接転送できる為、PC無しでもCD楽曲を取り込めます。CDから転送した楽曲のジャケットや情報は、インターネット経由で自動取得。対応するCDレコの型番は、CDRI-LU24IXA、CDRI-W24AI2シリーズ。

Signatureシリーズのプレーヤー『DMP-Z1』(95万円)で採用した高分子コンデンサー「FT CAP2」を4基搭載。設計者が試聴を繰り返して再チューニングを実施。内部構造の改良により、ボーカルや楽器の伸び、透明感の向上、締まりのある力強い低域などを実現したとしています。

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↑高分子コンデンサ「FT CAP2」 を4基搭載

また、銅切削ブロックの搭載によりデジタルグランドを強化。楽器が同時に音を出した時の音の安定感を向上する為に、プレートではなく「銅のかたまり」を配置。電気回路の基準となるグランドが安定し、しっかりした低域を再生可能になるとしています。

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↑銅切削ブロックの搭載によりデジタルグランドを強化

更に、アナログ電源系統も強化。POS-CAPの容量を現行機『NW-ZX300』から2倍以上にアップ。これにより、アンバランス(シングルエンド)出力が47μFから2倍以上の100μFに向上。体積は8.2倍。アンバランス時も低域の再生能力の向上とスケール感が拡大したとしています。ヘッドフォン出力(ハイゲイン出力時)は、バランスが200mW×2ch、アンバランスが50mW×2chとの事。

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↑引き続き3.5mmのアンバランス出力に加え、4.4mmのバランス出力も備えている

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↑大電力が供給可能なPOP-CAP採用で出力が2倍以上にアップ

『DMP-Z1』で新開発した高音質はんだも新たに使用。既存の『NW-A50』シリーズでは最も音質に影響があるバッテリーと接続部のみに使用していましたが、ZX500ではヘッドフォン出力、バッテリー、電気二重層キャパシターのはんだ付け部にこの高音質はんだを使用。設計者が試聴を繰り返しチューニングを行ない、「よりダイナミックでゴージャス感のある音質を実現する」としています。

本体デザインも進化。ディスプレイはZX300の3.1型から、ZX500では3.6型に16%拡大し、1,280×720pixに高解像度化しています。尚、表面はZX300の非光沢から、Androidの基準に合わせて光沢タイプに変更されています。

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↑ディスプレイも大型・高解像度化

尚、Androidスマホとの主な違いとして、SIMを搭載しない為、ネット接続はWi-Fiを使用。また、カメラやスピーカーも非搭載となっています。

更に、要望が多かったというUSB Type-C端子を採用。充電や楽曲転送等にWM-PORTケーブルを使う必要がなくなりました。microSD/SDHC/SDXCカードスロットも装備。外形寸法は、約122.6×57.9×14.8(縦×横×厚さ)mmで、ZX300(約120.4×57.7×14.9mm/同)に比べてわずかに大きくなっています。重量は約164g(ZX300は約157g)。

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↑USB Type-C端子を採用。端子はボディ横に移動

Bluetooth 5.0搭載で、プロファイルはA2DP/AVRCP/SPP/OPP/DIDに対応。送信コーデックはSBC、AAC、LDAC、aptX、aptX HDに対応。新たにWi-Fiも搭載。IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応で2.4GHz/5GHzのデュアルバンド。加速度センサーやモノラルマイクも内蔵します。

連続再生時間は、FLAC 96kHz/24bitでバランスが約18時間、アンバランスが約17時間。BluetoothはSBCで約11時間(MP3 128kbps)、LDACで約8.5時間(FLAC 96kHz/24bit)。USB Type-Cケーブル等が付属します。

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↑底面はストラップホールのみ

Android搭載にあたり、再生アプリの「W.ミュージック」に加え、新たに「音質設定アプリ」も開発。DSEE HXなどウォークマンの高音質化機能を各音楽配信アプリなどにも適用/調整可能。

W.ミュージックは、音楽再生に特化したZX300など現行モデルの操作性を維持しながら快適に音楽を聴けるように開発されています。

A100シリーズ同様、通常の再生画面に加え、初代ウォークマンをイメージしたカセットテープ風のスクリーンセーバーも用意。再生画面で一定時間無操作の状態で移行。再生中にテープのハブが回転するビジュアルに加え、曲名やアーティスト名も表示されます。

価格的にA100シリーズの方が魅力的ですが、ZX507の方がデザインはカッコイイですね。余裕があればZX507を買いたいところですが、2~3年おきに買い替えているウォークマンに8万円は正直辛いです…。

あと、A100シリーズ以上にZX507はボディに金属を使用しているので、Bluetoothの感度が気になるところです…。

■プレスリリース
Spotifyなどのストリーミングサービスをハイレゾ相当の高音質で楽しめる
AIを活用した独自技術DSEE HX[トレードマーク]対応のウォークマン[レジスタードトレードマーク]NW-ZX500・A100シリーズ発売
https://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201910/19-1016B/




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